俺の高校生活、狂ってます
「はじめまして、桜井くん。」
高校が始まって、初めての席替え。隣にいるのは、天使なのだろうか。
俺、桜井陽翔は中之条高校に通う健全な男子高校生。退屈な学校生活、唯一の友達はただ一人、幼なじみの矢代弦だけという生活を送っていた。高校生活が始まり、目標は友達を作ることだったが、自己紹介から失敗し(派手に転び前にいた先生のヅラを吹っ飛ばすという最悪の事態)未だに友達は弦だけ。
「ひかる、いい加減友達作れよー?お前だって良いところは沢山あるんだからさぁ。そのままじゃこの先ろくに恋愛すらできねぇぞ?」
「それくらい分かってるよ。ていうか恋愛とか興味ないし。」
はぁ、とため息をつく弦を横目に、本に目を移す。
「うわ、まぁたその本読んでんの?」
「なんで?別に面白くなきゃ何回も読まないよ。」
今良いところだったのに、担任の「席につけ」という声が聞こえる。先生は続けてこう言った。
「そんじゃ、席替えしよっか。」
これが、俺の転機の始まりだった。
こんにちはこんばんは、椿葵李です。「はじめまして、桜井くん」を読んでいただき、ありがとうございます。
最近猫を飼い始めた私ですが、猫にかじられ顔に傷ができました(泣)お願いだからかじらないでくれ…
こんな駄作者をこれからもどうぞよろしくお願いします。