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短編・詩 恋愛

サボテン

作者: 些稚 絃羽

君はサボテンみたいだね

丸くて穏やかな顔をしていながら

厳しい言葉を吐くんだ

可愛い小さな花をつけながら

触れる手に傷を作るんだ



自分を守っているんだね

その無数の棘で

傷付けられることを恐れているんだね

隙間なく尖らせて



でもそれじゃ触れ合うことができないよ

抱き締めることも肩を寄せ合うことも

水は要らないって君は言うけど

サボテンだって枯れるから



ほら、その棘だけは枯らせて

瑞々しい君をみせてよ

全部じゃなくていいから

そのままの君をみせてよ



また君が新たな棘を出す

もうそれでも良いかな

だって君の棘さえも

愛せる気がしてるから



水は要らないって君が買ったサボテン

僕は今日も少しだけ

君が寝ている間にね

少しだけ水をあげてるよ

その時にいつも優しくさ

棘を優しく撫でてんだ



僕はサボテンが好きになったよ

ねぇ、起きて

花が咲いたよ


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