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君の唄が僕を呼ぶ  作者: 結城朱琉
5/5

花里

エピローグですな('ω')

綺麗な唄が聞こえた。

懐かしい唄だ。

一体誰が歌っているのだろう。

優しい声音に風が喜んでいる。



そうっと目を開けると、眩しい日差しと共に、駿が見えた。


「起きた?」


「ん」


「良い夢でも見てた?」


「なんで?」


嬉しそうな顔をする駿をジッと見た。


「だって紗が笑顔だったから」


寝顔をずっと見られていたのか、と少々気恥ずかしいが、まあ、いつものことでもある。




母や父が殺された後、そうそうに神官と御影がやってきて、後処理をしてくれた。


おかげで我が屋敷は今は綺麗さっぱりだ。


父が帝の一番の側近だったため、葬儀が大がかりなものになった。でもまあ、母も屋敷の使用人も皆一斉となる葬儀だったため、一人きりであの世へ行くことはないと思うと、そこまで悲しくなることもなかった。


一人閑散とした屋敷に新たな使用人を雇ってもどことなく寂しく思った。それをいち早く察した駿が、この屋敷に住むと言い出したので、拒否したのだが、見透かされた心の内を堂々と言われては否定できない。


そうして、一緒の屋敷に住んでいるのだが、日常が特に変わったことはない。思えば、一緒に住んでいなくとも駿と一緒に過ごす時間が多かったので、変わらないのも頷ける。


「駿、今日のおやつは駿の好きなゼリーがいい」


「分かった」


ああ、平和だな、なんて思うのはやっぱり平和じゃない時を過ごしたことがあるからで、今があることに喜びを感じるのは、支えてくれる人がいたからで、僕は駿に感謝しなくちゃいけないな、なんて僕らしくないことを考える。


きっと、そんなことを口にしたら、駿はきっと、紗と一緒にいたいから、とかなんとかいってくるんだろうな、なんて考えて、笑った。







主従のような、幼馴染のような、対等であるようで対等ではない。そんな立場の二人だけれどもどちらも互いに必要とする関係。

ってゆー、お話だったな(゜∀゜)

プロット立てないで、直で書くんで文章がいつもグダグダになってしまうんですが、これは比較的まとまってるな、なんて書いた後で気づいたり。

まあ、二人をあたたかく見守っていてくださいな。

そして、できればコメント下さい。。。。。

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