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斜め上から見た美しい世界〜間違ったのは誰?正しいタスケル出来たのは誰?  作者: RiderLisa


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19/50

19話 かぐやと桃子の穏やかな時間 ほんとはあげたくないけどあげちゃう!

幸せで豊かな【月の中】で暮らす、うさぎとかぐや。


ふたりは、MoonTube〈ムーンチューブ〉で見た


現代も大昔も、不便でコンランする場所【地球】の話に興味津々!


地球の子供たちは、タイヘンでカナシイらしい!


ふたりはサンタみたいにプレゼントを届けたらいいのでは?と思いつきました。


月といえばお饅頭!


うさぎとかぐやは、神様に許可をもらって地球旅行へ出発しました。


ルンルンでタスケルするのです!


タスケテを知らない地球の子供、桃太郎と幼い妹の桃子との出会い、地球で過ごす日々のなかで


うさぎとかぐやは


大切な人を助けるとはどういうことなのか?


自らの過去と向き合い、深みのある存在へと成長していく。

挿絵(By みてみん)



「きゃー!m.uの限定オマケだーー!」


かぐやは、予期せぬお店からのプレゼントに


ピョン!


ピョン!


ピョン!!


うさぎみたいに跳び上がって喜びました。




オマケは、カゴの一番下にそっと置かれていました。


透明でキラキラした小さな平袋の中には、なかなか珍しい形をしたハートの髪飾りが一つ入っています。



「可愛すぎるぅぅうう!!!」



かぐやは、そっと丁寧に取り出して


じーーーっと眺めました。




「あたしの着物にも似合いそうよね!?

最高すぎる〜♡」



美しい月の髪飾りにルンルンしていると、


ふと桃子にプレゼントしようかな…?と思い付きました。 



「え……?


なっなんで!!?


でっでも!!


でも…


でも!!!!


ぐぬぬ……。」




m.uの大ファンのかぐやは、大きな独り言を言いながら、限定品をあげることを躊躇いました。


赤ちゃんには必要ないですからね!


欲しいわけは無いのですが。


一応聴いてみましょう



「桃ちゃん……こっ…これ欲しい?」



すると、


桃子は丁度良く片手を上にあげて


「だぁーーーー!!!」と大声をあげました。



あまりにもタイミングが良くて、かぐやは吹き出しました。

 


「ギャーー!!ちょっと!!!桃ちゃん凄い!!!」



かぐやはひっくり返って大笑いしました。



ギャハハハハッッ!!!という


おおよそ着物のレディらしくない笑い声が森の中に響きました。


うさぎがいたら大喜びしそうな変な音なのです。



桃子はきょとんと首を傾げていましたが、

かぐやの音がおかしかったのか、また手を叩いてキャッキャッと笑い出しました。




「桃ちゃんは面白い子ね!


じゃあ…………


これあげるからね!」


髪飾りを桃子の髪に着けてあげました。




「わー♡かわいすぎる♡


いいなぁぁぁ……


私も欲しかったなぁ


ねぇ桃ちゃん、たまには貸してくれる?」




かぐやは、おどけた様子で赤ちゃんに上目遣いをしてお願いしました。




「…………。」


今度は、ボーっとして答えない桃子に



「ちょっとぉぉ〜!!


そこは『だぁー!』でしょぉ?


わかってないなー桃ちゃんったら♡


まだ赤ちゃんだもんね〜


仕方ないわね〜」




桃子はそんなことは知らんとばかりに


一生懸命、手を伸ばして

かぐやの畳んだ服を掴み、ハムハムと噛んでいました。

また違う服を掴んでは……ハムハムと味わっています。


一生懸命ぐちゃぐちゃにするようです。



「あー!だめよー!!」


桃子は、m.uのお高いポイントの服を


ハムハムして涎まみれにし、


「だぁー!!!」と喜びました。




「だぁーじゃないのよ…」



かぐやと桃子は、なにもないこの森の中で楽しい時間を過ごしました。



うさぎもいたらもっと楽しかったでしょう。


久々に一緒に遊べると思っていたかぐやは、配達優先のうさぎを思い出し、急に厶ッとしました。



(今日の桃ちゃん、特に面白くて可愛いのに!!


うさぎったら………


アーカイブはないのよぉ!!


すぐに配達に出掛けていなくなっちゃうんだから)




かぐやは、山盛りのどんぐりの横にある


藁を手に取りました。


月から地球へおまんじゅうを運ぶときに、


うさぎが「雰囲気が出るから!」と、クッション材に月の藁を使いました。


桃太郎の草履が古くなっているのに気付いてから、

「これで藁草履を作ってみたらどうかしら?」と思いついていました。


柔らかく、耐久性に優れた月の藁なら靴にピッタリなのです!



本当はうさぎと一緒に作りたかったのですが


配達ばかりであまりココにいないので、仕方ありません。


かぐやは、丁寧に藁を三つ編みにしてレトロな靴を作っていきました。


「うさぎにも作ってあげようかなーと思ってたけど

やっぱりやーめた!

ね?桃ちゃん」


桃子はやっぱりそんなことは知らんとばかりに

一生懸命服をぐちゃぐちゃにしていました。


「あ〜〜もぅ〜〜

まぁいっかぁ〜〜

桃ちゃん

ぐちゃぐちゃにしたいんだもんねー?」


かぐやと桃子の穏やかな時間は少しずつ過ぎていきました。



この物語は、読む人それぞれの感じ方があると思っています。


もし何か受け取ったものがあれば、感想を教えてもらえたら嬉しいです。

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