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斜め上から見た美しい世界〜間違ったのは誰?正しいタスケル出来たのは誰?  作者: RiderLisa


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18/52

18話 赤ちゃんが敵に見えるなんて!桃太郎はカナシイね。

幸せで豊かな【月の中】で暮らす、うさぎとかぐや。


ふたりは、MoonTube〈ムーンチューブ〉で見た


現代も大昔も、不便でコンランする場所【地球】の話に興味津々!


地球の子供たちは、タイヘンでカナシイらしい!


ふたりはサンタみたいにプレゼントを届けたらいいのでは?と思いつきました。


月といえばお饅頭!


うさぎとかぐやは、神様に許可をもらって地球旅行へ出発しました。


ルンルンでタスケルするのです!


タスケテを知らない地球の子供、桃太郎と幼い妹の桃子との出会い、地球で過ごす日々のなかで


うさぎとかぐやは


大切な人を助けるとはどういうことなのか?


自らの過去と向き合い、深みのある存在へと成長していく。


挿絵(By みてみん)


かぐやは、しばらく二人の為に何をしたらいいのか

考えたい気分でしたが…


着替えを渡していなかったことに気付きました。


焦ったかぐやは、急いでカゴからm.uの服を取り出し、桃太郎に渡しました。


「ごめんね!

着替え渡すの忘れてたね!着てみてくれるかな?

全部あげるよ

好きなのを着てね!」



「………うん。ありがとう」

桃太郎は小さく元気のない声で答えました。



かぐやは、桃子を抱っこして

「何色を着る〜??」と話し掛けました。



桃太郎が着替えている間、


m.uの素敵な赤ちゃん服を取り出し


桃子を手際よく着替えさせてあげました。



何度も子守りをしてきたので、お手のものです!



「桃ちゃんかわいいねぇ」




兄妹がレトロな日本の服に着替え終わると、


そのキラキラした姿にかぐやは嬉しくなり、つい拍手をしました。




(ふふふ♡レトロな日本庶民ゾーンから選んだし、違和感もないわね!)

かぐやの気分は良くなっていきました。




「……ほんとにもらっていいの?」

桃太郎は遠慮がちに聴きました。



「うん!いいのいいの!桃太郎すごく似合うわね!」



かぐやは、ピンクの小袖を着た桃子を抱っこして

大きな石のテーブルに腰掛けました。



さっきより、少しリラックスした様子の桃太郎を見て


そのままでいられたらいいのにな…と思いました。




かぐやは、どうしたらいいのか?またアレコレ考え始めました…



月のカメ赤ちゃんや、月鳥の赤ちゃんの子守りをした時の事を思い出し、


(月鳥の赤ちゃんは、付きっきりだったわね。

あたしの他に、カメお母さんやゾウお母さんとか、よく交代でお世話してたわ…)


たくさん子守りのお手伝いをしましたが、


顔を真っ赤にして泣き叫ぶ月の赤ちゃんはいませんでした。




(桃太郎は、本当は大人がしなきゃいけないことを

独りで引き受けてる…。

だからコンランしてて

タイヘンでカナシイんだよね……可哀想に。)


かぐやの眉間には、じわじわとシワが寄っていきました。



(あのとき


「ウルセーナ」と


「ジンジャエール」みたいな言葉も言ってたわ。


でも…ジンジャエールでは無いわね?


この時代にはまだ無いし。


「ジンジャエール」って何かしら?)



うーん

うーん

と、首を傾げ

目を閉じながら

難しい顔で考え続けました。




(…………とにかく!


桃ちゃんのことが敵に見えちゃうくらい


タイヘンでサイコウのカナシイなのよね)


かぐやは、どんどん桃太郎のことが可哀想になっていきました。




かぐやは、ふと

「あっそういえば、うさぎはどこに行ったのかしら?」

思い出したように言いました。



「配達の時間だって出て行ったよ」




「やっぱり!!うさぎったら…もぉー

お腹空いてるよね?」




「さっき、うさぎと一緒におまんじゅう食べたよ」




「え!食べたの!?


そっか…


じゃあ何しよっかー?


そういえば、どんぐり沢山集まったんだ〜!


ねぇ一緒に遊ばない?」




「あっ…いや…良かったら少し寝てもいいかな?」




「え?


うん、もちろん!!


じゃあ、桃ちゃんと遊んでるね!」



さっそく

ふたりで、森の中をお散歩することにしました。


桃子はすっかり泣き止み、今はご機嫌です。



「知ってる?桃ちゃん。


月って楽しい事ばかりなんだよーーー


地球みたいにタイヘンじゃないの!」



かぐやは、桃子に頬を寄せてスリスリしました。



「大丈夫よ〜あたしがついてるからね!


さすがに月には連れて行けないけど…


なにかいい方法があるよ!絶対ね!」



「うーー!」


桃子は、お返事するように手を伸ばしました。



「あたしが桃ちゃんをタスケルするからね!


絶対大丈夫なのよ!」



しばらく桃子を抱っこして森の中を歩きました。


どんぐりは沢山集まったので、もう拾うのをやめました。



「地球の森はいい匂いだよねぇ〜」



ルンルンと軽くスキップしながら

自然を感じました。



桃子はかぐやの顔をじっと見つめながら

ご機嫌良さそうにしています。



「あたしは桃ちゃんの味方よ〜

ね?

覚えていてね」



かぐやは、リアル森のカフェの近くに

月から持ってきた荷物をたくさん置いていました。


一応、人目につかないように

草が生い茂った場所を選びました。


その箱の中のひとつに桃の段ボールがあります。


おまんじゅうと一緒に、果物をたくさん入れて持ってきたのですが、ほとんど食べてしまって空になっていました。


かぐやは、その中に桃子を座らせることにしました。


さすがにベビーベットはありませんから。



すると、小さい手を叩いて可愛い声でキャッキャッと笑い出しました。



「あら〜?嬉しいの〜?


桃子だけに桃の箱が好きなのねーー??」



かぐやは、m.uで買ったカゴの中の服が、ぐちゃぐちゃになっていることに気付き


整理しながら優しく話しかけました。



すると…


中に何かが入っているのを見つけました。


この物語は、読む人それぞれの感じ方があると思っています。


もし何か受け取ったものがあれば、そっと教えてもらえたら嬉しいです。

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