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恋悩

作者: ミツル

私は何も間違っていない。そう思いたい。この想いも、やっぱり私の物なのだ。これを見たら、彼女は何て思うだろう。彼はどんな顔をするのだろうか…。


私が最初に彼に会ったのは、ほんの1か月半ほど前だったかな。彼はお友達と仲良く話して、第一印象は、とりあえずテンションが高い人なんだと思いました。


そんなこんなで彼と話したりして、色々わかったきがするんだ。彼の性格だとか、好きな物とか…多分もう、私はこの時から彼の事に堕ちていたんだと思う。


その数日後かな、彼女と出会いました。彼女は私より数歳下で、可愛くて…ちょっと自分を卑下したりドジだったりするけど、私は彼女の事が大好きだ。


私は彼とも彼女ともいっぱい話しました。いつもならここまで喋れないのに、彼の前だと沢山話したいことが湧き上がってきて、彼の前だととても安心して。


彼はきっと私の事を『友達』だと思ってくれているだろう。私のこの想いはきっと知らなかっただろう。


でも、私はそれで良かったはずなんだ。彼との関係を壊したくなかったんだ。まだ、誰も私の気持ちに気付くわけがない。苦しいけど、まだ隠せるって思ってた。


そんなこんなで一か月が過ぎた頃かな。彼女は彼の事が好きなんだ。と、不意に思った。彼女の反応が不自然で、何か奥で突っかかるものを感じたんだ。


それから数日経ってから、彼女に私の気持ちがばれて、彼女も彼の事が好きだって確信できた。だから、私は彼女を応援することにした。


私は彼が彼女の事が好きなんだって事はなんとなく分かっていた気がする。だから、逃げたんだ。自分が嫌になった。どんどんウザくて黒くて気持ち悪い自分に気付いて、泣きたくなった。


でも、数日したら考えが変わった。彼にこの気持ちを伝えてちゃんと断ってもらった方がスッキリするんじゃないかと思った。未練を残してちゃ彼にも迷惑だろうから。


そう思った時に丁度良く彼が私に彼女と付き合いだしたと言ってくれた。私が彼の事を好きだと言う事も彼自身知っていた。だから、断ってもらった。ハッキリと。


私は彼と彼女に、この恋愛感情を交友感情に戻すと言った。もちろんそうする気なのだが、やっぱり自分は否定したくないものだ。境界線一歩戻るのが、辛い。


彼と彼女が付き合えて幸せになってくれたなら良かったと思う気持ちと、いつか私の事を迷惑がるかもしれないと言う恐怖感。もしかしたら今でも既に迷惑だと思われてるかもしれない。


頭が破茶滅茶になって心が折れそうにもなる。だから、彼と彼女に謝りたい。こんな私でごめんなさい。こんな私と話して仲良くしてくれて、ありがとう。


           -こんなだけど、まだ仲良くしてくれるなら嬉しい。-

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― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして、葵枝燕と申します。  「恋悩」、読ませていただきました。  三角関係になるのかと思ったら、違いました。  私は主人公側じゃなくて、どちらかといえば「彼女」側だったことがあるよ…
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