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第54話゛三国宣言。

「なんでそんな大事なことを!うぬに!伝えなかったんだニャ!」

「伊藤のお兄ちゃん勝手なことすると嫌いなんだからね!」

 怒る猫とロリ、こんな風貌でも俺達の君主様なんだぜ。ロリは頬を膨らませ、猫はシャーシャーと威嚇する。

「仕方ねぇだろあのインチキ親父丸出しの野郎を盟主なんかにしたくねえんだよ。」

俺は感情論を、

「そうだ!連合加盟書を見れば分かる、あいつは俺達から武器を奪って殺すつもりだ!」

伊藤はよりロジカルな言い訳をついた。


「山本!お前の妹捧げろニャ!性接待で許して貰うニャ!」

「やめろ!女子中学生を犯させるな!少なくとも罪を犯したのは俺だ!」


 嫁に愚痴愚痴言われるが如く正座する俺達の後ろで足を組んでいた米内が提案する。米内は仮にもルーラだ猫ロリとは対等な関係である。

「ならさ、こっちも連合作ればよくね?3人合わせりゃ何とやらって言うじゃないか?」

ロリは即答した。

「米のお兄ちゃん、名案だね!うちのサーヴァントとは大違い!」

 それでも猫は考えた、塩沢の連合に媚び売って許して貰うか、それとも今まさに発足しそうな新連合に無償で加入するか。

「許して貰うなんて柄に合わねぇんじゃないかアーサー?」

「お前の起こした問題ニャ!だけど……山本の言う通り誰かに下るなんて、うぬの柄に合う訳がないニャ!よし、お二人方、うぬもその連合に入るニャ、ただし対等の関係上も下もないニャ、それでいいかニャ?」

 米内はグッドサインをロリは拍手をして迎え入れられた。

「勿論だ!俺達は対等だ、そして言われずとも騙し討ちなんかしねぇ!誓約書もなしでいいな!」

「無論ニャ!」「当然です〜!」

咄嗟に伊藤も手を挙げ。

「俺も賛成だ。」

 これでロジカル的にも好印象の連合だろう、拘束力を持たない連合なので形式上宣言となる。


 米露猫べいろびょう三国宣言設立を祝し、アーサーの国内で宴が開かれた、米露という二第大国を連想させそうな漢字が用いられる中、俺達の勢力は猫というなんともキュートな漢字で表される。そもそもロリっ子は正式名称じゃないだろ!と、言いたいところなんだが、お祝いムードを壊すのもなんだしと歯止めを利かせ、素直に宴を楽しむことにした。宴などとても開いている場合ではとてもないんだけどな。

「うぉ〜い!もっと酒のんだるぜ!」

 ゲンさんが酒をたんまり飲んで賑やかしを行うが皆ほとんど高校生なので、本人が酒を飲みたいだけに見えてしまう。まぁ折角なのでゲンさんに合わせて大学生らしいことを一つ。

王様ゲームだ。

「王様だーれだ!」

「無論うぬニャ!」

「違げーだろ、ルール守れ!」

「あぁあと暴力的な命令禁止だからな、折角できた三国宣言が崩壊しちまうよ。」

 米内が一応ルール?マナー範疇ながら注意を促す。要注意猫がいるからな、もちろん性的命令も禁止だ。

「私なのです〜!」

 一番無難な古賀に当たりの棒が周った、毎回アーサーに当たるなアーサーに当たるなと考えると気苦労が絶えない。

「じゃあ……3番の人が城内5周走る!」

 国は証の数に応じて広がるそうだ。そして1年生の帰省中、ハルナの活躍もあって証は一つ増え、城内も2倍の広さになっていた。

「よし!ダイエットになるぜ!走ってくる!」

 掛け声とともに走り出して言ってしまった、金剛さんはやっぱり、どんな環境でも大変苦労するカルマに駆られている。

「フライドポテト揚がりましたよ〜って金剛様いない。」

 パーティー仕様のフライドポテトの塊をお盆に乗っけて、エルが持って来てくれた。

 

 学生寮復活の為に頑張ってくれた3人には食事開発リクエスト権が与えられた。金剛はマックのフライドポテトを、比叡はお好み焼きは既にあったから広島焼きを、古賀はイギリス料理の中で最もメジャーなフィッシュアンドチップスを懇願し、3日後には実現されそれぞれ朝食として出され、3人は大満足。フライドポテトはカリッカリにしっかり揚げられており。

 広島焼きは肉玉入りで焼きそば部分がボリューミー、ソースも濃口で濃厚な味わいが楽しめる、あと追加特典として武器庫のカウンターが一部鉄板になった、ゲンさんの趣味のdiyで改装された。あの人は戦うこと以外なんでもできるらしい。

 そしてフィッシュアンドチップスは日本人に合うようにアレンジされ、外国で食べる魚料理のような臭みはなく、口に入れればホロリと崩れる一品となっている、ゲンさん曰く酒に合うみたいだ。


 そんな訳でフライドポテトアンドフィッシュアンドチップスのバラエティーセットが卓上に並べられ、好きなように取って食べていった、それと同時進行でお好み焼きをゲンさんがハチマキ頭に巻いてお好み焼き、それから広島焼きを目の前で焼いてくれた。酒が入っているのに一糸乱れない手捌きはサーヴァントなら戦闘に重宝するだろう。

「へいお待ちー!」

 次の人の番になる前に、焼き上げた。さすが国内一のスレイヴだスレイヴなのが惜しい。

「王様だーれだ!」

「勿論あたしなんだよー!」

「ルールを守れルールを!」

いつもの癖というのは出るものだなぁ。次はあのロリっ子ではなく、伊藤だった。

「それじゃな、9番の人、今日1日ニャンを語尾に付けて話すこと!」

「えーあたしかニャン。」

 アーサーに当たったら意味がないが幸運にも伊藤は狙っていたあのロリっ子に言わせることに成功した。

「かっ可愛い〜。」

 高校生と中学生のサーヴァント及び米内は人形みたいな幼女にメロメロだった。


 まぁなんだかんだで仲が深まった、一緒にお好み焼きを食べ、王様ゲームやカラオケ大会までして、締めのケーキをお茶と一緒に頂き疲れてそのまま武器庫で就寝した。国内なので睡眠時間はバッチリである。


 早朝から妹に蹴りを食らった、武器庫は10人くらいなら広く感じるけど、昨日はサーヴァント16名、スレイヴ5名、ルーラ3名と混雑していた。ざっくばらんに雑魚寝していたので寝相の悪い妹がどれだけ人を蹴ったのかは未知数だ。

 誰もがグッスリ眠っていたので俺が一番早く起きたと思ったが、数人かは出国しているようだ。起きたら出国する、その慣習に習い起きてすぐ出国した。


 学生寮の郵便受けを確認すると尾張連合から手紙が届いていた、相変わらずアナログな奴らだ。今どきQRコードを送るが、手紙とはしかもなかなかセンスがあるデザインをしてる、あのチョビ髭の尾張連合盟主が手紙を書いてると思うとなんとも可愛いらしい。内容は同盟国同士の会合をするらしい、今度は何人連れて来てもいいと言うことからあのチョビ髭は我我を舐めくさっている。


 会合は午後2時から始まった、俺は三国宣言全員に伝え19人揃ってあの国に再入国した、会議室はこじんまりとしていて少人数の接待を目的としていた、そのためこちら側の10人は部屋の外で待機して警護、残りの9人のうちルーラの3名が着席した、アーサーは幼女の膝の上に座る形で。

「さて、私は同盟と言ったが協力をするつもりはない。」

いきなり結論を言われた、ここからどう話を繋げるんだ?

「ならそれは同盟じゃなくて協定ですね、勿論拘束力はないんですよね?」

ソファーに手をかけ目を光らせた伊藤が問いかけた。

「いやいや、そんな虫のいい話はないよ。そちらが対応を悪くするならいくらでも手立てはあるんだよ。」

「虫がいいのはどっちだ!」

「連合の力を見誤るな、私直属のサーヴァントだけでさえ、貴方3人の戦力の3倍ある。」

伊藤は悔しそうに歯ぎしりをしていた、それにしても横柄なルーラだ。連合の力を舐めるなと言ったか、それが自分に牙を剥くのは近いぞ。





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