閑話 その後
先日の話で第一部完結となります❗️これからは将希主体からサンディ主体の話に移り変わります。
拙いところございますが気にしないでいただきたい。
誤字脱字確認してるんですけどね、つい忘れる
騎士団長サンディは嘆いている。
日が暮れた頃。
大酒飲み大会で飲み過ぎてまた重要なことを忘れていた。
「あっ!」
「どうしましたか?団長。」
団長が急に立ち上がり、実況を終えて休憩中のワジルが酒片手にそう聞く。
「3連覇したんだよな私」
サンディは恐る恐る確認するがそれの何がそんな驚くような事なんだろうか?。
「ええ。そうですが・・・これ美味いなこの酒とは少し合いませんが、それを探すのも面白そうだ。」
「ん?そんなにうまいのか?」
酒のつまみに将希が作ったチョコレートと言う四角いお菓子を食べている。それを見て団長も一つ取り上げる。その隣にはホワイトチョコレートと言う白い物もある。
そちらもおいしかった。
将希曰くお酒でも単独でもリナちゃんの作るスイーツと合わせても美味であると言っていた。
「これは美味い、ビールとは合わないがウイスキーなら合いそうな気がする。」
サンディの頭の中ではウイスキーが浮かぶ。
「ええ、そうですね。ウイスキーだけではなく、ワインなども合いそうな気がします。後で試してみますか」
「そうだな美味そうだ」
団長とワジルは楽しそうに語る。
2人の脳内ではその想像が現実のものと、思うほど鮮明な映像で感じている。
実際口の中にはウイスキーの味がする。
「私も食べましたよ」
そこにギムレットがふらっと現れる。
「おぉ、ギムレットか、お前は何が合うと思う?食べてみろ」
団長はご機嫌なのかチョコレートを差し出す。さて、何を忘れていたのか?。
「私はブランデーと合わせて食べてみましたがそれも美味しかったです。将希殿に提案しましたよ、チョコレートの中にお酒をいえてみても良いのではとそれもありだと言われました。」
差し出されたチョコを食べてあの時の感じを思い出す。
口の中で広がるブランデーの香りとチョコの甘い香りがマッチする。
「ギムレットはブランデーか、私はウイスキーだなワジルはワインだそうだ、選べないな・・・どれも美味そうだ」
団長はすこしうっとりした目でビールのジョッキを見つめる。まるで今。ウイスキーを持って飲んでいるように。
「そうですね、これにクルミなど混ぜてまた違うハーモニーを醸し出しそうな気がします、」
「美味そうだな」
「頭の中で味が想像されるな、実際に食べている気分だ。」
サンディとワジルは想像の世界に耽る。
「団長。ご想像のところ申し訳ありませんが、そろそろ現実の方に目を向けて頂いた方が宜しいかと・・・」
ギムレットが団長を現実に引き戻す。
その現実とは目の前で死屍累々のように床に倒れている。
カールはどこからか酒を仕入れてきたのか牢獄の中にはビール瓶が3本転がっている。
将希は先ほどカール以外の三馬鹿に乗せられて酒を飲みすぎお寝んね中。
そして残りの団員達も、大酒飲み大会が終わりその熱気をどこに放出したかと言えば、全て酒に向かってしまった。馬鹿な奴らだとしか言いようがない。
飲めもしないのに飲み。わざわざアルコール度数の高い酒を飲み。美味いからとつまみと食べ。まだ誰も倒れていないからとたかを括り、節度をわきまえず飲み。
「わかってるよ、わかってる。」
団員は思考をやめて現実を、直視する。
直視なんかしたくない。酒の力で現実から全力で目を背けているのに。
「団長、目を背けないでください。」
「これを背けずに居られるか?なぁワジル」
団長は面倒ごとをワジルに押し付ける。
「私は何も知りません。」
まーたかよ、ワジルまで、団長である私の気持ちを考えろ。
「ワジルまで団長と同じように・・・はぁ、ため息しか出ませんよ」
今日ここに来てまだ数分だがすでに聞こえる範囲で3回はため息が聞こえる、これで4回目だ。
「ため息ばっかつくと老けるぞ、」
「お気楽団長は楽ですね」
「お気楽で結構。どこぞの王族さんみたいに肩身の狭い思いするよりマシだよ、見てみろ、ブラムなんて気持ちよさそうに寝ているぞ」
団長の視線の先にはいまだに参加者で気持ちよさそうに爆睡し寝ているブラムが居る。
「普段計り知れんストレスが彼の身に降りかかっているのだろうな。まぁ、そんな事私には関係ないがな!」
何がそんな面白いのか・・・
「あの人も普段相当から大変ですからね。胡散臭い貴族の処理に処分、市民からの通報や苦情、大臣からの呼び出し、はたまた我らの尻拭い、その点に関してはまだ我々は幸せですね。先日ブラムが言ってましたよ『ここ5日間家に帰れてないんだよ、あはは、あはは、はぁ、まだうちの子10歳でな、1番遊んでやりたい時なのに仕事が〜仕事がー』っ死んだ魚の目をして言ってましたよ、ほんとかわいそうでしたよ。だから私は言いました!休めばいいじゃんって、そうしたらほんとに休みましたよ。まさか真に受けるとは」
ギムレットの1人語りが続く。いつもなら休んでられないだとか言って仕事に戻るブラムがその時だけは休んだまさかギムレットも休むとは思っていなかったんだろ。
「あぁ、だからか私のところに普段ならブラムがやる仕事が回ってきたんだ不自然だと思ったよ。その原因がお前だったとはな。ギムレット、覚えてろ。」
「ヒエッ、助けて」
「まぁ、可哀想だなブラムも、大臣達の処分はほんと面倒だ、私の場合は陛下に根回しして消してるが、ブラムにはそのコネはないからな、まぁいい気分で寝てるし良いか、後で少し精霊の悪戯でもしてあげるが、それにここの飯代は全部王立騎士団は持ちだろ」
何故か今日の団長はかなりご機嫌が良いみたいだ普段ならギムレットはみじん切りにでされていたがそんな事なく五体満足でいる、ついでにいつもなら他人の心配なんかしないあの、あの!団長が他人の心配をしている。
「はい、そうなっています。」
全額王立騎士団払いとなっていますとギムレットが言う。
「かなり酔ってらっしゃるようですな」
普段なら絶対に言わないような親切な言葉を連発する団長にワジルが突っ込む。
「酔ってねえぞ、私だって大変だ、部下だって自分勝手で面倒で胡散臭くて馬鹿でどうしようもねぇ奴らだ、部下を交換できるならまず真っ先に三馬鹿を交換してやるよ!だが!そんな夢は夢のまま終わるのがオチだ!」
天高く挙げられた拳はテーブルへと落下する。
「酔っていますな」
「ですな、団長も大変だ」
「そうだ!大変なんだよ、団長は・・・」
「副団長はスカウトって名目で、ピーな店に出入りしているって噂を聞くし。ワジルは娘に貢いでいる、どこまで本当か知らんが厄介ごとだ。」
「なぜ俺まで?、俺は純粋にスカウトに行ってますよ、女の子の」
「だからそういう噂が立つんだギムレット
「ワジルこそお前だっていつになったら娘離れするんだ?、まさか娘さんが結婚していろんなことを始めてもお前、そこにいる気か?一緒にやってるのか?」
「私は節度を守っているよ、お前とは違う。」
「私だって守っているとも絶対に知らない奴には手は出さないよ」
「知っている奴には手を出すのか・・・」
「なんだよ!いけないか?」
「好きにしとけ・・・殺されたら海に埋葬してやる」
「ワジル。それは埋葬じゃない!棄てるって言うんだ!」
「なら、火山で火葬してやろうどうだ?いいだろう」
「それじゃもう、火葬じゃない、廃棄だ!」
「いいご身分じゃないか。火山で火葬なんて絶対に体験できないよ」
世界で初めてだよ!
「ワジル。それじゃ生きてるうちにおとされるのか?俺は」
「酒に酔わせてハイになったところでポンと落としてやれば死んだことも解らないうちにバイバイできるよ、バイバイ」
ワジルはギムレットの顔の目の前だ手を振る、ギムレットはその手を振り払う。
「なら!ワジルは生きたまま埋めてやる!地面の中で頭冷やしな!あっそうだ少しだけ飯と水も用意してやる。いいだろう気づいたら土の中、永遠に出れない自然の監獄だ!あはははあははは!」
そんな2人もかなりお酒が身体に回り始めてきたみたいだ、普段ならギムレットの売り言葉など買わないワジルが珍しく買い、
普段もっとマシな事を言うワジルが単純な思考になり始めてきた。
「・・・・ほらな、いつから我々は陛下直轄酒騎士団になったんだろうな」
ほんといつからだろうか、と言う問いが3人の中に生まれる。
「いつからでしょうね、」
「相当前から酒は飲んでいましたが」
ギムレット、ワジルは両古参幹部は知らん顔でいる。
「どこか出かけたらすぐ酒飲むな。ここ最近じゃリベリシュに行ったらミーシャの店で夜が明けるまで飲んでるからな。それを目当てに入団する奴らもいるそうだ、そう言う奴らはもれなく天国へ旅立ったけどな。」
「最初は善意だったんです」
ギムレットは酒のせいもあってかふらっと呟き昔を語り始める。
ギムレットは酔うと昔語りタイプなんですね、
団長はストレスを吐き出しそう。
ワジルは涙脆くなると、
この後もこんな感じの呑気な話が10話近くあるのかな?知らんけど。たぶん?あるかも、まぁ、その時がくればわかるね。
うん!そうだ!きっと!日本語って便利。
まぁできるよう善処します‼️




