第109話 俺ニートとアリスは水の中
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
「あっ!」
「……?どうしましたか?」
「俺の水着買うの忘れていました……」
「わかりました。今から戻りますね!」
「……すみません」
アリスがせっかくいい気分なのに、俺の忘れ物のせいで
少し場の空気が悪くなりそうな気がした。
プールなどの予定は旅行初日に決まったことなので、
事前に水着を持ってくることはできなかった。
「淳一さんデパートに戻れました!」
「すみません。今買ってくるので個々で待っていてください」
そう言い終わった後、ダッシュでデパートの中に入り、
俺の水着を買った。
俺の水着は特に高くもなく普通のものだ。
「すみません待たせてしまって、買ってきました」
「はい!出発しますね」
ちょっとしたトラブルがあったものの、
なんとか準備が完了した。
そして数分後……今度こそ最初の目的地である。
プールへと着いた。
「それじゃあ早速着替えてください。俺はこっちにいきますので、終わったら流れるプールの前にいてください」
「わかりました」
サクッと着替え終わった俺は、一足先に流れるプール前で待った。
アリスはウェットスーツだから、きっと着替えに時間がかかるだろう。
待つこと10分……
もしかしたらウェットスーツの着方がわからないのでは……?
っと不安になりかけた頃……
「お待たせしました~」
アリスが小走りでこちらに向かってきている。
それにしてもさすがウェットスーツ。
アリスの肌を見せたくないという要望を見事に叶えている。
手足以外は完全に黒で隠れている。
「アリスさん、まずは流れるプールで泳ぎませんか?」
「はい!」
こうしてついに!念願の2人で泳ぐメインイベントが始まった。
最初の流れるプールは、比較的穏やかに楽しむことができるものだ。
ウォータースライダーは慣れてきたからやろうと思っているからだ。
俺たちはゆっくりと、タラップに足をかけ1段ずつ下りていく。
「わー!冷たいですね~」
「気持ちいいでしょう?水の中は」
「はい!冷たくて気持ちいいです!」
このやり取り……まるで本当にカップルみたいだな。
「流れるプールは泳いだりせず、普通に水の中を歩くだけでいいので楽ですよね」
「はい!泳げるかどうかは、ちょっとわからないので安心です」
「でも最後には泳いでみようかなとは思いますけどね」
まあ人混みの関係上、それをするのは海だと思うけどな。
「それにしても人がたくさんいますね~はぐれたりしないようにしっかりとそばにいますね!淳一さんもはぐれないように気をつけてください!」
「大丈夫ですよ!もう大人ですから」
「いえいえ、大人だからこそ油断しがちなんです。はぐれないように気を付けてください!」
「ハハっ……」
なーんてリア充っぽいやり取りをしながら、
10分ぐらい流れるプールで歩き続けた。
二人で泳ぐためだけに10万円。僕にはちょっと無理かもです(笑)




