夏祭り 後編
こんにちは!
高坂時雨です!
たったの2話ではありますが、この話は今回で終わりです。
少しでも怖いものだと僕も嬉しいです。
ぜひ読んでみてください!
受付で、おばさんに2組で1人分の料金におまけしてもらった俺らは、お化け屋敷に入っていった。
少し進み、本堂に入ると、異世界にでも入ったかのように祭りの音がピタリと止み、不気味さが出てきた。
「知ってる?ここのお化け屋敷は、99体のお化けを設置してるんだって!ただ、全部本物って噂だよ!!」
普段怖がりのお前の口からよくそんなことが出たな。
怖さが増したじゃないか。
「怖いこと言うなよ」
「ヒヒヒッ」
望らしくない不気味な笑い方をするな。
望が俺に抱きついてきた。
怖いからだろうか、ひんやりした感じがする。
結構すごいって話を聞いたから、祭りのお化け屋敷にしてはかなり怖いのかと思いきや、ちょっと大きな祭りのお化け屋敷と大して変わらない。
仮装した人や作り物のお化けが
「わ!」
って出てきて2、3歩追いかけてくるくらいだ。
中には、嘘か本物かよくわからない悲鳴なんかも聞こえる。
俺たちは、どんどん前に進み、案外早く出口の近くまで来た。
最後に、台所に来た。
すると、ボサボサの長い髪で、肌に色気がなく、口周りが血だらけの女性が
「待って〜」
と、地面をはうように追いかけてきた。
これが一番怖く、俺は走って逃げた。
「逃げなくていいじゃん」
何言ってんだよ、ってがいつまで抱きついてるんだよ、抱きつかれても走りにくいってことは無いけどよ。
そんなことを思いながら、外に出た。
ふー、怖かった。
ってあれ、望は?
ずっと抱きついてたよな?
お寺の玄関にお坊さんが立っていて、わけを話して探してもらうと、望は、本堂付近に、ボサボサの長い髪で、肌に色気がなく、口周りが血だらけになって死んでいたという。
ってか、あれ?
お化け屋敷だったよね?
意味が分かると怖い話
〜夏祭り 後編〜
を読んでいただきありがとうございます!
どうゆうことか、わかったでしょうか?
簡単すぎた?理解出来たけど怖くない?全く理解できない?何言ってるかさっぱりわかんない?意味が分かり、怖かった?
意味が分かり、怖かったら僕も嬉しいです。
余談ではありますが、ちょうど、ボサボサの長い髪で、肌に色気がなく、口周りが血だらけの女性に良が、追いかけられるとこで携帯がなり、めっちゃびっくりしました。
さて、ここ数ヶ月ですが、小説家になろうにて書きだめしていた小説をカクヨムの方で投稿しています。
そちらの方も、ぜひ読んでみてください!