宇宙の片隅から
二人で大空に凧を飛ばしたあの日
の風
風と綱引きして大空を駆け抜けた
秋晴れ大運動会
いつしか 空は雲ひとつなく
ただ あらわな 心
ただ 君がすき
空が高く
手を伸ばしても届かないけど
その空を
洗濯物が揺れる庭から眺めている
宇宙の片隅のこの庭から
君の庭先まで手をのばす
手を引けば
凧糸を引く君の手が見えるから
よかった そう
よかった 満天の笑顔が空に舞っている
好きなその笑顔
遠くの青空に舞う笑顔の凧を
今日も少しだけ手繰り寄せる
君と風とわたしと綱引き大運動会