『過去〜現在へ』
話のご都合上短め
店から出てきた2人は次のお目当ての場所へと向かう。
「サンディ次は?」
「防具を新調したいと思っていますのでドワーフの店に行きますオーダーメイドは時間ないので、小物類ですね」
「ドワーフってまだいたんだ。もう里に帰ったと思ったら」
「居ますよまだ。ギルド本部の地下二階にVIP専用の鍛冶屋があります。」
サンディは説明口調でマリアに説明するがそのマリアは小首を傾げ、いまいち話が飲み込めていないようだ。
「私そんなこと聞いてない」
「は?もう一回言ってください」
サンディでさえマリアが今何を入ったのか頭に全く入らなかった。
「だからそんなこと聞いてない。」
「何故?月一の定例報告会で方向があるはずです・・・・・そう言うことですか」
マリアを問い詰めようとしたサンディだがその前にマリアが知らないかったに合点がいく。
「また居眠りですか」
サンディ言う月一の報告会では全騎士団の団長、副団長、各大臣達とメイド部隊長(メイド長)とギルド本部長とその従者、が集まり今月の報告をする場である。
そこでドワーフの件についてはギルド本部長が説明をしていると思うのだかとサンディは思った。
サンディはギルド本部長がそんな話をしていたことは覚えている。つまりマリアが居眠りして話を聞いてなかったと言うわけである。そもそも毎回その話はしているのだが何故か覚えてない。
その他にも年に一回、各街の代表が集まる代表会議もあるがここでは省略させてもらう。
「え?そんなことしてないわよ起きてたわよ」
「では先月の会議ではリベリシュ再構想計画が持ち上がりましたが内容は覚えていますか?」
サンディのカマかけにマリアは必死にない記憶呼び覚まそうとしている。
「・・・うん。覚えてるよ覚えてる。あれよあれあれがあーなるって話ね」
がそれはなんの意味を持たない。だってそんな話しなかった。リベリシュの居住環境改善といった話は出ていたが再構想計画と言うほどの大きなものではなかった。
「そんな話ありませんでしたけど」
「騙したね!」
「陛下。今度から居眠りはよして下さい。」
「はいは〜い」
寝ていたと自白しボロが出たマリアは不貞腐れている。
「ギルドに着くまでの間陛下に歩きながら再教育をします」
「え。やだ」
「陛下諦めて下さい」
逃げられないと悟ったマリアは絶賛聞き流しの姿勢に入る。右から左に筒抜けにするつもりである。
(メイド部隊にもお願いする必要があるわね。)
「では陛下ドワーフと言う種族はどう言う種族ですか?」
サンディは歩きながらも陛下を監視し問題を出す。
「ん?物作りが好きな種族よ、鍛冶が上手いと言われるけどそれは間違い。ドワーフ達は自分の持つものは自分で作った最高級の物がいいって種族だから必然的にドワーフが作る物は全て最高品質になっただけ。こんな感じ?」
マリアの説明はほとんど満点に近い回答であった。常日頃マリアの悪い面しか見ていないサンディの驚きの表情である。
「ええ。補足するのであれば彼は自分が使うものは全て自分で作りたがる種族です。まぁ、誰にでも不得意はありますのでそこは妥協しています。」
「では次、ドワーフ達は遠い昔エルフの里の麓に住んでました。その理由は?」
「ん?ここ500年は人間からも嫌われてエルフからも嫌われてただっけ?その前は知らないけど」
「ええ。あってます。各資料によってズレはありますが私の体感で言うと500年以前ですとドワーフと人間は比較的近い種族でありましたが血縁的には人と同じです。そのときあたりからドワーフを亜人と呼び人と区別する奴らが出てきました。もっと酷い奴らは魔物などと言い迫害をしてました。またドワーフの工芸の才能に目をつけた奴らもタダ同然の低賃金朝から晩まで働かせて家に帰れる時には朝日が昇っていたこともありました。
それが種族戦争へ繋がります。
当時人間を嫌っていたエルフ、ドワーフ、亜人の3者が戦争を起こしました。それが先ほども言った種族戦争です。最終的に勝ったのは人口の多かった人間ですが、それが決定的となりそれぞれがそれぞれと関係を断ち切ることとなりました。完全には繋がりは切れていませんが人間に悪感情抱いているのは間違いありません。」
「で、なんでギルド本部の地下にドワーフがいるの?」
「簡単です。彼らも知っています。人間で悪い奴らは極一部だとだからドワーフの中には親人間派もいましたし、人間の中でも古くからドワーフと共生していた親ドワーフ派もいます。当時のギルドが全力でドワーフ達を保護していたので今でもその恩があるのいい地下ではありますがそこで鍛治師として働いてます。時々ドワーフの作る武器が出回るのはそのためです。
私のレイピアもそこのドワーフが作りました。」
ドワーフ達にも人にもお互いに友好関係を築いていた者は大勢いる。お互いに手を取り合い暮らしていたもの達は表に出てこないだけでかなりの数がいると言われている。
その一方で金に目が眩み
誘拐 拉致 監禁
劣悪な労働環境での虐待
ドワーフに認められた主権の侵害
殺害暴行
などなどそう言ったことを働いた貴族も多くいる。
いつかの国王は自分の手記にこう書いている。
『ドワーフと言う友を失うのであれば、それは私たち人間にとって多大な損となる。エルフ、ドワーフ、亜人が手を取り合う事が世界をより良くすると私は思うが今の世界情勢ではそれが叶うことはないだろう。
後世の人により敵対するために武器を持つのではない大事な物を大切な人を守るために武器を持つことをここに祈る。』
英語でねpast 〜 present『過去〜現在へ』ってしてみても良いと思ったけど、これそんな感じじゃないなと思いボツ案になりました。
意味は知らん検索で調べたらそう出てきた
なのでここに書く。いつか使う場面があったら今度こそそうする。
次話予告。
「なので歴史書に載るような人物はみなさん知り合いでしたよ、みんな、私が送り出しましたけど・・・」
サンディは昔を懐かしむよう目で雲の切れ間から見える青空を見上げる。
それが長命種であることの宿命である、
今年最後になるかもしれない蜜柑を食べながら
次は・・・金曜かな?でも明日。祝日だしな。まぁぼちぼち
締まんねぇな




