12話 サブリミナル
「みんな喜んで!!任務だよ!任務!」
ルルはドアを蹴っ飛ばして強引に開ける。
「ん?」
ベットでダラダラしているミル。
「......」
右手の本を読み、左手の紅茶を飲むルナ。
「え〜...」
お菓子を山のように食べているシャールス。
「ん?あれ?何...?」
ルルがドアを蹴っ飛ばしたときの音で目覚めたフィスティア。
「ちょっと!みんなだらけ過ぎじゃない!?」
「なによ、多少だらけたっていいじゃない〜」
「一週間は多少なの?」
「これは五月病だね〜」
ミルがベットでダラダラしながら言う。
「ミル、そんな他人行儀で言えないよ...」
「ルル、今回の目標は?」
「ズバリ、シカ型ディスペア!の氷属性つき!!」
「あら、属性持ちは三年生の担当じゃなかったの?」
シャールスは疑問に思い、ルルに聞く。
「ふっふふ〜私たちも三年生と肩を並べる程のエリートだって認められたのよ!!」
「ただ単に、三年生が皆出払っているからそうです」
「バカ〜!なんで言っちゃうのルナ〜!!
ルルはルナに殴りかかる。
「ルル〜早く行かないと遅れちゃうよ〜」
るるはルナに殴りかかっていた手を止める。
「よっしゃ、出発するぞ〜!!」
「待って、フィスティアがまだ起きてない」
「......」
ルル達一行は任務場所の森に着いた。
「二手に分かれたほうがいいですか?」
「そうだね。それじゃあ、私とミルとルナのチーム、シャールスとフィスティアのチームに分かれよう!!」
「え〜!?なんでまた私がフィスティアと一緒じゃないといけないのよ!!」
「え?別にいいじゃん、仲いいんだし」
ルルは笑いながら答えた。
「ミル?どうかした?」
「うん、ちょっと変な感じ...」
「にしても、あの二人は大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫、あの二人は仲良いから」
「シャールスはめっちゃ文句を言ってたけど...」
「なんでまたフィスティアと一緒なのよ!!」
フィスティアは苦笑する。
「だって私たち仲良いじゃん?」
「ルルと同じこと言わないでよ!てか、それって自分から言うこと?」
「ハイハイ、分かったよ、冗談」
「それにしても、氷属性しかディスペアなんて...久しぶりね」
「確かにね。最近はディスペアもかなり多いみたいだし...まあ、仕方がないことでしょ」
「そうね」
二人は黙々と歩く。
「ところでさフィスティア...」
「ん?どうかした?」
フィスティアは首を傾げる。
「ここ何処?」
「・・・・・」
ルナイス・ソレイユは紅茶に目がありません。
フィスティア・ユーリスは極度の方向音痴です。本当なら、シャールスがフィスティアを先導する筈でしたが...
また、フィスティアを起こすにはかなり骨が折れたそうです。後日、体験談をかきます




