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私は観測者  作者: ラム肉
破滅と運命の天秤
8/10

6 何が

私はこの異常事態の対応をする為世界に干渉する事を決めた、いやもはや私に対応出来るレベルに無いかもしれないしかし私は観測者だこの世界を見守りつつも終わらぬよう守る責務がある。

(その瞬間私は見つからぬ様この島に元から住んでいるはずの人間に変化した)

ふむ変化するのは初めてだったので少し不安があったが…良かった成功したようだ。この姿であればこの世界の生物からも認識される、だが触れる事は出来ても私にこの世界の物がダメージを与えられる事はない、つまり怪我をする様な事が起きても無傷のままになってしまう。そうなると警戒されるので気を付けなければ、そう考えながら私はどうしようかと辺りを見回す。たまたま近くに居た何やら見覚えのある様なエルフに話しかける。

「こんにちは」エルフは驚いた様な反応を見せたがすぐに「こんにちはお嬢さん」と返事を返した、見た目はあまり意識していなかったが私はお嬢さんな見た目になっているらしい、って違う違うそうじゃない話を聞かなければ。「皆さん慌ただしく動いて居て大変そうですね」、「皆あんな事があった後だこの島もいつ戦場になるか分からず不安なのだろう」(あんな事とは、戦場になるとは私の思っている事で合っているのだろうか)そう思い私はさらに詳しく聞いてみる事にした「すみません私はまだあまり何が起こったのか分からないのですが聞いてもいいでしょうか?」エルフは一瞬戸惑う様な反応を見せたがすぐに何か思い出した様に話し始めた「あぁ、君はこの島の住民だったのかまずは我々大陸や他の島の者を受け入れてくれた事感謝する、魔人が現れて魔獣や魔族を操り人種に襲いかかってきたのだ、結果的に我々は数と力の前に敗れこの島まで追い込まれてしまったのだ」そう語るエルフの顔は悲しげだが何処か不穏であった。しかし今回の元凶はその魔人であろう、ならば私は一刻も早く魔人を探し出し倒す事を最優先にすべきか…私はそう考えエルフに魔人の居場所を知らないか聞こうとした瞬間エルフが一瞬不敵な笑みを浮かべ突然叫び「居たぞ!こいつがアイツらの主!全ての元凶だ!」すると住民が一斉にこちらを見る、と同時にエルフは私に短剣による攻撃を仕掛けるしかし私にこの世界からの攻撃は効かない、見ていた者たちが確信するのにこれ以上理由は必要ないであろう。(しまった)そう思った私はすぐ変化を解除しようとする

が、それは叶わなかった。変化しようとした次の瞬間私は攻撃を受けていた、(何が起きた)私はそう瞬間的に考え思考が遅れてしまった。それが敗因であった。


私は最初エルフ達から魔法による攻撃を受けた、何故私が魔法による攻撃を喰らうのだ、私は理由を考えようと思考する、だがそれはエルフによる火や風、雷等様々であったが憎しみと憎悪によって更に威力を増し洗練された魔法による止まらぬ攻撃により防がれた。「待ってくれ、私は!」っと弁明しようとするが私の言葉は誰の耳にも届かぬ様だった私は1度海まで行き離れようと思い引こうと後ろに下がろうとした、だが今度は爪による攻撃に止められた「カフッ」っと声にもならぬような息が漏れる、(獣人、亜鉄か、これはまずい)私は本来攻撃を喰らう状況が異常な為防御力が高い訳ではないしかも私は今変化、それも人間になっているつまり現段階の私の弱点は人間と同じ、耐久力もやや多い程度と思われる。


その後暫く攻撃を避けつつ海へと向かい逃げる、だが私が逃げた事で倒せると思ったのか追手は増える一方であった。(海だ)私はようやく海を視界に捉えた、だがまだ遠い(クソッまた魔法で操った木で道を塞がれた)もはや海へ向かうには避けようが無いため能力の1つを使う事にした私は走りながら両の腕を後ろへと伸ばし一気に前へと力を押し出した、(良かった成功したか)その瞬間木々は大きく抉れ地面さえも少し削れていた。そして私はようやく海へと辿り着いた、がこの世界は私の事が嫌いらしい。考え無かった訳では無いが一度も見なかったので無いものとして考えていた。海は既に水を操る数名のエルフに支配されていた、その一瞬を突いて海水の槍が私の心臓を正確に貫いた…


正確には水の槍は私の心臓があるべき場所を貫いた、だが幸か不幸か私は変化を上手く出来ていなかったらしく私の心臓は存在しなかった微かに痛みはあるもののほぼ無傷と言って良いだろう…だがそれがより1層私を追っていた人種達に私が人外であるという事実、そして私が元凶であるという考えもまた確信に近いものに変わっていった。


あれから段々と辺りが暗くなる程まで私は間一髪の所で避けたり防ぎ生き残っていた、だがそろそろ限界が近そうだ。その限界は着々と近付いている現実が私の思考を大きく変え救った。(そうか変化を解かずに更に変化を重ねれば良いのだ)そう思いついた次の瞬間私は翼を自分の背に創り出した。私は力を振り絞りそのまま何とか飛び上がり島から離れる事に成功した。

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