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悪女は舞台の上で回り続ける。

作者: 黛 カンナ

とある舞台があった。


その舞台は舞台しかなく、観客も、裏方も舞台の上に存在していた。


舞台の下は奈落の底だ。


とある少女の配役は悪女だった。人を魅了し、堕落させ、自己中で下品な悪女としてクルクルと回り続ける。


少女が辞めたいと言っても辞められない舞台。脚本通りに、正義に断罪され、敗北すれば……


その舞台は終わる。


しかし、その脚本は時おり消えてしまう、欠陥の舞台であった。









「これ、新作のバッグ!麗香ちゃんにあげるね!」


一人の赤メッシュを入れた、美少年が有名なブランドの限定バッグを取り出して、私に渡して来た。

そのメーカーは好きじゃないので、噛んでいたガムを飛ばして引っ付ける。


「いらない、ダサい。そんなもんより、この新作のワンピ欲しい」


雑誌をペラペラとめくって、目に留まった紫のワンピースを指した。

こんなペラペラ布が4万以上するとかマジ可笑しい。


すると、私の肩を揉んでいる、普段は俺様キャラの先輩が片手で器用に私の肩をもみながら、もう一つの手で携帯を出して何やら会話を始めた。


「今すぐこっちに呼び寄せるから、少しだけまってろ」


あぁ、確かコイツってデザイン系の会社の御曹司だったわ、だったらこの新作ワンピ全種くれといったら、元から渡すつもりだとかえされた。


「10分以内に家に送っといてよね、それ以上遅れたら半径1キロ以上近づくな。あ~…喉乾いた」


そう呟けば、私の髪の毛をセットしている、金髪ピアスの1年女子に大人気な……あー……名前忘れたわ。


つーか、今日、人多すぎ。

気紛れ起こして一度に沢山の男を侍らせてみたけど、やっぱ飽きるし、イライラする。


そんなイライラに気づかず、金髪は瓶を開けた。


「今すぐシャテルドン開けるね」


「ハァ?私はエルセンハムしか飲まないし、つーか、ここの空間が乾燥しすぎ……役にたたねーんだよ!」


ゲシィっと、私は校則違反のヒールで思いっきり踏んだ。

彼は悲しそうな顔をするが、それはヒールで踏まれたことではなく、私の命令を叶えられなかった悲しみだ。


むしろ、踏まれたことは嬉しそうな顔をしている。


コイツだけじゃない。私が侍っている男たちは全員嬉しそうな顔をして、私の命令を聞き、目はうっとりしている。


遠巻きに見ている女たちは蔑視と嫉妬の目で私を見ている。


男に貢がれて当たり前、男を侍って当たり前、自分の思いのままに、強欲で品のない、自己中で性格最悪な私を皆はこう呼ぶ。


『悪女』だと。



☆☆☆


何故、悪女になったのかと聞かれれば、なるべくしてなったとしか、いいようがない。


まず、私は綺麗過ぎた。

釣った目はまるで豹のように迫力があり、真っ白な肌は雪のようだと評価され、私の声は異性を魅了する。ただ可愛いだけではない。整形しようが努力しようが、どうしようもない程の美を天は私に授けたのだ。


物心ついた時から、男は私が大好きで、魅了されて、自ら下僕になっていくものが殆どだった。


物心ついた時から、女の子は私が大嫌いで、罵詈雑言の類いしか吐かれたことがなかった。


親は脂ぎった成金で、その親に似ないで綺麗に産まれた私を甘やかしまくり、更に金持ちとのパイプに使えると分かってからは、道具としても重宝していた。


「私は……なんなの」


そのことに疑問を持ち、嫌悪感も沸いた覚えはあったので、なんとかしようと努力したことはあった。


しかし


女子と仲良くしようと頑張ったら、いじめにあい、後日、私をいじめていた主犯の女の子の家が火事にあった。


男子と距離を置こうとしたら、人生に絶望したといって、ガチの自殺を決行されそうになった。


結局、全部、無駄な努力に終わり、ふと冷静になると、一つの結論にたどり着いた。


「これもう、私が死ぬしかなくね?うわ、それならいいや」


どうあがいても、人の人生を狂わせる私が本気で現状を変えるには死ぬしかない。


他人の為に死ぬのと、私の為に他人が死ぬなら、他人が死ぬ方がいい。


雪野(ゆきの)麗香(れいか)がいい子であるのは望まない』


それが何となく分かった。そして、私がいい子になるのは舞台を飛び降りるのと同じだということも。


舞台から飛び降りれば大袈裟かもしれないが、死を意味するのはわかっていた。ならば、舞台の幕が降りるまでやり遂げることにした。


そして辿りついたのが、このキャラだ。


『顔がいいのに…性格もいいはずない』という女子の嫉妬。


『麗華ちゃんは我慢しなくていいよ!性格悪くてもいい!寧ろそれがいい』という男子の願望。


『麗華はブランドだ、安売りしては駄目だよ』という父の戦略。


そういうのもあって私は悪女となった。


言っておくが、私の性格は元々悪いので、周りのせいではない。



無様な真っ黒なドレスを着て、私は終わらない舞台の上でクルクルと回ることを選んだのだ。


☆☆





「ねーね、なに考えてるの?」


覗き込まれて、私はハッとする。

私に話しかけて来たのは、猫山(ねこやま) (はる)だ。


確か、映画かなにかの財閥の御曹司で、よく試写会のプレミアムチケット(2枚)を私に渡している。因みに1枚はヤフオクに出して小遣いにして、猫山を誘うことはない。


「別に少しだけ過去を思い出してただけだから……」


「どんなどんな!?」


あざとく聞き出そうとする猫山に酷く苛ついた。

何もかもウザッたく感じて、食っていたケーキを猫山の頭にぶつける。


『キャァアア!!?』


女子生徒の悲鳴が鬱陶しい。

そりゃ、そうだろう。可愛い系のみんなの人気者(笑)な猫山君にケーキをぶつけたのだ、そんな悲鳴もあがる。


「それ、あげる。顔についたほうが食べやすいと思って、わざわざぶつけてあげたんだから、感謝してよね」


そうそう、感謝しなさい。

私からケーキをあげることなんて滅多にないのよ。


「うん!ありがとう、麗香ちゃんの優しさが嬉しいよ!」


キモかったので、紅茶もぶっかけた。


それを羨ましそうに見つめる男たちを放って、私は立ち上がって学食を後にし、自分の教室へと戻るために足を動かした。


「最低、最悪、気持ち悪い…っ…」


やっぱり金持ち学校に来るんじゃなかった。


成金が、更に金を持って体裁を気にするようになった屑な父に懇願されたのと、金持ちが多いなら私ももっと贅沢出来るだろうという浅はかな考えの元で来たが、やっぱやめときゃ良かった。


確かに贅沢は出来たが、あいつらは、金を持ちすぎてるから限度を知らないし、私の傍にいようとする為には手段を選ばないから面倒だ。


その手段の内に屑親父に目をつける奴も多く、目をつけて貰った親父が脂ぎった顔を更にテカテカに喜ぶ。最悪だ。


親父に大量に金や株を渡して、お礼として、私と食事を出来る権利をもった男が喜ぶ。最悪だ。


せめて、見苦しくないようにと思ってイケメンや美少年を中心においてるが、別にどうも思わなくなった。最悪だ。


『……あーもう、鬱陶しい』


バシィン!


不機嫌な気持ちのまま思いっきり扉を開けたので、視線がこっちに集中する。その殆どは、女子の蔑視する目だ


男子もいるにはいるが、普通のレベルだ。私は金持ちかつ美少年しか相手にしないので近寄らず、舐め回すような気持ちの悪い視線しかない。


そんな視線を無視して、私はマジックで悪口書かれまくって真っ黒になった椅子に座った。


適当にスマホでも弄ろうかと思って、取り出しかけた時……


「始めまして、雪野(ゆきの) 麗香(れいか)さん」


一人の少女がよってきた。

顔は陶器のようにツルリとして小さく、しかし目はビー玉のように大きいし、唇はグロス抜きで艶々している。私には遠く及ばないが、黒髪ロングの清楚で可愛い系の美少女。


例えるならば、モテない女が考えた矛盾だらけの『可愛い顔(笑)』に、チートのような設定を大量に付けたかのような少女。


その癖『私は普通の女の子なの!でもイケメンは私が好きで』みたいなアホなモノローグを出す、あまりにも酷い三流逆ハー小説の主人公のような子だった。


こんな女、いたか?


「今日から転校してきた、聖条(せいじょ) 真理亜(まりあ)です」


マリア……凄い名前だが、日本人離れしてるのでハーフか何かだろう。


「で、そのマリアちゃんが一体何のようよ」


「更正させてあげる」


突然、そんな宣言をなされた。


私のことが大嫌いなブス女たちのような妬み言葉ではなく、悪口でもなく、彼女は自信に満ち溢れており、私が更正することを疑ってないようであった。


「ふーん……やってみなさいよ」


初めての感覚に、私は涙が出そうであった。この感情を表すならば…きっと歓喜であろう。


☆☆☆


「雪野さんのやってることは、スッゴク駄目なことなの!私達が導いてあげなきゃ!」


次の日から、マリアはそんな事を言って一大勢力となりだした。


私を嫌う女子を中心に人を集め、私と関わりの浅い男子も集め出した。そして、行ったのは私への抗議である。


私への異常なまでの優遇を正面から『駄目だよ!みんな平等に!』と声を張り上げて、数に物を言わせて抗議した。


数だけで言うならば、マリアの方が上であり、最近では私の取り巻きの何人かもマリアに取られた。まぁ、マリアはそこそこ可愛いから仕方がないし、私も取り巻きのことなんて一々覚えていないので別にいい。


それに、最近では『マリアがウザイから』という理由を使って、いつも侍らせている男共と距離を取っているので、静かでいい。




「麗華さんは間違ってる!悪女なんて駄目だよ!皆そういってるよ!ちゃんと更正しなきゃ!そんなんだから、男に距離を置かれてるんだよ!コレが天罰だよ!さぁ、更正しなきゃ!」


今日も今日とて、彼女はそう言っている。


何故か知らないが、不思議と安心があった。駄目なことは駄目だといってくれる彼女を、悪は悪だと言ってくれる彼女を…。


更正出来ると信じてくれる彼女の言葉が案外よかったりする。


誰もそんな人、誰も言わなかったから。


みんなは舞台を煽ることしかしなかったから、幕を下ろそうとする彼女に…少し期待があった。




そして、ついに断罪の日はやってきた。




『みんな、体育館で話があるの…来てね』


ある日、そんな校内放送が流れた。


何だなんだと、生徒たちはザワついたが、けれどマリア信者が多いこの学校では素直に体育館へと足を歩ませ、後は集団心理から皆はついていく。


私も気になって体育館へと足を運んだ。



体育館


中に入ると、マリアは舞台の上にたっていた。


顔が可愛いので、アイドルのようにも見えるものの、私には一瞬だけ哀れなピエロに見えてしまった。


『まず……麗香さん、舞台に上がってください』


マイク越しにマリアはそういった。

私は腕を組んだ状態で、あくまでも堂々とした足取りで舞台の上にあがる。


学校指定をキチンと守った真っ白なワンピース型の制服をつつむマリア。


黒い上着を着て、黒いタイツを履いて、ヒールを履いた私との対比があった。


「それで?何のようかしら?」


私はマイク無しだったが、静かな体育館では思いの外、声が響いた。


舞台の上に立てぱ、周りは私に見とれている。好意なり、敵意なり、嫉妬なり、羨望なり……望んでいなくとも私は沢山の視線を得てしまう。


物語の中心であることを義務づけられるような感覚はいつまでたっても慣れなくて気持ち悪い。


そんな私の状態を知らないマリアは無邪気な笑顔で言った。


『まずは、コレをごらん下さい』


そういって、舞台に設置されているシルクスクリーンに何やら画像と資料みたいなのが浮かびあがった。


『彼女の会社は横領をしまくり、殺人も時に行い、一般人に詐欺同然のことをする悪い会社なのです!』


そう彼女が宣言した。


確かによく見てみれば、画像は糞親父の映像だし、資料も横領の記録や詐欺の証拠が揃っていた。


周りはザワザワと騒いでいる。


「どうして…コレ…を?」


単純に気になって聞いてみただけだが、それを焦りと受け取ったらしいマリアはニヤァっと、不敵な笑みを浮かべた。


『麗華さんの家に入り、パソコンを開いて情報を取りました…とてもリスキーで危ない行為だと分かっています。けれど!正義の為に私は頑張りました!それに!そもそもやましいことをする麗華さんの親が悪いのです!』


あぁ……なるほど……そういうことか。


そうきたのか。


「コレはマスコミに渡しました!もう直ぐ世間に知られるでしょう。そして当然のことですが麗香さんは退学になります」


そう宣言した瞬間、また周りの騒ぎは大きくなった。


まるで、佳境に差し掛かったような舞台の物語を見ているような、そんな興奮した面もちで。


「これは、麗香さん。貴女の為でもあるの」


そういって、何かを一大決心したように、慈しむような面持ちでマイクを持ち直して続けた。


『ちゃんとやり直すのよ、更正するの。ここにいて、我が儘の限りを尽くしてしまったら、あなたや周りは不幸になってしまうわ。』


彼女は、涙ながらに私もつらいのよ、でも貴女の為でもあるのよとしきたりに繰り返した。


そんな事を言われたのはとても久しぶりだった。


あぁ、なんて……素晴らしい言葉だろうか。なんと優しい言葉だろうか。


『さぁ、みんなの前で謝ろう』


綺麗な聖母のような笑みでそういってくる。

慈悲深く、正義のヒロインが悪女を断罪するかのように


「えぇ…そうね…貴女は正しいわ」


ようやく…私は罪を償える機会が得られる。やっと…私は終われるのだ。


ここを退学になったら、真面目に働こう。ちゃんと更正しよう。優しくなろう。だって私は断罪されるのだから。敗北したのだから。


皆が……納得できる結末で幕が下りる。


そんな安心感に心を包まれて軽くなった気分になりながら、私は両手を床につけ、ゆっくりと頭を降下させる。


「いままで…本当にごめんなさ…」


「ちょっと、待った」


誰かが待ったをかけた。

声のした方をみると、体育館の扉に何人かの見た目麗しい男子がおり…よくみたら前の私の取り巻き達だ。


マリアはパァッと嬉しそうな顔をして、男達に喋りかけた。


『みんな!!聞いて!!麗香さんの家はとても悪くて犯罪……』


「お前のやってることこそが犯罪だ!しかも、麗華の親にそんな事実はない!」


大きな声で、赤メッシュがそう宣言した。


嘘だと言いたげなマリアの顔を見て、次は青メッシュのチャラいイケメンがいう。


「貴方がもっていったのは、僕たちが作ったフェイクだ。お義父様に仕込んでおいて貰うように……」


ペラペラと青メッシュは説明しているが、ちょっと意味が分からない。つーか、お義父様って誰だ。


「残念だがマスコミも俺達の手にある」


あぁ、そういえばコイツはマスコミ関係の御曹司なんだった。


「家宅侵入罪、窃盗罪、虚偽申告罪、名誉毀損……他にもお前の罪状は沢山あるぞ」


「最低ですね」


畳み掛けるようにしてそう言った。


なんだコレ?


何でこうなってんだよ。何でひっくり返ってるんだ。


「だ…だって、それがシナリオで……ねえ皆!皆もこの子が悪いって、そう思うでしょ!?」


狼狽した正義のお姫様は『皆』に問いかけた。


「いや…流石にやりすぎ」「つーか、引いてたし」「別に…麗華はアレでこそって感じなのに」


その『皆』という名の観客は、先程まで熱狂していたにも関わらず、白けたようにそう言う。


白けた原因は彼女であると…そう責任を押し付けた。


「ねえ!麗華はどうなの!?悪いって思ってたんじゃないの!?私のお陰で…更正しようとしたんじゃないの!」


彼女はついに私にすがりついた。

主人公の正義のヒロインではなく、舞台から無理矢理突き落とされる哀れなピエロのようだった。


「麗華がそんな事思うわけないだろ…」「さっきのは仕方なくだろ…」「麗華はそんなんじゃない」


もし…私がここで麗華の言葉を肯定したら…どうなるのだろうか。


簡単だ、そんなことは望まれていない。失望される。


悪女であることが私のブランドで処世術で、身を守る術で…呪いなのだ。


「麗華、我慢なんてしなくていいよ」「麗華が悪くても俺達は大好きだから」「麗香は性格悪いけど……」「悪くないとダメだしね」


最早、善悪の区別はよく分からない。私はきっと悪だがそれを皆は肯定し…更正はもう望まれていない。



今ここで『それ』をやってしまったら……舞台から突き落とされる。



男に貢がれて当たり前、男を侍って当たり前、自分の思いのままに、強欲で品のない、自己中で性格最悪……それが、求められ、肯定される私なのだ。


敵意であろうと、好意であろうと、嫉妬であろうと、羨望だろうと、悪意だろうと……とにかく私はもう舞台から下りれない。


スゥッと、息を吸い込んだ。


「はあ?言葉は嘘に決まってるじゃない……貴女のことなんて虫以下よ…分かったらさっさと何処かへ行ってくれないかしら?不細工ちゃん」


言いなれた罵倒を口から吐き出し、最早お馴染みとなった見下した目と嘲笑を浮かべる。


周りは、好意であれ、敵意であれ…それでこそ麗華だという空気があった。


一方、マリアは涙を浮かべ、顔を真っ青にして、今にも死にそうな顔で私に宣言した


「このままで終わらせないんだから!アンタなんて…ゲー………悪………何だから!何よこのバグった……ゲー……世……!!!??」


途中で何を言ってるかは理解出来なかったものの、彼女は大声でそう吐き捨て、舞台を飛び降りて、足を引きずるようにして体育館の外へと出ていった。


「大丈夫か?麗華」


彼女を見送った後、王子然とした彼らが手を差し伸べる。


正義の真っ白なドレスを着ているヒロインではなく


悪の真っ黒なドレスを着ている私に。


こんなものは間違っている。クソのような脚本だ。こんな舞台を絶賛する観客達もクソだ。


「触らないで…っていうか、来るの遅いのよ役立ず。さっさと帰るから車用意してよね」


ッフンと私は顔を背けて男達に命令する。そして、それでこそ麗華だと嬉しそうだった。







幕が下りない舞台の上で延々とクルクルと回り続ける。舞台から突き落とされないように。

雪野(ゆきの) 麗香(れいか)

異常なまでの美貌と、男を惹き付け女に嫌われる能力をもつ。性格は悪くて悪女そのものではあるが、更正したいとは思ってる。

悪女の性格は元々の性分と環境から。

『舞台』から飛び降りると『ヤバイ』ということ、『ルール』があるという事は分かっている。




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― 新着の感想 ―
[一言] やっぱり悪のフリはいいけど正義のフリはウザい。
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