表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

世界観等

妖精憑きの設定



世界観

 王国と帝国と公国の三つに分かれています。この中で、国としての大きさは王国が最小で、公国が巨大とされています。


王国

 王国は神と妖精、聖域の教えを信仰として浸透させ、悪事を行わないように、貧民、平民、貴族、王族と心がける生き方をしています。そのため、聖域の穢れは自然に浄化されていく程度に抑えられています。

 大昔、王族、貴族、教会のやらかしにより、皇族マリィを毒殺し、マリィと王族の間に生まれた皇族エリカを死なせたことから、王国は帝国に逆らえない立場となりました。



帝国

 二番目に大きい大国です。王国と同じく、神と妖精、聖域の教えを守るも、妖精憑きを魔法使いとして支配し、魔法具と魔道具を使って、豊かな生活を営んでいます。

 大昔、皇族、貴族、神殿のやらかしにより、貴重な本を焚書し、知識を失ってしまったため、そこからは、魔法具や魔道具の修理や管理方法がわからず、どんどんと壊れていく一方となってしまいました。



公国

 最大の国、と言われています。神と妖精、聖域の信仰を捨てた大国です。科学を中心とした生活をしていおり、王国と帝国のことを野蛮と蔑んでしまう。王国と帝国を支配しようと戦争を仕掛けてしますが、全て、敗戦となってしまいます。それでも王国と帝国を支配しようと、戦争を続けています。




妖精憑き

 神の使いと言われる妖精を生まれた頃から持つ人のことです。妖精を使って魔法が使えます。妖精は万能であるため、属性というものがありません。妖精憑きの能力の高さと、妖精の格の高さによって、その威力、魔法の属性、同時に行使する魔法の数が決まってきます。



妖精の王・妖精の女王

 千年に一人必ず生まれるという妖精憑きが死ぬ時、妖精が解放されます。その妖精憑きが持っていた最高位の妖精が妖精の王もしくは妖精の女王となります。世代交代は千年に一度ですが、その時の最高位妖精の気まぐれにより、そのまま、平の妖精になることもあります。



妖精

 神の使いです。妖精にも格があり、下から、最低位、低位、中位、高位、最高位となっています。格が高くなるほど、知能も高くなります。最高位となると、ほとんど人と変わらない、神に近い知能となります。寿命は様々で、世の中に飽きた時に消滅してしまいます。



千年に一人必ず生まれる化け物妖精憑き

 神が人への試練として与える妖精憑きです。才能の化け物な上、妖精憑きとしても化け物で、最高位の妖精を複数体持っています。妖精憑きの力が強い者は、その見た目も美しく、男も女も狂わす美貌を振り撒くと言われています。帝国では、この妖精憑きが誕生すると、必ず、保護し、筆頭魔法使いとして、皇族に絶対服従させる契約を施します。

 最強の妖精憑きであるため、出来ないことがありません。その姿は老いることもなく、寿命も二百年以上生きるため、時には気狂いを起こし、国に災いを起こすことがあります。



百年に一人生まれるかどうかの妖精憑き

 人としては最強の妖精憑きです。百年に一人、生まれるかどうかわからない妖精憑きではありますが、力の強い妖精憑きであるため、寿命が長いです。帝国では、この妖精憑きも筆頭魔法使いとし、皇族に絶対服従させる契約を施します。

 千年に一人の化け物ほどではないですが、百年に一人の天才であるため、その見た目も整い、老いも緩やかです。



魔道具と魔法具

 王国と帝国の生活を便利にする道具です。大昔、失われた技術により作られた道具を魔法使いによって稼働させ、生活を豊かにしています。それでも、道具の管理や修理、制作の方法が失われてしまい、壊れる一方となっています。



皇族と王族

 謎の多い一族です。どちらも、国の頂点であり、絶対にいなければならないのですが、その理由は大昔のやらかしで失われてしまいました。



契約紋

 帝国の筆頭魔法使いに施される、皇族に絶対服従の契約です。筆頭魔法使いの儀式で、帝国中の魔法使いを使って、ただ一人の魔法使いをおさえこみ、背中に焼き鏝で作られた契約紋を押し付け、火傷の痕として契約紋を施します。妖精憑きは回復も化け物であるため、契約紋には、その回復を阻害する術式が施されており、約一か月、妖精憑きは火傷に苦しむこととなります。契約紋が定着すると、筆頭魔法使いとして、皇族に絶対服従となります。


皇族の儀式

 皇族であるかどうかを確かめる儀式です。だいたい、十年に一度行われます。皇族の儀式では、筆頭魔法使いを跪かせられるかどうか確かめられます。これが出来ないと皇族失格となり、城から追い出されてしまいます。

 皇族の血の発現は、だいたい、十歳以降とされています。そのため、十歳までは、皇族の子は皇族として育てられます。



皇帝の儀式

 皇帝として、筆頭魔法使いをどこまで支配出来るか、それを確認するための儀式です。皇帝は筆頭魔法使いに閨事の強要が出来るまで強い皇族の血筋がないといけない、と言われています。この閨事の強要が、女の筆頭魔法使いを気狂いさせ、皇帝を殺す凶事を起こしたため、それからは、魔法使いは男のみしかなれない職業となりました。

 皇帝ラインハルトの代、筆頭魔法使いハガルの願いにより、廃止されました。



貴族に発現した皇族

 十年に一度、帝国中の十歳以上の貴族を城に集めて舞踏会を行い、貴族の中から皇族が発現するかどうか確認します。これは、まれに、皇族失格者の子孫から、皇族が発現することがあるからです。皇族の血筋も濃くなりすぎると異常となってしまうので、貴族に発現した皇族を取り入れることで、皇族の血を健全化させます。



聖域

 聖域の力により、地力を得て、恵みが与えられています。人々が悪事を働くと、この聖域が穢れ、地力が下がることとなります。この穢れを浄化は、自然に任せるか、妖精憑きの体に一度取り込むか、その二つの方法がとられています。

 帝国は妖精憑きを契約で縛り、魔法使いとし、聖域の浄化をさせています。王国では、昔ながらの信心を尊び、自然に浄化するのを待ちます。



妖精の目

 人工的に妖精憑きにする魔道具です。片目と妖精の目を交換することで、妖精憑きとしての力が得られます。しかし、才能がない者が使うと、廃人となっていまいます。

 元々、妖精憑きとしての力が足りない者のために作られた魔道具でした。



妖精封じの枷

 妖精憑きの力を封じる特殊な拘束道具です。これを装着されると、妖精憑きは妖精の存在すら感じられなくなります。枷の数に応じて、その封じの力が変わっていきます。



妖精封じの布

 妖精封じの枷と同じく、妖精憑きの力を封じます。あまりに力が強すぎる千年に一人誕生する妖精憑きは、この布で目隠しすることで、素顔を隠しました。そのため、目隠しをしている妖精憑きは、化け物妖精憑きの証とされていました。



凶星の申し子

 運命を捻じ曲げる力を持つ人のこと。その人がそこにいるだけで、周囲の運命を捻じ曲げ、不幸へと落としていきます。



凶運の持ち主

 凶事に対して、とてもつもない運を発揮する人のことです。その人が行くだけで、呪いは吹き飛び、悪霊は吹き飛び、悪さをする妖精は消滅するという、とんでもない力を発揮します。ただし、当の本人は、自覚がなく、見ることも出来ません。



貧民

 国に身分保障されていない人。罪人だった者が最初なったと言われています。貧民の子であっても、きちんと国に出生届出を出せば、平民となれるのですが、学がないのため、貧民は生まれた子の出生届を出さず、貧民が増えるという悪循環を起こしています。



貧民街

 貧民が暮らす街のことです。犯罪の温床となっていますが、国は必要悪として、そのまま放置しています。大体、聖域の近くには一つの貧民街が存在します。



一族

 神によって役割と力を与えられた特殊な一族。記録上では、王族皇族、道具作りの一族、戦争の一族、妖精殺しの一族、妖精憑きの一族が存在しました。現在では、妖精憑きの一族は滅んでしまっています。



道具作りの一族

 生活を支える魔道具魔法具を作る一族のこと。魔道具魔法具の作成・修理・分解が出来るのは、この一族のみとされている。魔法使いでも可能だが、千年に一度の才能ある妖精憑きぐらいと言われている。



戦争の一族

 戦いにのみ特化した一族。戦争の一族の参加する戦争は必ず勝利すると言われている。



妖精殺しの一族

 妖精を殺し、妖精憑きをも殺す技術を持つ一族。一族の長のみが、妖精を狂わせる香の作り方を知るという。そのため、一族の長は、その能力もずば抜けていないといけないだけでなく、唯一、妖精や妖精憑きを殺せる体質を身に着けている。



妖精憑きの一族

 本来は、突発的に誕生する妖精憑きだが、この一族は唯一、血族で妖精憑きを増やすことが出来る。古の天罰により、この一族にのみ、滅んでしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ