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ブレイド・ハンター  作者: 五月雨 椛
7/14

6話 短剣

大変遅れました・・・


6話です・・・

「先手必勝!」


私はシックル・オブ・アダマズを展開しながら、ミルに向かって走り出す。


そして、彼女に向かって鎌を振り下げる。


しかし、彼女が近くの樹木に触れると次の瞬間彼女の姿が消えた。


「まずい!」


私が先手を打つはずが逆に先手を打たれた。このままでは、すぐに死角から殺られてしまうだろう。


とりあえず、シックル・オブ・アダマズで自分の周りの重力を大きくする。これで多少被弾率が下がるだろう。


背後からの殺気を感じ、とっさに振り向いた。


思った通り飛んできたナイフは重力の影響で地面に突き刺さる。


「やった!!」


「重力を大きくしていたんだ。」


喋りながら木から出てくるミル。


「足元見てみ。」


「へっ?」


言われた通り足元を見る。


「あっ!」


私の足元には氷が張ってあった。もちろん、その影響で私の足は動かなくなっていた。


「何これ!」


「氷属性の魔法をナイフにかけてみたんだ。」


ミルは多少魔法が使える。


「本当はその部位に当てて、その部分を凍らせたかったんだけど、こんな使い方もあるよ。」


「もしかして今日これを試すために私と戦おうって・・・」


「えっ?そうだよ。」


満面の笑みでミルは言う。


「・・・・・」


私は魔法弾の対象を彼女にし、放つ。


しかし、すぐに彼女は木の中に入り込む。


「ミルの奴~!」


私はすぐに足元に張ってある氷を割る。


一見、ミルの能力には欠点がないように見えるが、何回も連続での能力の使用は体に負担をかける。そのため、絶対にどこかで能力を使う為の魔力をチャージする必要性がある。きっと、能力を使わずに私に接近戦を仕掛けて来るだろう。


さっきのように自分の周りの重力を大きくしたまま、あの氷属性ナイフを投げられてはたまらないので、色々な方向から飛んでくるナイフを鎌ではじき、重力を使い避ける。

しかし、飛んでくるナイフの数が多いため、数本のナイフが体をかすめる。


彼女の能力は持続性が高いので、なかなかナイフによる攻撃が止まらない。


すると、いきなりナイフの襲撃が止まる。


「あれっ?」


間髪いれず、ミルは真上から短剣「アゾット」二本で攻撃をしてくる。


アゾットは、そのものをコピーし、そのコピーしたものを収納する能力がある。彼女が使うナイフはアゾットを小さくコピーしたものだ。もちろん、銀で出来ているので、ディスペアにも有効だ。


真上から攻撃してきたミルをはじき飛ばし、すぐに鎌を横に振るが、彼女の短剣に受け止められる。


彼女は鎌を受け止めていない方の短剣で私を刺そうとする。


私はその攻撃を回避しつつ、魔法弾を「通常型」に切り替え、放つ。


「通常型」は威力がそこそこだが、反動が少ないため、連射がきき、射程も長い。ただし、魔法弾が当たる範囲が狭いので、ある一定の部位を狙うのは得意だが、広範囲に魔法弾をあてるのは苦手だ。

ミルの武器「アゾット」は神話から取りました。

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