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転生者、X

作者:竹本 良平
現代日本で1人の男が交通事故に遭う。そして男が目を覚ますとそこは見知らぬ森の中だった。起き上がってみると目の前には水晶らしき物が男の目の前に浮いている。


 そしてそこに映し出されていたのは病室で人工呼吸器を付けられた自分の姿。隣では泣きじゃくっている妻の姿と、その妻との間に産まれた、まだ産まれたばかりの子供の姿もあった。



 自分はもう死んだのかと絶望する男であったが、水晶をよく見てみるとベッドの横に置かれたモニターが微かに目に入り、脈がまだあった事が確認できたのだ。

 "自分はまだ死んでいない"

そう希望を持った男は絶対に元の世界へ戻ると言う決意をする。


 この話は日本とは文化も生活様式も何もかもが違うこの"異世界"と言うおかしな世界で、現代に戻る為に様々な葛藤と闘いながら、必死にもがく男の話である。
転生者
2020/06/19 12:01
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