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序
シャーロック・ホームズ。
1887年、イギリスの作家、アーサー・コナン・ドイルの手によって生み出された、おそらく現代世界でもっとも有名な名探偵だ。
ジョン・ワトソンという彼の相棒の記した事件簿、もしくは自叙伝のような形で展開されるそれは、はじめの作品となる緋色の研究の発表からすでに100年以上の時が立ってなお、世界中にシャーロキアンという熱狂的なファンを生み出し続けている。
でも、これはそのシャーロック・ホームズではない、もう一人のシャーロック・ホームズという男の話。
俺が見てきた、ある、切れ者で計画的かと思えば向こう見ずで、天真爛漫な。傲慢で、しかし真っ直ぐ、お人よし。
そんな、もう一人の名探偵の話だ。
この本を、我が親友であり、相棒。
世界一の、名探偵。
シャーロック・ホームズに捧げる。




