離人症
今回も短めです
カップラーメンは3分経った気がしたでも俺の時は止まってる自分が自分である気がしない
なぜこうなったのかは数週間前だ
親戚の家に行って自分がニートだからと誰も
相手にしてくれなかったのだ
この時僕は一回死んだ抜け殻
でも世界は動いている俺以外は
人との会話も偽物だ
花も鳥も建物も偽物だ
自分探しの日常
煙草を吸い酒を飲み映画を見るそして片思いしてる人へ宛て日記を書く
日記
愛しの人へ
自分とのかくれんぼは終わりそうにないですあなたも毎日つき合わされて嫌でしょうねでも人間とは複雑です思いどうりいかないものですでも僕は生きてます
朝起きたのに夢のようだなにもかも無機物みたいだ
この際片思いしてる人に告白しよう
久々に連絡をする既読をつくのが待ち遠しい
忘れかけてた頃返事がきた
食事をする約束を取り付けた
夜7時の待ち合わせだ
「やぁ」
「あなたからの誘いって珍しいね」
「まあなんとなくね」
お店に入った
「いい雰囲気のお店だね」
「そうだね」
「どうして誘ってくれたの?」
「いつかわかるよ」
「なにそれー」
久しぶりに話したが緊張する
「これ美味しいね」
「お気にいりの店なんだ」
「気に入った!」
何気ない会話をして会計をすました
「ちょっと歩こう」
「いいよ」
「小学生の時はよくあそんだね」
「懐かしいね~」
「もう大人になっちゃね」
「時が流れるのが早いね」
昔話してある場所に着いた
「ここってカップルばかりだよね」
「小学生の時好きだったよ」
「そうだったんだ意外」
「今も好きだ!」
「えっ」
「ダメかな?」
「私も告白しようとしたからびっくりした」
「じゃあOK?」
「もちろん!」
まさか成功するとは思わなかった付き合ってしばらくたったら離人感は治った必要とされてる気がした
自分とのかくれんぼは終わりを告げた
3割くらい実話です