第107話 俺ニートと勝ち取れ!夏の青春ワールド!
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
(…………)
肌を見せたくない……か。
パッと思いつくのはやけどかな。
やけどの跡が残っているというのなら、
確かに拒絶する理由はわかるかもしれない。
「もしかしてやけどの跡があるんですか?」
「…………」
アリスは何も喋らず、首を横に振るだけだった。
違う……のか。
「……どうしても……ダメですか?一緒に泳ぐというのは……」
「……すみません」
「どうしてもアリスさんと一緒に思い出を作りたいんです。今回旅行をするようになったのは、そのためでもあるんです」
本音を言えば最初はそんな目的はなかったが、映画館の件があり、
その目的が+された感じだけどな。
「…………」
「じゃあ、アリスさんが俺に何か1つお願いをしてもいいですよ」
「……どういうことでしょうか?」
「俺はアリスさんに、一緒に泳ぐことを提案しました。だから平等にするために、アリスさんも何か俺にお願いしてもいいですよ」
「……少し、考えてもいいですか?」
「はい」
アリスは何かを考えているようだ。
俺としては思い出を作るため、とにかく承認してもらいたい。
そのためなら、対価だってしっかりとするさ!
それから10分ほど、アリスは何も喋らなかった。
そして目的地である。プールに到着したとき、アリスは口を開いた。
「淳一さん、さっきの話なんですけど」
「はい」
「条件付きで一緒に泳ぐ……ということでいいですか?」
(……!)
やったぞ!ついにアリスが認めてくれた!
これでまた楽しい思い出を作ることができるな。
「ただその……ウェットスーツ着用で泳ぐっていうことでいいでしょうか?」
(…………)
そうきたか。まあこれは活発な男子からするとがっかりする展開だと思うが、
俺としては露出なんぞどうでもよかった。
とにかくアリスと思い出を作りたいだけだ。
「いいですよ。それで一緒に泳いでくれるのなら」
「ありがとうございます!」
「あぅでも!」
(……?)
「ウェットスーツを買うお金を持っていないんでした……すみません!今からリバーサル社に行って……」
「いいですよそれぐらい」
「……?」
「俺がウェットスーツを買ってあげます。だって少しでも長くアリスさんと一緒にいたいですから」
「……!」
今のはさすがにキモかったか?
せめて一緒に泳ぎたいとかにすれば良かっただろうか?
「本当に……いいんですか?」
「アリスさんウェットスーツ……持っていないんですよね?」
「…………」
図星か。
「それじゃあデパートに向かってください。ウェットスーツ身に行きましょう」
俺がなぜウェットスーツを買ってあげるのかって?
それは。今後俺が予定している『ある作戦』のために利用するからさ。
※当小説は今後出てくる2つのシーン以外お色気はありません。(当初の予定通り完結するのなら)




