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第39話゛イオンモール名古屋学園特区

 山本が目覚めて1時間後学校へ4人が到着したハルナ4人衆は学生寮健在なので逆方向からの登校でタイミングが合わなかった。

長門高校で朝礼が始まった。


「おはようございます!今日は大事なお知らせがあるのでよく聞いて下さい。

このあと体育館へ向かって貰いますそこで家族の方と会って頂いて一時帰宅して貰います。今から在宅中の過ごし方についてのプリントを配りますのでよく目を通しておいて下さいね。」


 普通なら事件当日遅くても事件翌日には家族に迎えに来てもらうのが妥当だろうか、

 しかしここは学園特区だ。研究機密の漏洩を防ぐため国と自治体つまり名古屋市に申請して許可が出ないと立ち入りができないようになっていた。

 長門高校はその面倒な手続きを終え保護者の入場が認められたのが今日という訳だ。


 朝礼を終えてクラス全体が騒がしくなる。

「なぁ米内お前寮あるから帰らなくてよくね?」

「そのことなら先生にも言われたよ、学年単位で帰宅させた方が楽なんだそうだ。」

クラスの男子が米内に帰宅の不要性を指摘していた。


「永野、会って仲良くなったばかりなのになんだか寂しくなるな。」

「仲良くって、サーヴァントとして一緒に戦ってるだけよ、それにこの事件がなければ

貴方と関わることもなかったでしょうね。

まったく私にとって屈辱だわ。」

「俺と関わることってそんなに不名誉なことだったの!?」

「無論当たり前よ。」

しゅんとする山本だった。


 そしてとうとう長門高校1年生は体育館に集まった。毎度お馴染み退屈な校長のかったるい話を聞き終えて、泣きのお別れタイムへと突入、小学校の卒業式バリに泣く女子達、それをうるせぇなと思う男子も多多存在した。


 山本にとって有栖川とのお別れタイムが一番スッキリしていて爽やかで、どこかまた会えるような気がして気持ちのいい別れだった。

「それじゃあまたな有栖川!」

「おぅまた会おうぜ心の友よ!」

「ジャイアンかよ!」

そう言って爽やかな笑みを共に浮かべ別れた。


外では親御さん達が待ち構えていた。

「えっと母さんが迎えに来てくれるって言ってたよな、どこだ?」

 何しろ学年全員の親がたむろしていたため自分の親を見つけるのには苦労がある。

「こっちこっち〜陽希〜!」

 山本の母、山本典子は難なく陽希を見つけ

そして名前を呼んだこれが親の力だ。

あと生徒が出てくる場所は一つしかないため見つけやすいのもあった。


「車はイオンの立体駐車場に停めてあるからそこまで歩きよ。」

学校側によると迎えに来るときは車を学校内の駐車場に止めないで下さいとのことだ。


 その後山本は母親の買い物に付き合わされた駐車場に止めたから何か買って行かないとなんだか申し訳ないというコンビニのトイレ借りたら何か買う理論で買い物をすることになったのだ。

 山本はゲーセンにこもってやり過ごしたい

気分だったがイオンはイオンでもイオンモールで食材売り場やユニクロからゲーセンは遠く離れているので迎えに行くのが面倒だと言われた。

 

 そのくらいラインで連絡してほしいものだが最近のゲーセンはアーケードゲームや太鼓の達人すらもなく収益率の高いクレーンゲームばかりなので山本は思い直して母について行くことにした。


だがしかし、それは大きな過ちだった。

 お母さんと買い物しに行って最悪の状態現象に遭遇したのだ、なんとそれは恐ろしいことに永野にたまたま会ってしまったのだということだ。

 そして何が恐ろしいかって永野も母と共に来ていたということだ、そう日本人なら経験した人も多いだろう、自分のお母さんと友達のお母さんの立ち話に付き合わされるというタイムロスを!

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