表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

0話 出発

「はぁ、はぁ…。これも今日で終わりか…。」

俺は、一年間100km以上の距離を毎日走ってきた。

毎日のように、周りの奴らからバカにされるが、それは仕方ないといえば仕方のないことなのだろう。


俺は、物心ついた頃から1日の半分以上を、重視して鍛える必要がないと言われているステータスアップに費やした。

ただ、その甲斐あって体力は周りに比べて相当な差をつけたはずだ。

その上、貴族のボンボンしか使わないような機械を4年間ひたすらバイトして得たお金を全て使い、できる限り敏捷力もあげたのだ。

ステータスなら周りに誰にも負けない自信がある。


しかし、問題はスキルだ。

スキルが弱ければ、どんなにステータスが強くても意味がないのだから。

そして今日、いよいよスキルが授受される。

緊張するなという方が無理な話だ。

このスキルで、人生の9割以上が左右されるとも言われているからだ。


そして、俺がそんなことを考えているうちに、馬車は俺と数十人の同年齢の人達を乗せて、全く舗装されていない馬車道をガタガタ音を立てて走っていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ