Story memoryⅡ
ファイ「…で、二人は一体何しに来たの?」
ルビー「ファイの尾行!」
レット「…お前と話した後に、サボろうとしたルビーを見つけて、注意しようとして………気がついたら、ここにいた」
うん、その時の状況がよーく目に浮かぶよ。
つまり…
俺とレットが話をした→どこかでルビーが聞いてた→尾行しようとした→レットが注意しに行く→誰かが眠らせるか気絶させる(おそらくブレイかロート)→ルビーがそのまま連れていく…つまり、現在に至る。
ファイ「うん。ルビー、君またサボろうとしたね。
それで注意されると面倒だからレットも連行ということかな?
それでその途中、薬草探しに森に来た方角の魔女に会って同行。そして今の状況…」
ルビー「あ、分かる?」
あ、認めた。
レット「おま…お前な………ハァ…帰るぞ」
ルビー「えーやだー」
レット「おもちゃ屋の前の子供か。…ったく、邪魔したなファイ」
ファイ「レットも大変だねー」
レット「……お前と比べたらなんてことない」
ファイ「……」
ルビーを引きずって、そのまま帰っていくレット。
…まったく、色んな意味で凄いよ、“レッドブルー”は。
「あの…」
ん?
セイリュウ「…初対面の筈、ですよね。どうして、私達の名前を…?」
スペード「しかもユー、僕達の名前だけじゃなく『方角の魔女と使い魔』っていったよね」
…しまった…。
ファイ「え、えーっと…」
スザク「……お前、どっかで会った気がするんだが」
ファイ「うぇ!?」
…あ…マズイ。変な声出しちゃった。完全に動揺してるってバレるな…。
ディアマ「…どうする?」
ブライト「…仕方ない。ファイ」
ファイ「え?」
後ろで何かの笛のような音がしたかと思うと…
「キューイ!」
ファイ「うわぁ!?」
体が浮いたかと思うと、風が正面から勢いよく吹いてきた。
ブライト「乗れ!逃げるぞ!」
ファイ「え?えっ…えぇー!?」
目の前には…二匹の黒龍がいた。人が乗れるように金具やらが色々と…
一匹には既にディアマとブライトが乗っている。
ファイ「えっ…ちょっ……あーもう!フィー、つかまってて」
フィー「!」
とりあえずその一匹に乗る。…なんか懐かしいな…。
…あれ、コイツもしかして……試しに、首の辺りを撫でる。
『この感覚は…ご主人様!』
ファイ「!…やっぱり、君だったのか…」
『はい!ご主人様に再び乗ってもらえるなんて、このシーヤ嬉しい限りです!』
『シーヤ!再会を楽しんでいる場合じゃないだろう!』
『あ、そうでした。それでは行きます!飛ばすのでしっかりつかまっていてください!』
ファイ「あ、分かった!」
ということらしいから手綱を握る。…小さくフィーも握ってるね。
握った瞬間、シーヤが飛んだ。
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スザク「あの黒龍は…!……いやまさか…あの方達は…」
ビャッコ「…姿変われど魂同じ。…可能性はありますわね」
ゲンブ「…彼ら…いいえ、おそらくあのファイとかいった方の目的は…」
セイリュウ「…そうですわね」
残された方角の魔女達は、飛び去っていく少年達を…見えなくなるまで見ていた。
シーヤ
影の国「ナイトシェイド」の王家専属の騎獣。
主に超が付く程忠実。ファイを「ご主人様」と呼ぶ。
方角の魔女
東西南北の魔女の総称。
東の魔女セイリュウ
おしとやか。
西の魔女ビャッコ
毒舌家。
北の魔女ゲンブ
天然。
南の魔女スザク
勝気で男勝り。




