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正月特別話~こうして、俺達の祭りは幕を開ける。~

あけましておめでとうございます!


正月特別話です!


数ヵ月後の話なので、ほんの少しネタバレあります。


ほんの少しですよ!?一%もないくらいですよ?


では、本編、どうぞ。

2021年、1月1日、


正月であり、俺の誕生日である。


俺は16歳の誕生日を迎えていた。


俺は人生で初めて、家族以外に誕生日を祝ってもらえているのだ。


もう、感動で泣いちゃいますよ。


うわーん!うれしーよありがとー!


心の中で感動していると、急に部屋が真っ暗になった。


そして如月が口を開いた。


「せーのっ!」


「ハッピバースデートゥーユー♪」


誕生日の歌。それは、世界で最も歌われている歌だと言う。


だが、俺にとっては人生に初めて歌われる。


聞いたことはあるのだが、相手が俺にというのはなかった。


家族ですら小さいケーキ渡して終わりですよ?


俺って本当に師走家?


「誕生日おめでとー!」


だが、今年の誕生日は違う。


「はい!私から師走くんにプレゼント!」


そこそこ大きめなプレゼントボックスを受けとる。


プレゼントボックスて、ゲームかよ。


「おう、ありがとうな如月。」


すると、次は弥生が来る。


「僕からもプレゼントだ。」


いつも通りの男口調で今度は小さめなプレゼントを渡してくる。


「弥生、まさか、指輪とかじゃない、よな?」


弥生をからかいたくなったので俺は、弥生をおちょくる。


「なわけないじゃないか!!」


予想通り弥生は照れる。


もう可愛い。ここにいる女子全員可愛い。


十人十色で可愛い。


去年との変わりようがパない。


「冗談だよ。」


次は睦月が来る。わっデカっ!


「よいしょっ!これが僕からのプレゼントだよ。」


「おおっ、あ、ありがと、う?」


もう、ここまで来るとちょっと迷惑レベル。


てれてれってってってー♪


師走咲良はレベルがあがった!


「レベル2」


いや、小心者!?


素晴らしい連想ゲームだと感心していた所にまた新しい美少女が表れる。


「さくちゃん、おめと!」


おめと!ってなんだよと言おうとしたけど知ってました。おめでとうの略ですよね。おめと!って本当に使うんだね。


「ありがとうな。」


「今度なんか買ってね?」


こいつは相変わらずあざとい。やっぱ妹みたいだ。いや、夢叶のほうが可愛い。


「そのうちな。」


んっと次は誰だ?


「誕生日おめでとう。」


この爽やかな笑顔の持ち主は、


……えっと、みなもと?


あ、そうそう、頼朝くんだ!


頼朝くんからはちょっと、いらないな……


「あ、ありがとう。」


「気にすんな。」


んん……なんかちょっと恐い……裏がありそう。


あ!思い出した!義経くんだった!


いやもうやめたれよ。正解は水無月くんでした。


次は?胸の大きい木陰さんか。


あーもー年始早々胸胸言うなって。オッパイ星人かって。


えー古いー。何十年前ー?


「はーいプレゼントー!」


やっぱ体力エグイなこのひと。


20代とは思えない。


「ありがとうございます。」


一応こう見えて年上なので敬語を使う。


次が最後、かな?


「おめでとー!」


最後のプレゼントは家族からだった。


……みんな!


俺は思わず家族に飛びついた。


「咲良、誕生日おめでとう!」


お父さん!


「産まれて来てくれてありがとう!」


お母さん!


「お兄ちゃん、みんなに見られてるよ。」


夢叶!……あれ?


「だから、恥ずかしいよ。」


さっきまでの涙はどこかに消えてしまった。


まいっか。去年までの俺なら有り得なかっただろう。


俺はいつからこんなに恵まれていたのだろうか。


「さあみんな!食って食って食いまくるぞぉ!」


「その意気よ!パパ!」


なんだこの両親……


「っしゃあ!食べるぞぉ!」


え?雨水くん、いつからいた?気付かないくらいのモブキャラさ……


上位グループなのに凄いよ雨水くん!


いや、ちげーよ、なんでお前がくんだよ関係ねーだろ。


雨水の言葉を合図に一斉に皆が食べ物に襲いかかった。


「師走さん、料理素晴らしいですね。」


「あらま!水無月くんお世辞の上手い子ね!」


「いえいえ、お世辞なんかじゃありませんよ。」


水無月は微笑する。


お母さん騙されるな。こいつにゃー裏がある。


お母さん将来オレオレ詐欺に会わないでね!?


……俺から。


俺なら成りかねないよなほんと。お金無くなってどうしようもなくなりそう。


そこからしばらく俺達は和気藹々とご飯を食べていた。


「ぷはぁ!お腹いっぱい!」


と皐月は良いながらフライドポテトを摘む。勿論、セコマのフライドポテトだ。


なんかこれ旨いんだよな。皮付き最高!


「皐月、そんなに食ったら太るぞ。」


すると皐月は顔を赤くする。


「ちょっと、それは女子には禁句だよ!?」


はいはいわかってますよ。


「ふっ、悪いな。」


「なんで今鼻で笑ったし!?」


襲いかかろうとしてる皐月を抑えつつ、俺は睦月の箱に目を向ける。


いったい何が入ってんだ?


「睦月、開けていいか?」


俺が問うと睦月がこっちに来た。


「いいよ!びっくりしないでね?」


え!?なにそれこわい。びっくり箱かなにか?


さっきからネタがちょいちょい古いんだよな。


そんなの関係ねぇ!はい、オッパッピー!


いいぞ、徐々に時代が近付いてるぞ!


俺は睦月からのプレゼントを開ける。


!?……これはっ!


新しいゲーム機!


もう、思わず睦月に抱きつきそうになった。


「ありがとう!!」


「どういたしまして!」


俺が感極まっていると、今度は弥生が来る。何このリレー方式。


「あんさ、今思ったんだけど、あんた師走って苗字なのに一月生まれなんだな。」


弥生は俺にいつも通りの男口調で言ってくる。そして、そこそこ痛いところ突かれた。


本人はおそらく悪意をもって言っている訳では無いのだろう。


だが、それがまた悲しくなるのだ。


流石、ああみえて意外と天然な弥生さん。


「別にいいだろ俺の家族全員12月以外なんだからよ。ところでお前は何月生まれだ?」


「ぐはっ!?」


弥生の誕生日は8月でした。だってメールの名前が


「HINATA0803✨♥」


だったもん。


意外と可愛い。


っつーか人の事言えないのにディスろうとするとかやっぱ、弥生さん天然っすわ。


もう国の天然記念物に指定されるべき。


そして如月が来る。


「如月、お前が皆を呼んでくれたんだろ。ありがとな。」


「ううん。気にしないで。」


如月が俺に微笑みかけてくる。


如月は優しい。昔から変わらない笑顔を俺に見せてくる。


「でも、雨水くんは誘ってないんだけどね。」


うん。聞かなかった事にしよう。


俺は再度周りを見る。


俺の両親に媚を売る水無月。


キャッキャいってる皐月。


楽しそうに笑っている睦月。


相変わらず姉の相手になってる師走。


夢叶と遊ぶ如月。


そして、祝って貰う俺。


なんか、こういうの良いな。


師走家は祭さながら、今までで一番盛り上がっていた。


......おい、水無月、媚を売るな。



§



時間は20:00になろうとしていた。


ご飯もなくなり、まったりタイムと化していたのた。


ここで、如月が1つ提案してきた。


「折角だしさ、みんなでカラオケいこうよ!」


真っ先に水無月が反応した。


水無月と如月には去年の5月辺りからいざこざがあったのだが、いつのまにか気になんなくなっていた。


「そうだね、いいんじゃない?」


「そういえばしばらく私歌ってないなー。」と皐月。


水無月と皐月は5月辺りにいざこざがあったのだが、斯々然々あって解決した。


「カラオケかぁ、楽しそうだね!僕も行くよ!」


睦月も得意技、「Ride flow」訳)流れに乗る


を使い、賛同した。


睦月と水無月は5月辺りにいざこざあったのだが、緩和したようだ。


いや、水無月いざこざ起こしすぎ。


「みんないくなら、僕も行ってやるよ。」


口調こそ男で強い反面、顔を染めて弱々しい声で弥生が言う。


もう、はっきりしろよ。


皐月が俺の肩をポンポンと叩く。


「もち、さくちゃんも行くよね!」


もちってなんだよって言おうとしたけど知ってました。もちろんの略ですよね。もちって本当に使うんだね。


「じゃあ行ってやるよ。」


素っ気なく言うとわーわーと周りが喜ぶ。


必要にされてるっていいな......


「......あれ?俺は?雨水忘れてないか?」


なんか聞こえる気がするけど幻聴か。


モブはおいとこう。



§



俺達は近くのカラオケボックスに来ていた。


俺は初めて他人とカラオケボックスに来た。


「じゃあ最初に私歌うね!まなっちも歌おう!」


まなっちは如月の事だ。こいつの名付けセンスは皆無だが、そのシンプルさのせいかなぜか気に入ってしまう。


俺もなんだかんだでさくちゃん気に入ってるしな。


「いいよ!」


皐月が歌っているのは昼休みとかになんかふざけてうたってんのは見たことあるけど、如月の歌っているのは見たことがない。


そういやー如月はああ見えてぼっちだったんだ。


ぼっちとは言うもののそこまで如月はぼっちじゃないと思う。


孤高の魂を持った俺こそ真のぼっち。


「じゃあ歌おう!」


その後俺達は二時間ほど歌っていた。


訂正、俺以外。


もうそろそろ帰るかムードが出ていたので俺が帰り支度をしていると、如月からマイクを渡された。


「今日の主役は誰だと思ってんの?」


みんなの視線が俺に集まる。


「そうだよ。弥生くんが歌わなきゃ!」


「僕も歌うからさ!」


「さくちゃん歌ってよぉ。」


「あんたの誕生日だろ。歌えよ。」


みんなが口々にいう。


「下手でもいいか。」


「もちろん!!」


みんなが口を揃えて言う。


なにその威圧。


「聞いて驚け。」


聞かせてやる。1人カラオケで鍛えてきた歌唱力を。


俺はいつも歌う曲を選曲する。


そして、俺が加わった事により、()達の祭りは幕を開ける。

あけましたおめでとうございました。


2019年です。


わ!受験だ!


受験の恐怖におびえる榊原神です。


申し訳ないんですが、11話は今日はだせません......


そして、報告!来週に、キャラクターブック的なのを作ります!


正月特別話楽しんでくださったでしょうか?


以上です!


お正月、札幌某所のモールのフードコートにて。

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