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ブレイド・ハンター  作者: 五月雨 椛
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13話 Look!!

二人の間で沈黙が流れる。


「あ、あれぇ?地図によると、ここら辺はこんなに木が生い茂ってない筈なんだけどなぁ」


「...フィスティア、あんた地図が逆さま」


「...あれっ?本当だ!」


「・・・・・・」


再び二人の間で沈黙が流れる。


「...て、てへっ?」


「てへっじゃないわよ!!フィスティアは方向音痴だったから嫌だったのよ!」


フィスティアが立ち止まって地図を確認する。


「あれ〜?多分こっちに行けば大丈夫...」


「多分って何よ!多分って!もう、これだからフィス───」


突如後ろにいたフィスティアに口を塞がれる。


「ちょっと何するのよ!」


「静かに!」


「どうしたのよ、急に」


シャールスは小声で話す。


「多分ディスペアが近いわ。一旦隠れましょ」


「...分かった」


シャールスとフィスティアは別の木に隠れる。


──それにしても変ね。


フィスティアは不思議に思っていた。


フィスティアは二手に分かれる直前にミルに強化属性魔法をかけてもらっていた。そのため、魔力をより精密に探知できる筈なのだが、フィスティアにはディスペアが一体だけしかいないようには感じられなかった。


ルル達と合流することに決めたフィスティアは集中してルル達の魔力を探し始める。


と、突然ミルにかけてもらっていた強化属性、魔法が切れてしまった。


魔力とは多ければ多いほど、探しやすい。しかし、ルル達の中で魔力が多いのはシャールス以外いないため、ルル達を探すためには多量の強化属性魔法が必要だった。


「アチャ〜...」


フィスティアは頭を抱える。


仕方なく五感、主に音を頼りにディスペアを探す。


音。


風が吹く音。葉と葉がこすれ合う音。虫の羽音。


その中で明らかに違う音。


その音はだんだんと速度を上げて近づいてくる。


そして、フィスティアではなく、シャールスへさらに速度を増して近づく。


「シャールス!!危ない!!」


その音の主であるシカ型ディスペアは立派な二本の角を向けて、シャールスが隠れている木の後ろへ突進していた。

強化属性魔法...この魔力は文字どおり、五感、身体能力、魔力強化することが可能な魔力です。強化すればするほど、魔力を削ってしまうので、ミルニシアのような魔力が少ない人物にはあまり向きません。

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