第三話、「物語の始まり」
ども、るどです。
初めての方も、そうでない方もこんにちわ。
今回は早めに更新出来ました。
前書きはこれくらいで、本編始まります。
「Your Story」第三話、「物語の始まり」はじまり、はじまりー。
《三国 真》
俺は「世界」を後にした後、特に寄り道する事無く、帰宅していた。
いつも通り、晩飯前に風呂に入る。湯船には浸からない。だから、風呂から上がるのは早い。
両親が共働きで、夕食は遅い。
昔から、自宅での食事はなるべく家族揃って、食べる決まりになっている。あまりにも遅い場合は、先に夕食を済ませる。
母親が帰ってくる前に、食器を洗い、洗濯物を取り込む。これも、変わらない。いつも、している事だ。
家事を済ませ、リビングで寛いでいると、程なくして、母親が帰宅した。
母親は帰宅して直ぐ、夕食の用意を始める。
出てきたのは、白米とスーパーで買った惣菜に、インスタントのみそ汁だった。
いつも、しんどいのに夕食を用意してくれるんだ。だから、手抜き料理でも文句は無い。休みの日や、時間に余裕がある時は、ちゃんとした手料理を作ってくれる。
夕食を食べた後、階段を上がり、二階の自室へと戻る。
部屋は、そこまで広くない。敷布団を二枚敷けば、全体がほぼ埋まる位のスペースで、収納に押入れがある。
壁には、アニメやゲームのポスターが飾られてあり、硝子ケースには、女の子のフィギュアが幾つも飾られている。
俺はアニメやゲームの二次元(理想)の女の子が大好きだ。何よりも、大好きだ。愛している。三次元(現実)なんて、どうでもいい。興味無いし、期待もしていない。
ここは俺が俺で在れる、天国だ。二次元(理想)に行きたいと、何度思った事か……。
つい、熱くなってしまった。要するに、「三国 真」と言う人間は、表では息する死体だが、裏では二次元嫁をこよなく愛す、旅人だ。
「何をするかな」
ふと、机に置いたゲームの袋を思い出した。
「面白いかわからないけど、プレイしてみるか」
「世界」の店員から渡された、ゲームを取り出す。
パッケージには、「Your Story」二部作、「Another Story」と記載されている。
二部作と言う事は、もう一つあるのか。知らないゲームだが、思いのほか人気があるのかもしれない。
どうやら、PCソフトのようだ。
パソコンの電源を入れ、ディスクをインストールし、ヘッドホンを装着して、ゲームを始める用意をする。
インストールが終わり、ゲームが始まる。
タイトル画面に「Another Story――もう一つの物語――」と出ている。
スタートボタンを押して、ゲームを始める。
この物語を投稿してから、初のブックマークを頂きました。何処のどなたか存じませんが、有難う御座います。やる気が上昇したので、早く更新が出来ました。誰かに自分の書いた物語を読んで貰えた事に、とても喜びを実感しております。
期待を裏切らないように、これからも執筆を続けていくので、どうぞ宜しくお願いします。
次話の投稿もなるべく早くに更新しますので、気長に待って頂ければ幸いです。
以上、るどでした。