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ブレイド・ハンター  作者: 五月雨 椛
6/14

5話 恋人

5話でーす。

「お帰りなさい。ルル。」


「はーっ、疲れた!」


私はベッドに飛び込んだ。


「夕食食べる?」


そう聞いてきたのは幼馴染のミルニシア・レージュ。名前からも分かるように、私と同じレージュ出身だ。また、ミルは生まれつき「植物を通じて移動できる」能力を持っている。それを駆使して戦うのがミルの戦法だ。


「うん。いただく。」


私が夕食を食べている途中、ミルが尋ねてきた。


「今日はどうだった?」


「うん。男の子を探しに森に入ったらディスペアがいた。」


「えっ!?いたの!?」


私は首を縦にふる。


「珍しいわね。戦っててどうだった?」


「うーん・・・まあまあかな?」


私はまあまあな反応をする。


「ふーん。そう。」


ミルもまあまあな反応をする。


「そっちはどうだった?」


私が尋ねる。


「うーんと、見回りだけかな。」


トルミアの南西地方のさらに、私たちの担当の地方はディスペアがとても少ないのだ。


「そう言えばルナは?」


「まだ戻ってきてないよー」


「そっか。」


「あぁ~、もう眠いから先に寝るね~。」


ミルはおやすみ、と言ってベッドに飛び込んだ。


「私も眠いから寝よ。」


私もベッドに飛び込む。目をつぶると意識を手放した。



次の日、ミルが私に声をかけてきた。


「ねえねえ、ルル今から戦わない?」


「えっ・・・。」


「だ・か・ら、戦わない?」


「い、いやなんでいきなり?」


「返答は!」


「う・・・うん。分かった!」


私の笑顔はひきつっていなかっただろうか。


私は憂鬱な気分で家を出てミルと一緒に、この前ルチを助けた森へ向かう。


「はぁ・・・」


本当はあまり戦いたくなかった。


ミルの能力は「植物を通じて移動できる」能力だ。また、投げナイフを武器として使用する。さらに、今から戦う場所は森。相性は最悪だ・・・。


というか何故いきなり私と戦おう、と言い出したんだろう。


そんなことを考えているうちに、森についてしまった。


「それじゃあ、いくよ!」


ミルは左手にはめているブレスレットに右手をかざす。すると、ミルは光につつまれて、今まで着ていた服がの戦闘用の服装に変わった。


私も同じように左手のブレスレットに右手をかざす。


このブレスレットはハンターの装備の一つで、制限時間内なら身体的外傷を無効化にすることができる。しかし、「無効化」と言っても実際に無効化するわけではなく、ブレスレットによる戦闘用の服装を解除した時に、変身前の状態に戻ることができる。また、あまりにも負担が大きいと強制的に解除されてしまう。ちなみにこのブレスレットはハンターをやめるまで一生外すことはできない。


私の服装が戦闘用の服装に変わり、シックル・オブ・アダマズは私の手の中にいた。


「よしっ。」


私は気合いを入れた。


作中に出てくる「ルル」「ミル」はルルミリア・レージュとミルニシア・レージュが呼び合っている名前です!

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