4話~だが、俺は如月真夏の優しさを無視する。~
今回はいつもより少し短いです。
ご了承ください。
世の中には、2種類の人間がいる。
大人数でいる事を好む人間と、独りでいることを好む人間だ。
俺は、どっちなのだろう。
確かに友達とか彼女とかは必要かもしれない。
でも、俺がそれらを手にしようとすることで傷つく人もいる。
俺は人を傷つけることが嫌いだ。
迷惑をかけることも、苛むことも。
だから、そのためなら俺はどうなっても良い。
傷ついても、迷惑をかけられても、苛まれても良い。
そうすることによって、誰かが報われるなら。
喜んでくれるなら、
俺という存在が……
俺じゃなくなっても良い。
§
1人でいたいかいたくないか。という質問だ。
そういう俺はどっちなのか。というとどちらでもないという答えになる。
例外だってこの世にはある。
俺は人間の誤差だ。
人間だけど人間の頭脳を卓越している。
誤差って言うと例えばほら、中学の理科の実験とかで出るべき数値が出なかった時とか、先生絶対言い訳するじゃん、
「まあ、誤差は見なかったことにしてください。」って。
ねえちょっと?俺は見なかったことにされるの?
だから中学の時1人で教室にいる事がちょいちょいあったのか。
詳細:)授業中に寝てしまい、次の時間が移動教室だったのにも関わらず、そのまま寝ていたのだが、みんな見て見ぬふりをするものなので、起きたら教室に誰もいないという状況ができた訳だ。
え、じゃあ俺は人間を卓越してる訳じゃないの!?
なぁんだ。がっかり。
閑話休題。
俺がなぜこんなくっそどうでもいい考え事をしていたかと言うと、
俺の大嫌いな音楽鑑賞の時間だったからだ。
4時間目、音楽。
お腹空いたし、早く終わらねーかなーとか思っていたので、暇を潰すために1人で考え事をしていたのだ。
これぞぼっちの特殊能力。
無駄に時間を潰す。という事はぼっちならば誰もが持っている特殊能力だ。ぼっちそれぞれに時間の潰し方があり、それはもう多種多様だ。
と、思う。あんまそういう人と話さないし、向こうも望まないだろう。だって、極端なコミュ障だからぼっちになってるようなもんだもん。
だから、これも俺の考えだ。
本題は音楽鑑賞についてだ。
音楽鑑賞はレポートとかを書くわけではなく、クラスの誰かが鑑賞後に感想を言えば良いだけなのだ。
勿論、俺なんかは発表しないので真面目な学級委員長さん達に任ている。
きっと、他のやつらも同じ考えだろう。
とにかく、俺が音楽を聞く必要はないのだ。
どうでもいいけど、とにかくって漢字で兎に角って書くんだって。
なんか、中二くせぇ……
俺は中二病を卒業したのである。大分前に。
あと卒業すべきなのは高校と、大学と、童貞だ。
いや、高1で童貞は当たり前だよな?なぁ?
……なぁ。
まあ、今みたいのをひたすら考えてるんだ。
「!?」
ポケットに入っているスマホが振動した。
幸い、スマホがバイブモードだったので着信に気付いたのは俺だけだった。
バイブってなんかエロいよな。
うわ、出ました変態師走くん。
また公式か。通知オフっとけば良かったとか思っていたが、
送り主を確認すると、
メッセージの送り主は如月真夏だった。
「授業暇だね。授業中バレないようにスマホで話そう。」
と言う内容だった。
俺らはカップルかよ。
というか、如月とは関わらないと決めたのを忘れていた。
きっと如月は俺が暇になっていると言うことを察したのだろう。
如月もぼっちだと如月は言っていた。
もしもそれが本当なら、誰とも話すこともできず、暇になっていることに共感したのだろう。
それに気付いて、俺を気遣ってメッセージをおくってきているのだろう。
きっと彼女だって、俺みたいなくそ人間にメッセージなんて送りたくないのだろう。
そんな気遣い、俺には必要ない。
俺はスマホをわざと大袈裟に地面に落とした。
そして俺に注目が集まる。
計画通り。
「ちょっと、授業中にスマホいじってたの?」
先生がそれに気付いて俺に怒鳴る。
これも計画の内だ。
「師走くん、授業後残りなさい。」
「はい。」
俺はまったく動じずに答えた。
俺の2つ席を挟んだ向こうにいる如月が俺を丸い目で見る。
俺の事は気遣わなくてもいいぞという意味で如月を見返した。
わかってくれたかどうかはわからないが、如月は下を向く。
その後は、授業が終わるまで俺は誰とも目を合わせずにらいつも通り、くだらない事を考えて過ごした。
ベートーヴェンの「運命」をBGMにして。
§
授業後に、さっきの件で先生に呼び出しをくらった。
音楽科担当の小平日和先生の生徒指導はとても長かったらしいが、俺は適当に流してたので短く感じた。
なんせ、これも計画の内だから。
教室に戻ると、如月が俺のところに来た。
予想通り。
「ねえ、さっきの私のせいだったらごめん。」
その声音は決して明るいものではなかった。
これも予想通り。
そして、俺はこのタイミングで俺の言いたかった事を告げる。
「俺に気遣ってるつもりなら、今すぐやめろ。」
「まって、後で話そう。」
後半、如月と被った。
「そういう話は、周りに人がいる所でするべきじゃないと思う。」
なるほど。如月もなにか言いたい事があるのか。
「そうだな。じゃあ今度どっかで集まるか。」
「わかった。後で連絡するね。」
「スマホとられてんだけど。」
「あ、そうだった。ごめん。」
少し良くなった如月のテンションだったが、スマホの話になりまたテンションが下がる。
流石にこれは気まずくなるわな。その気持ちは俺もわかる。
そして、沈黙が広がる。
静寂は好きだが、沈黙は嫌いだ。居心地が悪い。
静寂と沈黙は別物だ。
静寂は自然と静かになっているという事で、沈黙は意図的に黙っている事を指す。
この静けさは意図的だ。
「あ、俺、いつも飯1人で食いにいってるから。」
もう流石にいず楽なったので俺から口を開いた。
「そっか、じゃあ後で。」
如月も重々しく口を開く。
そして、俺と如月は、それぞれ反対方向に重い足取りで歩んでいった。
§
いつもの廃教室で弁当を食べる。
入学式から1週間、そして如月と出会ってから1週間。
高校での生活は大分馴れてきたし、
初日と比べてかなり過ごし方も変わった。
だが、如月との関係は初日から変わっていない。
それでいいんだ、それで。
俺達が出会った意味なんてない。運命でもない。
ただのまぐれだ。偶然だ。
これに意味を感じでいるようじゃ、また迷惑をかけてしまう。
俺が如月の事が気になっているのはわかっている。
好きになったら、また如月に迷惑をかける。
だから、このままでいい。
俺達はこれ以上お互いに踏み込んではいけない。
近くて遠い存在なんかじゃなくていい。
遠いし、遠い存在でいい。
だから俺は、今日で人世を元に戻す。
やり直す事は出来ないけど、恰もなかったかのようには出きる。
だから、遠ざけて出会って無かったかのようにする。
これが大正解。模範解答のはずだ。
だがこの時、この行動が如月に余計に迷惑をかける事になるのに、
俺は気付いていなかった。
今まで活動報告で設けていた感謝コーナーなどを
あとがきに持ってくることにしました。
4話でした。
この回は今までとはちょっと雰囲気が違う回となりました。
おそらくこの回から話が動き出すことになると思われます。
真夏と咲良の関係性に注目です!
そして、次回から新キャラ登場です!
乞う、ご期待!
はい、感謝コーナーです。
鈴木さん。(偽名)
昨日はお世話になりました。(笑)
モンスターのおかげでがんばれました。
もうあれです。じゃんじゃん拡散しちゃってください。
あ、校内はダメね?
だーやすさん。感想ありがとうございます。
今度、もう少し話が進んだらキャラ図鑑みたいな
のを作ってみる事します。
ありがとうございます!感謝感謝!
そして、家族。
ねぇ、なんかもっと良い言い方ないですか?
悲しくなりましたよ。
あと、学校サボるなとか言わないで。
最後に読んでくださった方!
もう読者は神様です。ありがとうございますじゃ
足りないくらい感謝です。(語彙力)
神様にお願いが出来るなら1つお願いがしたいです。
レビューしてほすぃですぅ!
すいません。とにかく、次回も読んでくださると助かります。
それでは、5話でお会いしましょう、
See! You! Again!




