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有海「思いもしなかった。こんな結末なんて。」なななな様「そうですか。残念です。」有海「最終回1」

有海は、屈辱を感じていた。水曜日に婦女暴行ならぬ、バイク男暴行を受けたのだ。

そのことを早速日曜日に研究所で報告する。

「まさか僕がレイプされるとは‥‥屈辱!」

「王子様をいじめる人はめっ!ってしないとねー。」

「相手の姿は見えなかった‥‥。だが気付いた時には給油口を犯されていた。」

相手に見当がつかない。しかし、凛には心当たりがあった。


「おそらく、有海パイセンに乱暴したのはドラゴンッス。」

「ドラゴンカーセックスというジャンルがあることからも、不自然な点はないッス。」

凛はスマホで検索したおぞましい画像たちを見せる。車とドラゴンのまぐわい。有海からすればグロ画像なのかエロ画像なのかもはやわからない、乾いた笑いすら出てくるものだった。


ただし、七鞠は冷静なまなざしを向けていた。

「だが、この世界にドラゴンはいねえ。常識だ。だから有海を襲った犯人もドラゴンじゃない。」

「そんなこと問題じゃ無いやろ!ドラゴンがおらんのなら、なななな様に出してもらえばええんや!」

「なるほど!流石同志!君は頭がいい!」

しかし帝に押し切られる形になってしまった。


「ドラゴンですか‥‥。出してどうするんですか?」

「僕の純潔を奪った罪を償ってもらう。」

「な、な、な、なんですとー!?あのバイク人間、有海さんがドラゴンごときに敗北したんですかー!?」

「まあ、正確に言えばまだこの世界にドラゴンはいない。だが、僕はドラゴンにやられたことが状況証拠から推察できる。」



「‥‥すみません。整理します!」

「まず、この世界にドラゴンがいないから私がドラゴンを出すんですよね?」

「その通りだ。」

「で、ドラゴンを出す理由が昨日、ドラゴンにいじめられたからですよね?」

「それも然り。」

「つまり、有海さんは、昨日にはいないはずのドラゴンにいじめられたんですか?」

「そうだ!!」

「な、な、な、なるほどー!ぐうの音も出ません!出します!」


「すとーっぷッス!!」

凛がまた、シュバババババと寄っていく。有海の欠陥ロジックに対して躊躇なく突っ込む。

「『そうだ!!』じゃないッスよ!パイセンの言うこと、明らかにおかしいじゃないッスか!」

「おかしくない!凛!この前君の家で美少女ゲーム大会しただろう!?」

「それがどうかしたッスか!?」

「思い出せ!あの時プレイした、『JK崩壊 ~瓦礫のように~』を!!」

「え、なにそれ、ワイはそんなん知らんで!?」


~~~~~~~


「小春。本番シーンを見ていてお前は何も感じないのか?」

「別にー。だって子供はキャベツ畑からとれるんだよ。これは間違ってるもん。」

「こんなことして、子供がうまれるわけないよね?」

「つまらない反応ッスね‥‥。無知な女子に生々しい性を突きつけるの楽しみにしていたのに‥‥。」

「凛。3人で美少女ゲーム大会をしようというのは、この為か?なぜ帝を呼ばなかった!彼も立派な仲間ではないのか!?」

「だって、握力300kgだったらキーボード壊れるじゃないッスか。」

「あれは嘘だって判明していただろう!?」

「帝っちは今勢力争いで忙しいらしいッス。まあ本当かどうかわかんないッスけどね~。帝っちの言うことは話25%ぐらいで聞くのがいいッスよ。」

「帝くんなら大丈夫だよ~。お日様がみまもってくれてるから~。」


こうしてゲームを進めていくうちに、有海は異和感に気がついた。

「なぜだ?このヒロインと主人公は恋愛関係にはなかったはずだ。なぜこのヒロインは主人公の子を妊娠している?これは陰謀か?」

「ああ、美少女ゲームではよくあることッス。フラグ管理がおかしいとこういうことがあるッス。」


~~~~~~~


「フラグがおかしいと、こういうこともあるのだ!」

「ああ、もうほっとくッス。もう勝手にやれッス。」

凛を撃退したことで、願いをかなえられるようになったのだ。

「分かりました!それでは、ドラゴンを出します!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


空が陰り、なんだか赤くなってくる。赤い雷鳴が轟き、世界が邪悪に満ちる。

そして、太陽がいるべき位置にあるのは、間違えるはずもない、邪悪なる魔龍だった。


「我は魔龍ドレイナ‥‥。我、渇望する!」

「我を満たす者はいないのか!?」

街を無茶苦茶に破壊するドレイナ。暴風が吹き荒れ、更にパニック状態になった民衆が略奪を繰り返す。逃げるよりもそっちを優先するあたり、ドレイナのせいで発狂させられているのかもしれない。とにかく魔龍の力は凄まじく、飛び回る災厄と言って差し支えないものであった。


「な、な、な、なんですか!?こんなに強い物を私は作ってしまったんですかー!?」

「さすがにこれ、やべーだろ、あいつを消してくれ、なななな様!」

しかし、なななな様の反応が無い。

「なななな様!?どうした!?」

「‥‥‥‥‥‥。」

なななな様は倒れてしまった。

「すごい熱ッス!」

「おそらく、街が破壊されているのを見て、ショックを受けたのだろう。昏睡‥‥しているのか?」

「そ、そんな!!あんまりッス!!なななな様は何も悪くないのに!」

「僕の責任だ‥‥。一体‥‥どうすれば‥‥。」


戸惑う有海を、七鞠が叱責する。

「とにかくだ、なななな様を治療しないことには始まらねえ!魔龍が世界を滅ぼすまで、時間稼ぎができればいいんだが‥‥。」


「王子様‥‥。私、食い止めに行ってくる!」

「とにかく、闘うしかあらへんやろ。忘れたんか?ワイら、なななな様研究会は、『BE 最強』やってことに!!小春!ワイも手伝うで!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


魔龍ドレイナは引き続き、街を破壊している。魔龍の周囲では暴風雨が吹き荒れる。さらに恐ろしいのが狂化能力である。魔龍から半径100mにいるだけで、常人ならば発狂してしまうような強い毒電波&超重力波を浴び、死にいたる。このような魔龍が街を飛び交っているため、大惨事を巻き起こしていた。


「朝‥‥?昼‥‥?微妙ですね。とりあえず王ニュースです。」

「臨時ニュースをお伝えしますが、園沢アナウンサーは放送前にどこかへ行ってしまいましたので、代わりに金田四がやります。なお、園沢アナから手紙を預かっております。」


「『ついに現れた。快楽の奴隷として生きる罪深き人間の、その罪を結集し深淵より生まれし魔龍ドレイナ。奴の前では、億の軍勢でも瞬きする前に蒸発するだろう。ドレイナが放つ重力波は、近づく人間を全て狂わせる。この恐ろしき魔龍、女騎士である私が倒さずして誰が倒す?世界の命運は私に託された。皆との楽しかったこの朝王ニュースの思い出。私の命が果てようとも、決して、忘れさられることは、赦されるはずがない。そして金田四。貴様の頭皮は世界の光だ。貴様がこの世界の行燈とならんことを‥‥!では、いざ、さらば!』」


「現在日本に出現した未確認の生命体。自衛隊や国連軍が対処に当たっていますが、未だ全く有効打が打てていない状況です。日本はこのまま滅びるのでしょうか?どうせ現場にいるので、園沢アナに中継させます。園沢アナ!」


「‥‥‥‥園沢だ。奴の半径100mに近づけば、人間は狂い死ぬ。近づくこともままならないだろう。奴は声なき声を訴えているのだ。私は、その声を拾い、国民に届ける義務がある。」


「インタビューを決行するということですか?」


「‥‥‥‥そうだ。」


「明らかに、死にますよ。」


「構わない!たった一つのやり方、それが、奴の声を拾い上げること!」


「テレビ局の皆‥‥。『しばらくお待ちください』の画面は用意しておくことだな。ここからは確実に放送事故が発生するだろう!‥‥‥‥ここからは金田四の質問には答えられない。」


「‥‥分かりました。ご武運を!」



園沢アナウンサーは避難せず闘うことを決意した一般市民を紹介する。

「さて、ここには魔龍と闘う決意を秘めた一般人が駆け付けてくれた。対した心がけだ。さあ、名を名乗れ、勇者よ!」


「もちろんや!ワイの名前は、服陣帝や!」

「わたしはねー、名もなきお姫様だよー。」

(なまりんは言ってた‥‥。時間を稼いでって‥‥。私、がんばる!)


「そうか‥‥。さあ、行こう!帝!そして名もなき姫よ!この世界を救うために!」

園沢、小春、帝の3人は、魔龍に立ち向かうこととなったのだ!!


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