8話 ほんとうに可哀想
幸せで豊かな【月の中】で暮らす、うさぎとかぐや。
ふたりは、MoonTube〈ムーンチューブ〉で見た
現代も大昔も、不便でコンランする場所【地球】の話に興味津々!
地球の子供たちは、タイヘンでカナシイらしい!
ふたりはサンタみたいにプレゼントを届けたらいいのでは?と思いつきました。
月といえばお饅頭!
うさぎとかぐやは、神様に許可をもらって地球旅行へ出発しました。
ルンルンでタスケルするのです。
タスケテを知らない地球の子供、桃太郎と幼い妹の桃子との出会いで、
うさぎとかぐやは
大切な人を助けるとはどういうことなのか?
自らの過去と向き合い、成長していく。
第8話です。
次の日
かぐやは、こっそり月へ帰りました。
月のサトイモを持ってくるためです。
おまんじゅうよりも、もっとステキな食べ物をあげよう!
と思いついたのです。
少しの量で、もっともっと幸せになれるものを探しました。
月のサトイモが良いと思ったのです。
甘くて美味しい!
赤ちゃんも喜ぶでしょう
「だーーー!!」と、
桃ちゃんはニッコニコで喜びました。
「美味しいね」と言う桃太郎は
ヘンテコ笑顔でした。
桃太郎は、カナシイなのだ
かぐやは、またこっそり月へ戻りました。
月の梨を持ってくるためです。
月の梨は、甘くてとっても美味しい!!
一切れでも
みずみずしくて満足できるはずです!
桃太郎は、たぶん喜ぶでしょう!
「あーーー!!」と、桃ちゃんはニッコニコで喜びました。
「美味しいね」と言う桃太郎は
ヘンテコ笑顔でした。
桃太郎は、まだカナシイなのだ
かぐやは、急いで月へ戻りました。
月の栗を持ってくるためです。
月の栗は、トゲトゲがありませんので
安心です。
月の栗は、とにかく美味しいのです。
特別なものではありませんが、
かぐやの大好物なのです。
一粒で満足できる
これは間違いないはずです!
桃ちゃんも、栗が大好きなようでした。
ニッコニコの笑顔で手を叩いて喜びました。
「美味しいね」という、桃太郎の顔は
ヘンテコ笑顔でした。
桃太郎は、
サイコウのカナシイだ。
食べ物では変わらないのだと知りました。
可哀想だと思いました。




