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登場人物04 魔法使いの悪友

魔法使いの悪友

 見習い魔法使いハガルは、皇族アイオーンと、平民ルキエルという女遊びの友達がいた。しかし、平民ルキエルは実は存在しない。ルキエルは、王都の貧民街の支配者の息子で、ハガルのことを調べるために近づいたのだ。

 王都の貧民街の支配者アルロは、皇帝ラインハルトの隠されたハーレムに送ってしまった妻サツキをラインハルトによって殺されてしまう。その恨みから、ラインハルトを殺そうと画策していた。そのために、ルキエルはハガルを通して、ラインハルトの動向を探っていたのだ。

 そして、ハガルが隠された筆頭魔法使いとして表舞台に立ち、賢者テラスが亡くなり、それから数年して、皇帝ラインハルトは市井に姿を見せることとなる。その場でアルロ率いる貧民たちは襲撃するも、筆頭魔法使いハガルによって防がれ、その場で捕縛されてしまう。

 そして、平民と偽っていたルキエルは、筆頭魔法使いの地下牢に閉じ込められ、様々なものを見せられ、知らされ、さらには魔法使いとして教育され、契約までされるも、皇帝ラインハルトが亡くなり、新皇帝としてアイオーンがなってしばらくして、ハガルはルキエルを解放した。

 解放されたルキエルは、一度は王都の貧民街に戻るも、そこでちょっとしたいざこざにより知り合った海の貧民街の支配者コクーンについて、海の貧民街で暮らすこととなる。


ルキエル

 妖精憑き。王都の貧民街の支配者アルロの息子。

 大した力のない妖精憑きであったため、ハガルには見逃されていたのだが、皇帝襲撃を行ったため、さすがに捕縛されてしまう。この襲撃、父アルロの復讐とされるが、実際は、ルキエルの復讐である。ルキエルは、気狂いを起こしたアルロによって、母サツキの身代わりとして毎晩、閨事を強要されていた。その恨みから、アルロに復讐を囁き、強行させたのだ。

 復讐もなくなり、海の貧民街で暮らすも、長年、アルロから受けた仕打ちからは逃れられず、身売りする生活を続けることとなる。しかし、ハガルが何かと気にかけ、金を送ってくるため、金には困っておらず、ただ、衝動のために身売りをしていた。

 凶星の申し子という宿命を持っているため、関わる者全ての運命を捻じ曲げてしまう。その力は眠ったままだが、その片鱗が溢れてしまい、海の貧民街では、次々と厄介事が起こってしまう。その中で、ルキエルは妖精憑きの格を最上位にまであげてしまい、果ては、妖精の女王が持つ妖精まで奪う凶事を起こしてしまう。あまりの凶事により、残りの寿命のほとんどを眠って過ごすこととなった。

 母サツキから道具作りの一族の力を受け継ぐも、そのことを知らず、魔道具魔法具の修理や分解、組み立てを行えることを妖精憑きだからと思い込んでいる。道具の管理方法を独自に確立し、ルキエルがいなくても道具を壊れなくする方法を妖精憑きやハガルに伝えた。


コクーン

 海の貧民街の支配者。元は子爵であり騎士であった。軍神コクーンと敬意で持って呼ばれている。

 元は貴族であったが、政争に破れ、貧民に落ちたのだが、慕ってやってくる騎士や兵士のために、海の貧民街の支配者となって受け入れている。ルキエルとはたまたま、王都で知り合い、その縁で、海の貧民街まで連れてきた。実は妖精に寿命を盗られている現場をルキエルが見たため、コクーンを助けるためについてきたのだが、それを知らないコクーンは、身売りをするルキエルをどうにか更生させようとしていた。

 人が良いので、よく、内部に裏切者を入れたりしてしまうも、神がかりの実力で退けてしまう。

 実は妖精に寿命を盗られる呪いを一族が背負っていることを知っていた。眉唾だと思って、領地を離れるも、孫娘を残して一族全てが亡くなったことから、領地に近い海の貧民街に移り住むこととした。一度は寿命を盗られるも、妖精の女王を撃退したルキエルによって、もう一度寿命を戻された。残る寿命を使って、眠るルキエルを見守った。


ワシム

 コクーンの一族に代々使える側近一族。常にコクーンの側についている。その腕前は、コクーン並に強い。


ヘレン

 コクーンの孫。幼い頃は貴族令嬢として過ごしていた名残があるため、潔癖なところがある。ルキエルの身売りをどうにかやめさせようとする。

 実力はあるも、腕っぷしのないルキエルに助けられ、ルキエルに対しては密かに想いを持ってしまう。しかし、ルキエルは全く相手にしていない。その想いが暴走し、一か月眠ったままのルキエルの承諾も得ず、勝手に閨事をして、ルキエルの子どもを妊娠する。

 ルキエルからは最後まで距離をとられてしまうが、ヘレンが危なくなると、ルキエルは助けるために目覚め、ヘレンを救った。


カーラーン

 ハガルの最高位妖精。ルキエルの妖精憑きとしての格が足りなかったため、視認されることはなかったが、高位妖精に命を奪われそうになったルキエルは、無理矢理、妖精憑きの格をあげてしまい、カーラーンまで視認出来るようになってしまう。それからは、ルキエルにいいように使われてしまう。

 実は、カーラーンは、ルキエルがハガルと初めて出会った頃からずっと、ルキエルのことを守っていた。そのため、カーラーンはハガルと一緒に生まれ落ちてから生涯の半分以上をルキエルと過ごしてしまったため、ルキエルの支配力が強くなってしまい、逆らえなくなっていた。ルキエルの頼み事は全て断れなくなっていたが、その事実をルキエルに隠し通した。

 ルキエルはカーラーンを妖精の王にするために、命をかけて妖精の女王から妖精のほとんどを奪い、死後、カーラーンに奪った妖精を譲渡した。


カリン

 カーラーンが支配する高位妖精。ルキエルが戦闘妖精の義体の実験のために女性型妖精を要求したため、カーラーンは仕方なく高位妖精を貸し出したのだが、勝手に名づけされてしまい、ルキエルの妖精となってしまう。そのため、ルキエルの一族に仕える妖精となってしまい、未来では、ルキエルの子孫に隠れて力を貸したりしている。


タリム

 女好きの貧民。女好きで女を毎日買うようなほど、閨事も好きなのだが、とんでもない剛直持ちであるため、商売女からお断りされてしまう。そこに、ルキエルが冗談で一晩相手をすることとなるも、その剛直が亡き父アルロ並であった事実に、ルキエルのほうが魅入られてしまう。とうとう、個人的なお付き合いとなるも、タリムもルキエルの体に溺れ、最後はルキエルの生活まで面倒を見ると人前で宣言してしまう。しかし、タリムはルキエルが海の貧民街の支配者に世話になっていることから近づいただけだった。結局、ルキエルはタリムのことを信じず、襲撃を読んだルキエルによって、タリムとその仲間は捕らえられ、コクーンに差し渡された。


ナナキ

 貧民。王都の貧民街の支配者。人となった妖精。万年生きた妖精でありながら、ルキエルの存在に惹かれ、人となる。最初は酷い目にあっていたナナキをルキエルが助け、そのまま末の妹の遊び相手として世話をする。名前もないことから、”名無しか”と言ったら、それを名づけと勘違いされたため、慌てて”ナナキ”と言い直し、それからナナキと名付けられる。

 ルキエルの命令は絶対で、末の妹レーリエットの護衛を命令を最後まで守り通し、ルキエルが持ってきても安全なように、王都の貧民街の支配者となった。

 妖精の女王の支配が残っていて、ルキエルに壊れた妖精の目を装着させられ、ルキエルを廃人一歩手前にまで追い込んでしまう。それも、ルキエルは好機と見て、ナナキに残った妖精の女王の支配を妖精殺しの短剣で切り裂いて、完全にナナキを自由にし、ルキエルの妖精となった。

 ナナキは残りの寿命をほとんで眠っているルキエルに、そしてルキエルの子に捧げる。


ミリアム

 侯爵家次男。ヘレンの元婚約者。貧民に落ちぶれたヘレンを婚約者として取り戻すために訪れる。表向きは幼い恋心という話だが、実際は、ヘレンとの結婚で得られるはずだった子爵家の領地を領地戦で奪うための口実としてヘレンを手に入れようとしていた。その事をルキエルに見破られ、結局、内戦でヘレンを手に入れようとしたが、ルキエルが道具屋として表立ち、帝国中の貧民街の支配者を脅し得た武力で負けてしまい、ルキエルに殺されてしまう。

 ミリアムの生家は、この内戦で帝国の魔法使いを許可なく使った事実をルキエルからハガルに告げ口され、妖精の呪いの刑で一族郎党、滅び去ることとなった。


ユーリ

 元騎士。軍神コクーンに憧れて海の貧民街にやってきて、コクーンの元で騎士として生活していた。ルキエルのことは最初、蔑む存在と見ていたが、おもしろ半分でルキエルを閨事をして、それからルキエルに傾倒してしまう。ルキエルを熱烈に口説き、とうとう、ルキエルと付き合うところまで漕ぎつけるも、侯爵家次男ミリアムと通じていることをルキエルに知られてしまい、最後、ルキエルに命じられたナナキに殺されてしまう。


ヤイハーン

 辺境の貧民街の支配者。ルキエルの姉リンネットから、ルキエルが妖精憑きだと聞き、海の貧民街まで見に行く。その過程で、ルキエルの末の妹レーリエットに一目惚れして、熱烈に口説くも、相手にもされず、ルキエルからの許可も下りず、それでもしつこく口説きとおす。

 そこに、リンネットを偏愛する伯爵オクトに、過去、ヤイハーンがリンネットと関係があったことをナナキに告げ口され、オクトに惨殺される。


ナラータ

 山の貧民街の支配者。山賊姫。ルキエルの男気に惚れこみ、ぜひ子種を欲しいと頼むも、ルキエルのとんでもない剛直のために断念する。そこに、ナラータに想いを寄せる中央の貧民街の支配者ケリンに求められ、これ幸いと受け入れた。


ケリン

 中央の貧民街の支配者。智の武人とも呼ばれるほど、知識だけでなく、武術にも精通している。軍神コクーンのことを尊敬し、憧れている。表向きは知識欲から、裏では義体を利用するために、ルキエルに義体の修理を依頼する。実は妖精の女王に操られており、壊れた妖精の目の運搬をさせられた。そのことにルキエルは勘付いているも、あえて、壊れた妖精の目を含む道具全てとナラータの閨事と引き換えに手に入れた。


ライホーン

 王都の貧民街の支配者アルロの息子。ルキエルの兄。長男として、弟妹を守るように母サツキに教育されたため、そのことを大人となってからも引きずっている。ルキエルを犠牲にした平穏に心を痛め、どうにかしようと父アルロを止めようとするも、結局、勝てなかった。それは、ルキエルに対してもだ。ルキエルは力がないだけで、技術は化け物で、力がなくても、技術のみでライホーンを負かしてしまうほどの体術と剣術を持っている。

 ルキエルとは最後、剣術による勝負で過去の蟠りに決着をつけさせられるも、結局ルキエルに勝ちを譲られることとなった。


リンネット

 王都の貧民街の支配者アルロの娘。アルロを狂わせた元凶。元はアルロも復讐を諦めていたが、リンネットが盛った薬で前後不覚なっているアルロにリンネットは襲われるも、ルキエルの犠牲により、助かることとなる。薬は悪い友達に唆されただけで、こんなことになるとは、リンネットも思っていなかった。それをきっかけにして、ルキエルを中心に物事が動くことに我慢ならなくて、ルキエルのことを逆恨みするようになる。

 とんでもない性悪ではあるが、最後までルキエルはリンネットを見捨てられなかった。それも、ルキエルが妖精憑きである情報を売られたことで、とうとう、見捨てられ、死んだものとされた。

 実は、伯爵オクトはリンネットを偏愛しており、筆頭魔法使いハガルに協力の見返りとして、リンネットを守らせていた。オクトは、ルキエルの妖精を騙してリンネットを死んだと報告させ、殺されそうになったリンネットを保護し、地下牢に生涯閉じ込められることとなった。


ロイド

 王都の貧民街の支配者アルロの息子。ルキエルの弟。一番、父アルロに似ていると言われている。そのためか、ルキエルに執着し、女のように愛していた。そこのところを妖精の女王に利用され、操られ、止める兄ライホーンを殺しかけながら、ルキエルを手に入れようとした。結局、ルキエルを怒らせ、妖精憑きの力で痛い目にあわされ、妖精の女王の支配から解放され、正気に戻される。


レーリエット

 王都の貧民街の支配者アルロの娘。ルキエルの妹。赤ん坊の頃からルキエルに育てられているため、ルキエルのことを兄以上に慕っている。血のつながりがあるにもかかわらず、ルキエルとの関係を求めているも、ルキエルには全く相手にされていない。

 清楚華憐な見た目と中身に、ルキエルからは”俺の良心”と呼ばれることがある。実際は後ろ暗いこともそれなりに知っているが、ルキエルが綺麗な生き方を望むため、そうなるように心がけている。ルキエルが眠ったままとなると、海の貧民街に移り住み、ルキエルの子をナナキと一緒に見守っていた。


サツキ

 伯爵令嬢。ルキエルの母。アルロの妻。復讐するために死んだことにして、協力者を通じて、実の父、義母、義妹、婚約者、母の友人知人、血族、領地民を不幸に陥れる。一生のほとんどを復讐に投じているも、途中、伯爵マクルスによって、復讐をやめた。しかし、サツキを邪魔とする貴族の計略により、皇帝の秘密のハーレムで閉じ込められ、最後は皇帝の手によって殺されてしまう。この事がきっかけで、別の復讐が起こることとなってしまう。


アルロ

 貧民出の騎士。王都の貧民街の支配者。実は帝国民ではない。戦争の捕虜で、魔法使い殺しの兵器として作られた存在。結局、軍神コクーンによって捕縛されてしまう。賢者テラスからは、危険視されるも、その身の上の不幸から、コクーンに身柄を保護されることとなる。その後、騎士として生きていくも、一目惚れしたサツキのために騎士を捨てて、サツキの復讐のために、王都の貧民街の支配者となる。

 それも、貴族の策略によりサツキを失い、薬による気狂いにより、サツキに一番よく似ていた息子ルキエルを身代わりに、毎晩、閨事を強要する。それも、ルキエルの出奔で、一度は正気に戻るも、戻ってきたルキエルの復讐心に罪悪感から、復讐を強行することとなる。最後は、全ての責任を背負って、秘密裡に処刑される。


マクルス

 伯爵。サツキが生きているうちは、裏の伯爵として、兄の言いなりとなっていたが、サツキの死後、兄をアルロに殺害され、色々と吹っ切れてしまう。

 表向きはどこにでもいる伯爵だが、裏では妖精を狂わせる香を使って、妖精や妖精憑きを殺す妖精殺しとして恐れられている。妖精を狂わせる香の作り方は当主であるマクルスのみが知っている。また、当主は代々、妖精や妖精憑きを殺すために、妖精を狂わせる香を摂取して、その身を武器にする。しかし、妖精を狂わせる香は毒であるため、当主は代々、短命であった。マクルスは、皇族ルイの好意で、妖精の万能薬を定期的に摂取していたため、それなりに生きたが、最後は血反吐を吐くほどの状態となっていた。そのため、襲撃の失敗で捕縛されるも、先が短いことから、責任をとるための処刑を望み、その通り、処刑された。

 ルキエルのことは、最初、サツキの身代わりとして愛するのだが、最後はルキエル自身に傾倒してしまい、ルキエルに手を出した貧民全てを処刑し、ルキエルのために教育をし、ルキエルが欲しがる道具を集め、ついには、ルキエルの中にいる凶星の申し子を封じ込め、ルキエルのために尽力した。


オクト

 伯爵。マクルスの養子。伯爵の遠縁で虐待されていたところを救われ、養子として引き取られる。最初はただのお試しと見ていたが、マクルスに気に入られ、正式な跡取りとして教育される。途中、寄宿学校に入れられ、厳しく世の中を知らされることとなる。

 養父マクルスが貧民ルキエルに傾倒していることを家臣たちから聞き、ルキエルを警戒するも、結局、ルキエルに懐柔されてしまい、最後は友達のような関係となった。

 養父マクルスの遺言から、海の貧民街に言ったルキエルとは定期的に会い、影から見守るようにしていた。その過程で、偏愛していたルキエルの姉リンネットを手に入れ、地下牢に閉じ込め、双子の子を産ませる。その内の片方の子は、伯爵令嬢サツキの忘れ形見として表に出され、伯爵家再興の礎とされる。


ルキウス

 ヘレンとルキエルの子ども。普通の人。

 海の貧民街の支配者跡継ぎとして育てられている。残念ながら、道具作りの一族の血筋は受け継がれなかった。父親がルキエルとは知らない。隠された部屋にたまたま入って、ルキエルと対面することとなった。わずかな間に、ルキエルは父親とは名乗らず、ルキウスに色々と教育を与え、剣術と体術の教師に義体に憑いたカーラーンを与え、と色々と手をかけた。


ハガル

 筆頭魔法使い。千年に一人必ず誕生する化け物妖精憑き。

 ルキエルが一度生家から出奔した頃に一度出会っている。その頃から、野良の妖精憑きとして気にしていた。ルキエルだけを守るために、最高位妖精にカーラーンと名付けてから守護に付けた。それからは、カーラーンから記憶を読み取っては、途中、貴族に飼われている妖精憑きに偽装してルキエルを教育したり、と手をかけた。ルキエルが魔法具や魔道具に手を出すきっかけを作ったのもハガルである。ルキエルが平民地区で見習い魔法使いハガルを面白半分に見に来て、それを利用して表の縁を繋げた。そうして、どうにかルキエルを魔法使いにして、側に置こうとするが、ルキエルが持つ狂星の申し子のせいで、外に解き放つこととなった。

 ルキエルを外へ自由にしてからは、ハガルは生活の面を心配して、大金を定期的に送ったりしていた。そのため、ルキエルからは、病気だから、と逆に心配され、手紙でも注意された。

 ルキエルの死後、一切、振り返らなかったが、海の貧民街の支配者一族であるステラを見染めた際、カーラーンによって封じられたルキエルの遺体に対面することとなる。そして、ルキエルからの遺書のような手紙を読み、死んだルキエルのために、妖精の女王に最大級の復讐をすることをカーラーンに誓った。


妖精の女王

 嫉妬に狂った最高位妖精。神に溺愛されるコクーンの一族に嫉妬して、寿命を盗って殺していた。それも、妖精だった頃のナナキが止めて、たった一人を残らせるようにしていた。それをコクーンの一族は呪いと受け止めていた。

 事実を知ったルキエルが、妖精殺しの短剣を使って、妖精の女王の支配を拒んだ妖精の縁を切り、自由となった妖精全てをルキエルが支配した。それでも諦めず、妖精の女王はルキエルを襲ったが、格が爆上がりしてしまったルキエルの美しさの前に、手を出せず、退散することとなった。

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