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私立紅葉学園生徒会活動記録

続・生徒会なんです、これでも

作者: 五円玉

秋の短編祭りも第3弾です!!


今回は作者が以前書いた短編の続編として投稿しました!!


下ネタ注意なギャグですが、そこは笑って見逃して下さい。

「私、亀甲縛りを生で見てみたいの!!」


「白咲、お前開口そうそう何言ってんだ!?」










うおっほん!!


皆さんこんにちは!

俺は私立紅葉学園高等部、生徒会長の赤木あかぎただしです。




え〜……開口そうそう見苦しい単語が出て来た事をお詫び申し上げます。










今日は9月の半ば。


俺は、紅葉学園生徒会室に来ていた。


現在会議中。


「いいか、もうすぐ我が高校の文化祭“紅葉祭”が行われる。生徒会からも何か出し物を出そうと思うのだが……」


文化祭。

それは来年受験の中学生達への絶好のアピールチャンス!!


「皆、何か意見はないか? あ、ちなみにボケは期待していないから」


……ここ、紅葉学園の生徒会メンバーは個性豊かなメンツが揃っている。


「はい!!」


「はい青森」


今挙手をしたのは、紅葉学園副生徒会長の青森あおもり琴音ことね


「ラブホ経営やりたいですわ!」


「ボケはいらないって言ったばかり!!」


青森は18禁ラインのぎりぎりトークが好き。


「会長、私はボケてません。大真面目ですわ!!」


「お前、本当に生徒会役員か!?」




全く……




「はい!」


「じゃあ黄池」


今手を挙げたのは、書記の黄池きいけ太郎たろう


「にゃんにゃんカフェがやりたいです!」


「にゃ……にゃんにゃん? 猫か?」


あー、動物は禁止……


「会長、今年は猫系キャラアニメが多いですよね? だから店内を猫系キャラ一色に……」


「却下」


書記はアニヲタ。

しかも重度の。





「……はい」


「じゃあ緑山」


緑山みどりやま総一郎そういちそう

生徒会の書記。


「生徒会とオカ研のコラボで、UFO降下実験を……」


「却下」


書記はオカルト好き。


「会長、いいですか? UFOは地球を侵略するための兵器です。それを僕らで占領したら……フッフッフ」


「妄想乙」


こいつは嫌いだ。







「は〜い!」


「はい白咲」


白咲しろさき月乃つきの

生徒会の庶務。


「ストレス発散、会長の尻に鞭を打とう……っていうのは?」


「え、えええぇぇぇ……!?」


性格S

下ネタ混じりのS行為が好き。

ちなみに青森は下ネタ混じりのM行為が好き。


って俺は何を言っているんだ!?


「ってか、フッツーにアウトッ!!」














以上が紅葉学園生徒会である。











「いいかお前ら!! 我々は生徒会だぞ!! 生徒会選挙を勝ち抜いてきた学校の代表なんだぞ!!」


現在お説教中。

みんな正座。


「なのになんだ!! やれオタク、やれオカルト、やれ下ネタ!! なんだこの生徒会は!!」


俺は怒ってますぞぉ!!


「まぁまぁ会長、落ち着いて」


「白咲、なんだかんだで貴様が1番の怒りのエナジー元なんだぞ?」


自覚はないのか?


「え? オ〇〇―元?」


……うわ、前作より下ネタ度Upしとるがな!!

作者イカレタか?


「ってか、真面目に聞けぇ〜!!」


怒り心頭!!

一人一人にお説教!!


「まずは白咲!!」


「なぁに?」


何甘ったるい声出してんだコイツ!?


「お前は開口早々亀甲縛りだの、〇が二つも付くような下ネタだの、なんでそんな18禁なんだ!!」


教育に悪ぅございます!


「だってねぇ、下ネタは万国共有の笑いなのよ?」


「だから何だ!!」


いやマジで。


「いやだからね、過激な描写をいっぱい出して、外国の方からも人気を……」


「それ根本的におかしいだろ!!」


ってか、過激な描写って!?


「だから会長、私をおかずに白いゴハンを……」


「お前生徒会クビ」










「次に緑山!!」


「…………」


はいシカト頂きました。


「返事をしなさい!!」


「……会長氏ね」


なっ……


「なっ……おま……ちょっ……えっ……」


※会長はメンタルが超弱いのである。


「……今日はUFO降下実験の日だったのに、この会議のせいで実験は中止になった……」


「いやお前……さすがに死ねとかは……」


「逝ってしまえ」


「なばっ……!!」


会長大ダメージ


「第一会長、貴方は真面目過ぎるんです」


「ま、真面目の……何が……悪い……」


会長覇気0%


「もっとこう、宇宙人のような柔軟な……」


「う、宇宙人……」


最近、緑山には電波設定がプラスされたような。


「とにかく、僕は帰ります。UFO降下実験やるので」


「…………」













「次は黄池!!」


会長メンタル回復!!


「な、何ですか?」


このデブ動揺中。


「まずお前はこの部屋にあるアニメグッズを捨てなさい」


※この部屋=生徒会室


「え、えぇ〜……」


「えぇ〜じゃない!!」


なんだこれは!!

生徒会室の壁にはアニメのポスターがいっぱい。


棚の上にはフィギュア。


ロッカーの中にはコスプレ衣装。


「テメェ、生徒会室を私物化すんな!!」


「ひ、ひぃ〜!!」


デブが縮こまる。


「だいたいな、やれアニメだの、やれ漫画だの、お前はオタク過ぎるんだ!」


「す、すみません……」


「それになんだ、何がいいんだこんなの」


俺はフィギュアを掴む。

何のキャラかは知らないが、やたら目の大きな女の子の奴。


「あ、会長、勝手に触るなぁ!!」


「えっ!!」


突然デブが騒ぎだした!


「会長、汚い手で触んなよ!!」


「え、えぇ〜……」


キレたよコイツ。


「会長、貴方は二次元の良さを何もわかっていない!!」


「なっ……」


せ、説教タイム!?


「現実では味わえない、甘酸っぱいストーリー、それが二次元の醍醐味!!」


「…………」


「例えば朝、隣に住む可愛い幼なじみが、僕を起こしに…………」


ドスッ!!


「グハッ……」


「いいからグッズを片付けろ!!」













「最後に青森!!」


「セクハラはお断りですわよ?」


「…………」


なんだかんだでコイツは強敵。


「うおっほん。……青森、お前は最近白咲化し過ぎだ。下ネタはやめなさい」


女の子が下ネタなんてはしたない!!


「……会長、もしかして欲求不満ですか?」


「……どうしてそんな疑問が浮かんだんだ?」


意味不明。


「だって下ネタ止めろって……何か逆に言って欲しいと取れる発言……」


「俺は芸人ではない」


フリでもない。


「会長……まさか夜な夜な恋人である右手に……」


「テメェマジでシバくぞ!!」


もー嫌だ。


「夜のおかずは程々にですわ!!」


「……やっぱシバく」













「俺、もう生徒会やめようかな……」


もう……やって行ける気がしない。


「会長、元気を出して下さい!!」


「し、白咲……」


お前……


「さ、会長。今から羞恥プレイとして三角もく……」


「やっぱお前生徒会クビ」

次回短編祭り第4弾!


とある過疎化の進む、田舎な港町で始まる、現代ファンタジー

「金山町は今日も晴れ」

をお送りします!!




作者の書く小説の中では珍しい、ガチな青春ストーリーです。

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