6話 サイコウにカナシイ桃太郎に興味津々なかぐや
幸せで豊かな【月の中】で暮らす、うさぎとかぐや。
ふたりは、MoonTube〈ムーンチューブ〉で見た
現代も大昔も、不便でコンランする場所【地球】の話に興味津々!
地球の子供たちは、タイヘンでカナシイらしい!
ふたりはサンタみたいにプレゼントを届けたらいいのでは?と思いつきました。
月といえばお饅頭!
うさぎとかぐやは、神様に許可をもらって地球旅行へ出発しました。
ルンルンでタスケルするのです。
タスケテを知らない地球の子供、桃太郎と幼い妹の桃子との出会いで、
うさぎとかぐやは
大切な人を助けるとはどういうことなのか?
自らの過去と向き合い、成長していく。
第6話です。
その夢は、不思議だった
とにかく熱かったことを、一番覚えている
フカフカが、ヂリヂリと大きい音を立てていた
絶叫で目が覚める
あつい!!!!
大切なものを忘れていた
大切なものが欠けていたのだ
かぐやとうさぎが地球に来て
どれくらい経ったのでしょうか。
ふたりは、毎日が楽しくて
まだまだ月へ帰りたくないのです。
月の神様に、お饅頭を配り終えるまでは地球で過ごすことを許可されています。
うさぎは、お昼寝の間も惜しんで
毎日、月のおまんじゅうを子供たちに配っています。
「たくさん持ってきてよかった!!」
うさぎは飛び跳ねて、毎日喜んでいるのです。
素敵な音がする方向へ!
うさぎには、この配達がとても楽しいのです。
サンタはきっといつもこんな気分なのだろう!
子供たちがニコッと笑うと
うさぎは、フカフカの腹がポカポカになる気がしました。
かぐやは?というと
大体、このリアル森のカフェで過ごしています。
桃太郎の
顔の腫れが落ち着いてきた頃
うさぎが、桃太郎と桃子をこの森へ呼んでくれました。
かぐやは、
あの日からより一層
他の子供たちに興味を持てなくなりました。
桃太郎は、とびきり興味深い子供
サイコウのカナシイだからです。
かぐやは、桃太郎に会うのが
いつも楽しみなのです。
かぐやの心はルンルンでした。
あの日からルンルンでタスケルしているのです。
月のカッターで竹を切り
コップを作りました。
森の中をたくさん歩くようになり、
どんぐりを集めます。
今日も、
桃太郎たちがここにやってくるので
かぐやは赤ちゃん用の食べ物を作りました。
おまんじゅうを潰して
月の水を加えれば
あっという間に赤ちゃん用のお食事の出来上がりです。
いちいち煮て柔らかくする必要もない!
とっても簡単です。
森の中から
赤ちゃんの元気な「あ〜!」という声が近付いてきます。
今日も、短い時間ですが
3人でおまんじゅうを食べる予定です。
用意をしていたら、二人がやってきました。
桃太郎は、かぐやと目が合うと
眉を下げてニコッとしました。
それから「こんにちは」と
背中からは「あー!」と桃子も
同時に挨拶しました。
「桃太郎!桃ちゃん!いらっしゃい!!
おまんじゅうあるよ!一緒に食べよー!」
かぐやは、素敵な笑顔で二人をテーブルに案内しました。
実は、
昨日までテーブルは、ありませんでした。
どんぐりを探しているとき、
テーブルにするのにちょうど良さそうな大きい石を見つけたのです。
注意深く辺りを見回し、
觔斗雲に乗せました。
(どうやってここに運んだことにしよう…?)
かぐやは思いました。
なんとなく
このデカい重たい石を持ち上げることが出来る
怪力の持ち主だということを
桃太郎に知られたくなかったのです。
(うさぎとふたりで持ったことにしようかな…?)と思いつきました。
初めて小説を書きました。
今年6月から書き続けてきた物語です。
現在、31話を書いているところです。
ほぼ毎日投稿します。
読んでもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします。




