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オープニング



 クラスメイト達が盛り上がってるみたいだ。


 私は、皆が何を話題にしているのか気になったので、話しかけた。


「ねぇ、何の話をしてるの?」

「実はね、おもしろゲームが発売されたみたいなの」


 私は、クラスメイトの女の子から聞いたその情報が、気になった。


 確かにそのゲーム、面白そう。


 ちょうどもうすぐお小遣いをもらえるから、見かけたら買ってみようかな。


「うん、やってみるといいよ。評判がすごくいいみたいだから。他の子も面白かったって言ってたし」





 天界ではちょっとした事件が起こっていた。


 どこかの誰かの神様がやたらめったら世界を創造しているものだから、一気に管理の者達がいそがしくなってしまったのだ。


 世界だけあって、魂がすかすかな状態ではバランスが悪い。

 だから、あっちこっちの世界から魂を移動させて調整しなければならなかった。


 おかげでみんな、激務の影響で痩せこけてしまっている。


 人々からは神様は万能な存在だと言われているようだが、実際はそうではない。


 ちょっとできる事が増えただけの生命である。


 だから、不健康になったりするし、睡眠不足になったりするし、疲労困憊で仕事が適当になったりもする。


 そんな中、神様の一人は、とある魂に注目した。


 ちょうど生を終えた魂には、強烈な願いを感じ取った。


 これは使えるかもしれない。


 そう思った神様は、その魂を移動させることにしたのだった。



 



 びっくりした。


「ここは一体……」


 呆然とする私は、しばらくそのまま立ち尽くしたあと、確信に至った。


 まさか、創作物の中でしか起こらないような出来事が、この体に起きるとは。


「まさか本当に、ゲームの世界?」


 私はどうやら異世界に転生したようだった。


 それも、乙女ゲームの世界に。


 それは、「アニマル・ラッキィ」というゲームだ。


 そのゲームの内容は、もふもふの毛並みのケモノ達がたくさん登場するというのが特徴だ。


 デフォルメされて、可愛い動物達が人気で、推しアニマルを作って愛でる人がいるらしい。


 そのゲームの中には、現実世界に存在する動物もいるがーー。


 ファンタジーにしかいない、異世界のユニークな動物達が、プレイヤーを魅了するのが売りだった。


 そんなゲームは、発売後にあっという間にヒットした。


 累計売上数がダントツで一番になり。


 知名度もうなぎ登り。


 乙女ゲーム好きなものなら、誰もが知る有名ゲームになった。


 料金も新作ゲームなのにリーズナブルで、ちょっとかわいい物好きの男の子や、子供も楽しめるから、幅広い層で人気になったらしい。


 多くのケモナー(もふもふ好きの人達)やちょっと動物に興味があるという人を虜にしたことによって、「アニマル・ラッキィ」はたちまち大人気・増産。


 各地のお店では品薄・品切れが続出してしまった。


 前世では、雑誌の広告やテレビCMとかでたくさん宣伝されていたのを覚えている。


 私もそんな「アニマル・ラッキィ」のファンの一人だ。


 たくさんそのゲームをやりこんだ。


 何回も周回した。


 だから前々から、叶う事ならそんな世界に行ってみたいと思っていたのだ。


 しかし、まさか現実になるとは思わなかった。



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