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第13話 そしてそれから。

翌日…うちの娘はいきなり婿と犬を連れて屋敷に帰ってきた。

朝帰りか?無断外泊か??????


聞けば…ドナシアン子爵家の三男らしい。娘の3つ下になる。真面目そうな、おとなしそうな男だ。娘に押しかけられたのか?押し倒されたのか?可哀そうにな…。


兄弟なだけあって、昨日会ったディオンという男となんとなく似ている。そう言ったら、娘にあきれられた。

「全然似てません」

「……。」


「お父様、ドナシアン子爵家にジェラルドとの婚姻の申し込みをお願いします。それから、持参金はいらないと伝えて下さい。替わりにジルをエーヴの婿に貰いますから。いいですね?」


娘はすぐにでも婿を領地に連れ帰りたかったらしいが、仕事の引継ぎをしないと行けないと、婿に説得されてむくれていた。お前は子供か?


それでも領地の小麦の収穫が終わるころに、二人はさっさと結婚式を挙げた。

その少し前にはエーヴは無事に4頭の仔犬を産んだ。可愛らしい、金と銀色の毛並みをちょうど2頭ずつ。


それから半年くらいで、うちの娘も…微妙に?計算の合わない月数で、可愛らしい孫娘を産んだ。娘によく似た金髪だ。


まあ…いいか。うふふっ。

私の初孫は、クロエ、と言う名前になった。は・つ・ま・ご、だ。


真面目な婿のおかげで、コラリー伯爵家は安泰のようだ。








本編 完です。番外編に続きます。

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