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第3話 アリオとライオン
アリオと散歩しながら歩くと、いつも彼のパートナーであるライオンの姿が目に入ってしまう。
食物連鎖の頂点にふさわしい、毅然とした立ち振る舞いの動物であるが、里のライオンはみな穏やかだ。
立派なたてがみが特徴的で、もふっとしているため、とても触りたくなってしまう。
ボリュームのあるモフモフもいいが、ささやかなモフモフだって負けていない。
ライオンの頭にとまった小鳥を愛でては、ため息をつく。
小さな鳥のたまに頭ではねているふさっとした毛をなでるのもよさそうだ。
「お嬢は、本当に動物が好きだよね」
「そうね、大好きよ」
何せ死んだ直後にゲームの世界に行きたいと考えるほどである。
これで好きでなかったら、自分の心を疑わなければならなくなってしまうだろう。
「アリオは自分のパートナーを決める時に、どんな事を考えたの?」
「うーん、自分と一番愛称がよさそうな動物を選んだよ」
アリオと相性がよさそうといえば、喜怒哀楽が分かって、いろんなところを活動できで、行動力がある動物だろうか。
ライオンを選んだのは確かに納得だ。
あとは犬とかだろうか。
でも、犬はありふれているし、アリオは力が強い方だからライオンを選んだのかもしれない。




