表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/94

第十一話 冷たい人々

「わたしは、それが嫌だとルアンソワ様に言ったのです。わたしは、ルアンソワ様に尽くそうと思っていました。それなのに、ルアンソワ様は他の女性に心を動かしていた。それがわたしには理解ができなかったのです。そうしたら、婚約を破棄されてしまったのです。わたしはただ、ルアンソワ様と結婚へ進んで行きたかっただけなのに。どうしても婚約を破棄されたことが納得できないのです」


わたしはそう言った。


少しは理解してくれただろうか……。


そう思っていると、


「あなたが婚約破棄されたのは、あなたに魅力がなかったから。ただそれだけのことよ。あなたに魅力があれば、ルアンソワ様が浮気をすることなどなかったと思う」


と異母姉が言うと、


「これについては同意見だわ。あなたに魅力がないから、浮気をされてしまったのだろうね。あなたより我が娘の方が、はるかに魅力がある。我が娘だったら、こんなことにはならなかっただろうね。まあ、我が娘は、もっといいところに嫁がせることができるけど」


と継母は言う。


「まあ、お母様、恥ずかしいです」


もじもじしながら言う異母妹。先程の態度とは百八十度違う。


苦笑いをせざるをえない。


「ルアンソワ様は、もともと女性関係についてはいろいろ言われていた方です。でも一生懸命ルアンソワ様の為に尽くそうと努力していけば、きっとわたしに振り向いてくれるだろうと思っていたんです」


「でも結局、婚約を破棄された。あなたがどんなに努力しようと、結果的に、我が子爵家にダメージを与えたことには変わりはない。そんな努力には意味はない」


冷たく言う継母。


「わたしもお継母様に賛成するわ。我が子爵家にダメージを与えたこと、これがすべて。それに、あなたがいくら努力しようと、もともとない魅力が上がることはないのよ。どうして、そういうこともわからないのかしら。あきれてものが言えないわ」


異母姉はそう言うと、あざけるように笑い出した。


それにしても、幼少でずっと黙っている異母弟以外は、みなわたしのことを攻撃してくる。


よくまあ続くものだと思う。


「まあ、それはあなたにも言えることだけどね。努力しても魅力的な女性になれないのは。その点は同じね」


「お継母様、なんでこの子と一緒にするんですか? せっかくお継母様の意見に賛成してあげたのに」


「わたしの意見に賛成しようとしまいと、本当のことを言って何が悪いの?」


「お継母様の性格って本当に悪いと思います」


「あなたの方がよっぽど悪いじゃない」


「全く、なんでこんな人が継母とはいえ、わたしの母を名乗っているのかしら。本当はお継母様と敬称をつける呼び方はしたくない。お継母様と呼ぶだけありがたいと思ってほしいものだわ」


「それはこっちが言いたいことだわ。なんで、あなたのような人が、わたしの娘なのかしら。これほど嫌なことはない」


二人はまたにらみ合う。


やがて、


「いい加減、母親の実家に帰ったらどうなの? その方があなたにとっては幸せでしょう?」


と継母が怒りながら言う。


「どうしてわたしが帰れなければならないの?」


「だって、ここに居たってしょうがないでしょう。あちらにはあなたの母親がいるんだし、よっぽど過ごしやすいと思うけど」


「面白い」


「続きが気になる。続きを読みたい」


と思っていただきましたら、


下にあります☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に思っていただいた気持ちで、もちろん大丈夫です。


ブックマークもいただけるとうれしいです。


よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ