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斜め上から見た美しい世界〜間違ったのは誰?正しいタスケル出来たのは誰?  作者: RiderLisa


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アレがタイヘンって事なんだ…素敵…。たぶんね 3話

幸せで豊かな【月の中】で暮らす、うさぎとかぐや。




ふたりは、MoonTube〈ムーンチューブ〉で見た


現代も大昔も、不便でコンランする場所【地球】の話に興味津々!


地球の子供たちは、タイヘンでカナシイらしい!




ふたりはサンタみたいにプレゼントを届けたらいいのでは?と思いつきました。


月といえばお饅頭!


うさぎとかぐやは、神様に許可をもらって地球旅行へ出発しました。


ルンルンでタスケルするのです。




タスケテを知らない地球の子供、桃太郎と幼い妹の桃子との出会いで、




うさぎとかぐやは


大切な人を助けるとはどういうことなのか?


自らの過去と向き合い、成長していく。


第3話です。

挿絵(By みてみん)


 


うさぎは、桃太郎をキラキラした目で見つめています。




「さぁ!どんどん食べて!」




「えっ!?


………いいの?」




「もちろんだよ!


僕たちは、サンタみたいなものなんだ!」




(さんた…?


動物の世界の話かな?)


と桃太郎は思いました。




「あっ!!!おまんじゅうは良いけど、


僕のことは食べないでね!!」




よく喋るヘンテコなうさぎです…




桃太郎は、貰ったおまんじゅうをもう一つ


よく噛んで味わっています。




すると




「あぁあー!うー!」


それまで桃太郎の背中で、スヤスヤ眠っていた赤ちゃんが目を覚ましました。




「あっ、赤ちゃんも食べる?」


「だめだよ!赤ちゃんだから食べれないよ!」


「あっそっかーごめんねー」




「桃子って名前なんだ。


俺たち母ちゃん………いないから。


穀粉煮て食べさせてるんだ…」




桃太郎は、うさぎの持っている沢山の


おまんじゅうを見て言いました。




「あの…俺の名前、桃太郎っていうんだ。




良かったら………




もう1つだけ貰ってもいい?」




うさぎは、


去っていく桃太郎の背中を


じっと見つめていました。





そうか、そうか


あれが


❝タイヘン❞なのか……


なんて素敵な音なんだ………




これが❝タスケル❞なのか


なんて素敵なことだろう!




かぐやに伝えなければ




かぐやったら、地球に来てから森の中で遊んでばかりです。




全く…


かぐやったら、大切なものを見逃してしまっているよ




ほんとにおバカさんだなぁ…


アーカイブは、無いんだよぉ?




大切なものを思い出したような輝く目で、桃太郎の背中を見つめていました。






桃太郎の音は、


鈍くて低くて苦しくて


ほんとうに素敵なのだ………




うさぎは、


フカフカの腹の底から


苦しい音が戻ってくるのを感じた。


なんだか身体が熱い気もしました。



たぶんね……?


……………素敵なのだ。

 


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