密談
本当はあまり引っ張りたくないんだけど。引っ張られると冷めるし、
まぁ、話の都合上短くなりました。
大体3000字前後纏めてるんですけどね時々こうなる。
「行った?」
「行きました。」
「それは良かった」
ふー、安堵のため息をつき隠れていたマリアは出て来て定位置に戻る。
「それで何しにここへ?」
「散歩?テヘ?」
その笑顔は性別問わず全ての人を落とせる至高のものであったが・・・唯一サンディには効かない。
「それで何しにここへ?」
「わかった。白状しますよ、丸裸にされる気分ね本当になろうかしら?」
「やめてください。私の目が汚れます。」
「自分で言うのもなんだけど、私綺麗だと思うけど、この胸とか〜お尻のラインとか〜」
マリアは自分の胸を少し持ち上げる。それを見たサンディは顔を顰める。
「たまに騎士団の訓練にも顔出しているし」
そしてさらなる一言でさらに顔を顰める。
「陛下が何をしているのかしら、よく大臣達が黙ってますね」
「黙ってるわけないじゃん。」
「だけど騎士団のみんなが助けてくれるよ。こうやって『助け・・けて、お願い』って沈んで顔で少し袖を引っ張ってあげればすぐ助けてくれるよ」
サンディの袖で同じような仕草を見せると流石のサンディも少しうぅ、とくるものがある。
「・・・それで何しにここへ。あっ、身を固める気になりましたか?それは重畳のことです。それで誰ですか?」
「サンディ、まだそんな気は無いわ、別に今の王国議会のように選挙で選ばせるのもありだと思うけど」
どの口が言うのかしらね、王国議会を、1番嫌ってるのマリアだと思うけど。
「陛下は王国議会は権力の巣窟だと言ってお嫌いだったのでは?」
「そっちもあとで手を入れるわ、裏でコソコソしている貴族共を少し減らしてあげないと」
「その方法はもうお考えで」
「一応ね、」
「それで陛下何しにここへ?」
これで通算4回同じ事を繰り返しはぐらかし、を繰り返している。
「そうね、流石に言わないとサンディ怒るもんね。」
「既に怒ってますが」
いつもの目は違い苛つきが見え始めている。
「そんなこと言わないの、それでここに来た目的ね知りたい?」
「そんな茶番はどうでもいいので早くしてください。」
もう諦めたみたいだ。
「リベリシュに向かう手筈が整ったわよ、はいこれ」
マリアが差し出したのはリベリシュ領主に対する査察状と鍵であった。
「これは?」
「リベリシュ領主に対する査察の許可証。それとこの鍵がリベリシュにある家を借りたからその鍵。同棲も出るように一軒家にしといてあげたわ」
「余計だと思いますが?」
「ワジル君も必要でしょ、それに手駒も数人連れて行かないと1人じゃ大変だよ」
「別に部屋をとっても良かったのでは?」
「リベリシュのアパートは今、部屋取れないわよ、出たらすぐ入る状態。そもそもリベリシュから引っ越すこと自体稀。一軒家なら多少は空きがあるみたいでブラムに無理言って取らせたの、それが限界。
本当はリベリシュの騎士団宿舎が空いていれば良かったけどそのも空いてないの。」
リベリシュのアパートの部屋が空いていないなら、騎士団に入ればリベリシュに住めると思いついた奴らがリベリシュ騎士団に入団して宿舎入っている、ブラムは言っていたとマリアは言う。
「まぁ、仕事はちゃんとしているし文句はないけど、」
「その部屋どう言う間取りですか?」
「2軒取っといたわよ、女性棟と男性棟、3人なら1人1部屋で住めるわ鍵もあるし安全面も大丈夫なように、騎士団駐在所近くにしてあげたから」
「マリアにそんな気が使えたんですね」
「私だって必要なことはやっているわよ、あと生活に必要な備品はブラムに用意させておいたから、それとお金はあとで支給するから。」
マリアはそう言うと立ち上がる。
「サンディ今大臣いる?」
「彷徨ってますよ、そこら辺を」
サンディの耳に足音が入ってくる、二つはメイドのものだが、一つは大臣のものであった。
「わかった、こう言う時のために用意して良かった」
「何をです?」
マリアは現物を見た方が早いといいバックからロープを取り出す。
「用意がいいですね・・・」
サンディがそう言う間にも手短な柱にロープをくくりつけ強度を確認し窓から投げ捨てる。
「怪我しても知りませんよ。」
「大丈夫〜大丈夫。良くやるし」
サンディはマリアのアホな発言にとうとう頭を抱える。「本当大臣達にお灸を据えてもらう必要がありますね」その呟きはマリアには聞こえなかった。そう言っている間にもマリアは体を窓から出し、ゆっくりと降りていく。
「あと、お願いね」
マリアはそういい、窓からはマリアの姿は消え、青い空と木々のみとなる。サンディはそれを見にドアに向かうと
「大臣!陛下発見!」
と大声で叫ぶと大臣は転んだのか痛!と言う声が聞こえる。痛みに耐えサンディの部屋のドアを開けて大声で大臣を呼ぶ、そうすると空いた窓からドスッという何かが落ちた音がする。
「陛下!サンディ様、陛下は?」
「先ほど窓から出て行きました。」
「・・・はい?・・・サンディ様ちょっと失礼」
大臣は断りを入れサンディの部屋に入るとロープが柱に繋がれ、それは窓に続いている。
「陛下!政務が!」
時既に遅しであった。そこにはマリアが走り去る姿しかなかった。
陛下はよく窓から飛び降りる気になったことやら。
大臣も大変だな逃げられてばかりで。
サンディも捕まえる気ないし、メイド部隊も年頃の女の子だからと知らんぷりしてるし、




