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運命の人  作者: さたろ
2/5

決意

カキーン!

グランドに鳴り響いた金属音。




真芯でとらえた打球はグングン伸びていきレフトスタンドに入り、逆転サヨナラホームラン。




だが、僕は打球の行方など見ていなかった。




僕が見ていたのは見方の観客席。




その1番前の観客席にあの一目惚れの彼女が笑顔で拍手していた。





僕は生まれて初めて無意識にガッツポーズをしていた。


試合が終わり、グランドを出るとあの一目惚れの彼女がいた。




女「お疲れ様。名前光輝君っていうんだね」

「今日すごく輝いてたよ!」

と笑顔で言う彼女。




生まれて初めて輝いてると言われた。




僕「ありがとうございます!名前教えていただけますか?」




と僕は聞いた。




女「愛っていいます」

と笑顔で答えた。




僕はますます彼女を好きになった。




勇気を出して連絡先を聞いた。




僕「あの!連絡先交換していただけませんか?」

試合より緊張したかもしれない。




愛「いいよ!」

と笑顔で答えてくれた。




連絡先を交換し、彼女は、




愛「また次も見に来るね!」

と言い残し、帰っていった。




その夜から連絡を取り始めた。





内容といってもほとんどが野球の話し終わってしまう。





僕は好きな人とどーいう話をしてどー接すればいいのかわからなかった。





なぜなら、僕は女の子を好きになったことがないからだ。


それでも休日の日にはたまに遊んだりしていた。




野球の試合は順調に準決勝まで勝ち進んだ。




僕はあの試合から9番ライトとしてレギュラーに定着した。




愛さんは準決勝までの試合すべて応援しにきてくれた。



彼女と話しているうちに彼女のことをいろいろ知っていった。




彼女は一つ年上で美容師の専門に通っていた。




彼女の夢は美容師になることだった。




連絡を取り合っているいるうちに、この人と一緒にいたい。




そう思った。




そして僕は、




僕「優勝したら告白しよう」




と心に決めた。


準決勝は接戦を制し、決勝進出を決めた。




愛さんもすごく喜んでくれた。




愛さん「次もがんばってね!」




といつもどおりの笑顔で僕に言い残し帰っていった。




その時ふと僕は、




僕「僕はこの人以外好きになれない」




根拠はないがそんな気がした。



決勝前夜。




愛さんと電話をしていた。




愛「光輝くん。明日夜電話していいかな?話したいことあるんだ。」




と元気がなさそうに僕に言ってきた。




僕「なんかありました?大丈夫ですか?」




愛さん「全然大丈夫だよ!」




といつもの愛さんの元気な声に戻った。



僕「今じゃダメなんですか?」




と聞くと



愛「明日がいい。」




と言われ僕はなんのことか気になったが、



僕「わかりました。」




愛「じゃ明日がんばってね!」




と言われ電話が切れた。




僕は明日勝って告白する気だったから丁度いいと思ったが愛さんの話したいことがあるということが気になっていた。




だが、明日は試合だったのでそのまま気にせず寝た。


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