1 第1島
ここから物語始まりですが0と-1も見て頂けるとありがたいです
私は今この世界の真ん中にある2つの島のうちの1つに来ている
仮に今この島を第1島としよう
この島にはエルフが1000人ほど住んでおり大木を中心に作られた町がある様だった。エルフは肉を食べるのが苦手で主に木の実などを食べて過ごしている様子で栽培をしていた、正直な所驚いたまさかもうここまで文明が発展しているとは思っていなかった。
「キャハハハハハ」子供達が元気に走り回って遊んでいるここは実に居心地がいい、自然に囲まれているからだろうか木々の隙間から入る日の光、木々のお陰で強くも無く心地のよい風。地図を見るとどうやら町の中心の大木が迷宮への入口になっているらしい、私も迷宮を実際に見るのは初めてなので少しワクワクしている…
大木の近くまで来たが入口が見つけられない何故だろうか、、、「っ!」驚きで思わず声がもれそうになったそうかあれがエルフの魔法か、どうやらエルフは木々も操れる様で上手く入口に合わせて木を創りだし必要な時に開けているようだ。実際に魔法を見てテンションが上がってしまっている、1度落ち着こうと思う。
なるほど、私は先程から入口の魔法で作られた木を見ている。これは凄い、外から誤って子供等が入る等の危険な事故もないだろう、何より氾濫が起きても止められると思われる。これも長く生きているエルフの知恵の1つなのだろうか、やはりこの世界には驚く事ばかりだ。おや、何やら揉めてる様な声がするな「だから!何であそこで引いたんだ!」「しょうがないだろう!」と何やら言い争っている様子だエルフも怒る生き物なのだな…話を聞いていると少しして2人とも別れて行った、どうやら迷宮の中で魔獣がいつもより多かった為片方は倒すべきだと戦おうとしたのをもう一方が止めて撤退し、それに対して不満を言っていたらしい。いつもより魔獣が多かったと言うのは気にかかるが…観測者は基本世界には干渉しない決まりだ
あの後町を眺めつつ木の上で寝ているともう月が見えているというのに何やら騒がしくなってきた、どうやら迷宮の敵が入口近くまで迫っているらしい、その瞬間迷宮の方向から爆音がして私は見た(凄い、火の魔法だ…大木に火はいいのだろうか)私は慌てて近付いてみたがどうやら燃え移ったりはしていないようだ、何故だろうか完全に開いている入口は人が5人は優に通れる程の広さがあるだろうか、にも関わらず入口全体が埋まる程の炎を使い近付くとまだ熱さを感じるというのに、やはり魔法は不思議だ…っと感心している場合ではない、魔獣が入口付近に出ているという事はおそらく氾濫が起きかけている、または起きているのだろう。エルフだけで解決が出来なければ私も干渉しなければいけないがどうなるのだろうか。
あれから1時間程経っただろうか、「エルフは凄かった」この一言に尽きる、魔法を中心として接近戦をするエルフや弓を使っているエルフも居たが私の知っている弓に魔法を併せているようだった、私が世界に気軽に干渉できたら教えて貰いたいものだがそれも叶わない夢だ。しかし魔法は凄いものだ、いやエルフが凄いのかもしれないが入口からの炎で近付いてきていた敵を一掃したと思えばそのまま迷宮内に入ったが分岐がいくつもありアリの巣の様な構造だった、が全員が迷ったりせず自らの役割を果たしほぼほぼ魔獣を倒しきった。ところで倒した魔獣の死体はどうするのだろうかときになっていた所1箇所に集め住人総出で骨と肉と皮に分け始めた、作業をしているエルフの愚痴とも取れる話を聞いていると骨を砕き肉を細かくして野菜や木を育てている場所の土にほぼ同じ量に分けて撒くらしい、皮は内側に付いた肉などをナイフで削り取って毛を取ったものを沸騰したお湯に入れ板のような物に付け引っ張りながら干し、布団や服に使ったりするらしい。因みにサラッと鉄を加工した道具等を使っていた、何か複雑な気分だ。
しかし私は肉もあるなら食べれば良いのではないかと思ってしまうがおそらく苦手なのは何らかの理由があるのだろういずれ知りたいものだ。その後日が昇る前には全員家に帰って行った、干されている皮を眺めるのも意外と新鮮で楽しいものだ。そういえばエルフの食べている物を見ていなかったなと思い朝食を食べている家を探す…ほぼ全員寝ていた、考えて見れば分かる事だった、この世界で初めて悲しみを感じた出来事だった。
昼になる頃には全員起きてきて何を食べているのか見れた!基本野菜が中心で、木の実等はデザートやおやつ、水分が多いものはジュースになっていたりメインではなく副菜の様な扱いだった、野菜だけのご飯も美味しそうだ、どんな味なのだろうか想像が膨らむ。
午後からは子供たちが集まっていたので追いかけると1つの建物に入って行った覗いてみると学校の様な場所だったので興味本位で少し話を聞いてみようと思う。しばらく話を聞いて分かったことがある、エルフはドワーフや人間とは仲が良いが獣人とは仲が悪い様だ、理由を知りたかったが理由までは説明されなかった。その後は簡単な算数の様なものだったり植物の授業だった、いやこの世界に算数的なのあるのかよとツッコミたかったがそこは我慢した。さてこの島で過ごすのもいいが私はこの世界の観測者だ、1箇所に留まる訳には行かない、今度は授業で言っていた第1島の西にあるもう1つの中央の島ドワーフの島に行ってみようと思う。
エルフは意外と戦闘も強かった




