第六話『刻印開放』(3/4)
最初に部屋から出てきたのは、メイだった。
「あ、マイさんが先だったんですねー」
「私は簡潔に終わったから」
「私はエクストラモデルに乗ってないからわかんないんですけど、マイさんは変化ありました?」
「機体名が、タイプハクアから、タイプ不死のハクアになってるわ」
「なるほど、変化、あるんですねえ。回復力が上がってたりするんでしょうか?」
「どうかしら。試してないからね」
次に出てきたのは、リルカだった。
「説教食らったー。偉そうなオッサンだったわ」
「ご苦労様、リルカ」
リルカにも、メイにしたのと同様の説明を告げる。リルカは、不敵に微笑んでみせた。
「タイプジンが強化されるとなると、マイ最強の図も怪しくなるわね」
「タイプハクアだって強化されてるんだよ、一緒の結果だよ!」
「やってみなくちゃわからない」
懲りない様子だ。
次に出てきたのは、ルキとタイプセツナだった。
「予知眼の極意を教わった。が、機動性が上がった様子でもなく、戦力になれるかどうか……」
コックピットハッチを開いたルキは、難しい顔だ。
最後に出てきたのが、ダイカだった。
「お疲れーい」
マイは気楽に声をかける。彼には気軽に声をかけても良いと思わせてくれるそんな雰囲気があった。
「お疲れ」
「お疲れ様です」
「お疲れー」
各々、声を上げる。
コックピットハッチを開いて上半身を覗かせたダイカは、驚くような表情をしていた。
「全員試験一発パスなのか?」
嘆くような口調だ。
「ってことは……」
「もしかして、お前……」
ダイカは、少しだけ身を隠すと、照れたように後頭部をかいた。
「失格、くらっちった」
「もう一回行って来い!」
ルキの怒号が響き渡る。
「そんなに簡単に取れるってわかってたならすぐに戻ったよばーろい。すぐに取ってきてやるからな」
そしてもう一度試験に望んだルキだったが、結果は悪いようだった。
「駄目だ。合格が貰えねえ……」
場に、沈黙が漂った。




