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孟夏の記憶  作者: 夏野創
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少年が思い描く夏

拙い文章でございます。

自分でもびっくりしました。

それでも読んでいただけたら幸いです。

15年前、僕はクソガキだったけども、畦道とか、新緑に包まれた初夏が大好きな渋いクソガキだった。

梅雨時、雨の日の間を縫った快晴の日に散歩をしていた。

二日ぶりの晴れだったので朝から機嫌が良く、少し遠いところまで来ていた。

と言っても、田舎なので知らない道もほとんどなかった。


と思っていたら、林に続く獣道を見つけた。

好奇心に酔ってしまった僕は、吸い込まれるように獣道を走っていった。

体感ではすぐに着いたが、実際には10分近く小走りだったと思う。

そして、小さいはずの林の中に、小さなバラックがあった。とても簡素な作りだったが、

逆にそれがより一層、秘密基地という雰囲気を醸し出していた。

警戒など一切していなかったが、一歩ずつ、ゆっくりとその小屋に近づいていった。

ドアの前に立って、律儀にノックをする。

「誰かいませんか」と、拙い敬語で言ってみるも、返事はない。

そりゃそうかと思って扉を開けたら、

思いっきり居た。同い年くらいの少女が段ボールの上で思いっきり寝ていた。

少し驚いていると、ベニヤ板で作られたドアの音で目を覚ましたのか、

少女は綺麗な黒髪を揺らしながら体を起こした。

「いらっしゃい。はじめましてかな。」

少女はそう言って少し微笑んだ。


「あ、えー、はじめまして。」

とりあえず返事はした。

「よく来たね。私はイザナミって言うの。君は?」

「リョウ。イザナミはここで何してるの?」

一番最初に出てきた疑問だけぶつける。

「リョウ君ね。何をしてるのか、っていうと、んー、暇つぶし。」

「例えば?」

「寝ること」

「他には」

「特に何も。強いて言うなら虫取りか植物観察くらい。」

それでも楽しそうだと思った。

別に植物にも虫にも興味はないが、のんびりとした夏の雰囲気を想像しただけで心躍った。

漫画のようだとも思った。これは僕が望んだ夏の世界だと思った。

「今日はなにするの。」

「一日中寝ようと思ってた。」

「よくそんなに寝れるね」

素直に思った。この人夜行性なのかな。

「夜あんま寝れないもの。」

夜行性だった。きっと幽霊みたいな生活してるんだろうな。


「イザナミはここに住んでるの?」

「まさか。暇つぶしに来てるだけだって。」

「毎日くるの?」

「週に2~3度だけだ。」

「学校は?」

「たまにサボってる。」

「不良だね。」

「ありがとう」

褒め言葉じゃないんだけどな


その日は、会話と虫の観察だけで日が暮れていた。

また来週の土日に来ようと思った。


それから週に一回は来ていた。

雨でびしょ濡れになろうと来た。

少女がいなくてもそこはすごく楽しい場所で在り続けた。

ずっと子供でいたいと思い始めた。

それでも時間は過ぎ去るもので、

夏が終わって、季節が巡ると、

またすぐに夏は来た。

僕らの秘密基地に来る頻度も、二人とも少なくなっていた。


月に一度しか小屋に来なくなった少年はある孟夏の日に、

置き手紙を見つけた。

少女の字でもうここには来ないと書かれていた。

そして、14年後にまた会えるからと書いていた。

会える?会おうじゃなくて?

今まで、どうして断言できるのだろうかと考えていた。

だけど、今になって分かったかもしれない。

もうすぐ彼女に会えるという確信が何故かそこに在った。

脳内で結論が導き出される。

もうこれしかないだろうと。

けれどもあまりにも信じ難い。

しかし、ふと、我に返って目の前のことに気が付く。

走馬灯がこんなに長いものだったとは。

後々見返して自分の文章力のなさに失望しました。

僕の先が思いやられる小説でした。


因みにこれで終わりではないです。

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