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まえがき

 異世界転生の手順というのは、大抵どこも同じようなものである。

 不慮の事故にあったら異世界に転生させられて、都合の良い力を授かり、特に理由もないのに異性に好かれたりする。

 好かれたりするのは一目惚れ、という、した方は薔薇色、された方はとばっちりというものがあるので、理由などいらないのだろうが、恋愛要素は読者にとってはまあまあ心地の良いものなのであろう。

 

 この物語の主人公となるレイという男も例に漏れず、同じような目にあった。

 

 不慮の事故で死に、異世界に転生させられて、都合の良い力を授かった。

 彼はその異世界で生きていける適正を授かったのだ。

 

 そう、普通の人間なら適合せず、苦しんで死ぬような実験に耐え抜く適正を授かり、その異世界の大地を枯らす魔女との戦闘で運良く生き延び、意識を失っていく暗い視界の中で、魔女とやらの顔を拝んでやろうと睨みつけていたら何故か好かれていた。

 

 おかげさまで、魔女と毎日面会し、脱走させることのないように施設の中で管理するという大仕事を任されることとなった。

 それを遂行しながら普段の仕事もやるというおまけつきで。

 

 これはタイトル通りの物語である。

 異世界に転生したら施設に売られ、大地を枯らすような力を持った恐ろしい女と毎日話すはめになった男の物語。

 

 恋と欲が絡まりあったものに愛と名付けた女に、愛を教える物語である。

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