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はるかぜはものがなしくもやわらかく みひとりさそわれみたがいむすびて

作者: 松黒呉四

本羽 香那さま主催「一足先の春の詩歌企画」参加作品です。


卒業を指折り数えて待つ君をキリンのスタンプ感じさせたり


引っ越しに3年分を片付けし忘れて久し旅行写真や


荷解きも床に大の字動けじの吾を急かすな飛脚のメール


ご近所に「何かにゃいの?」とせがまれて笹蒲ちぎる蕎麦のかわりに


自己紹介スベりたる身に堪えたる万有引力ストンと席す


さそわれてそぞろ歩きの道の駅たらぽの天ぷら春を購い


夜花見のぽつり天鏡さやけしに異郷ぐらしの寂しさ分かつ


風つよく花見あぐねて葉桜も舞う薄紅が手を振る車窓



春といえば卒業と引っ越し、新生活と出会いでしょうか。そしてやはり桜、まあそんな感じですw

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― 新着の感想 ―
…自己紹介は鬼門ですね。 子供の頃から苦手ですが、大人になっても苦手ですわ(;´д`)
天鏡を取ってくれろと泣こうかな タイトルがとっても好きです! 自己紹介の状況が視覚的に迫ってきます! 男性の方が笑いを取ろうとしがちですよね。 素敵な短歌をたくさんありがとうございました!
おっしゃる通り、卒業や新生活を伴う春はライフステージの変化する時期ですね。 生活環境の変化する今の時期は、今までのライフステージへの郷愁と新生活への期待が共存する状況ですのでドキドキですね。 そうした…
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