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前書き

前書き


医師を志す皆さん、医学の世界部へようこそ!


「入学する前は何でもかんでも頭に詰め込めたんだけど、入学した今、もはや何も覚えられない気がするんだよね」


医学部ってこういう学生が多いよね?


私自身は、医学書を読みふけるのが好きだし、勿論覚えることも得意なんだ。だけど、クラスメイトと話していると、「え~、医学の本ってつまらなくない?漫画版だとしても、読んでるうちに眠くなっちゃうな」って意見も聞こえてくる。彼らは試験に失敗した後、ようやく「マジコロちゃん、助けて!どうすればいいの?」って事の重大さに気づくんだ。


「マジコロちゃん」って呼ばれるのはあまり好きではないんだけど、確かにこの状況は良くない。何とかしなきゃ。そこで、仲間の医者たちと特別な本を書くことにしたんだ。まずは、医学書の何がつまらないのか、ウオザ・ウサキュアとトッポッキくんと話し合ってみた。


「医学書にはアニメや漫画のようなキャラクター同士の対決もないですし、何より面白くないんですよね。これだと、何も学べないと思います」


「あと、つまらない教科書を読むと、『これ読む意味あるか?必要ねぇー』ってなるんだよな。で、後から皆後悔するんだけど」


かなり真剣に漫画化やラノベ化の検討もしたんだけど、あまり上手く出来なくて皆で愚痴を言い合ったりもした。


「くそ、面白い物語を書くのは難しいんだよ!」


「すみません、僕達が書いたこの物語ですが、なんか、『自分達』が見えないんですよね。ありきたりですし…」


「自分達が見えねぇって?おいおい、伝記か何かでも書きたいのか」


「患者の同意なしに症例や病歴を書くのは違法ですし… おや、マジコロさん?誰に電話をかけている?」


こうして、「Dr.マジコロの不思議なケースブック」は誕生した!


実際の「ケース」を例として、色々な病気をなるべく楽しく説明する。まずは、「状態異常」の特徴、症状、特効薬を解説。それから、「ストーリー(やまい)」の特徴、症状、特効薬。状態異常は毒や火傷などのことで、通常のアイテムで治療出来る。一方で「ストーリー病」は特殊な病気で、通常の方法じゃ治療出来ないんだ。これに関して、私自身の個人的な話も少々…。


「あの事件を書いたほうが良いかな」と自問自答したけど、担当の編集者がケースブックを一気に読んだら感動してた!


「同じような経験をした敵やボスも、こんな本を読むべきさ!」


楽しい時も、辛い時も、ほろ苦い思いをした時も、どんな時も医者は知識をアップデートし続ける必要がある。私は、例え試験の勉強のためだけに読んだ本だとしても、一生忘れないものを作りたいんだ。


さあ、一緒に医学の知識を学んでいこう!


挿絵(By みてみん)


Dr.マジコロ

マジコロ病院の医院長


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