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将希の異世界日誌  作者: 雄太
リベリシュ編
44/139

騎士団の契約



「・・・・負けました」


 ギアラは何が起きたか把握できていない。


 ギムレットが『始め』、と言い、ギアラの指が動く前に団長のレイピアが胴胸の触れるように置かれていた。


 そして自分は何もしていないのに剣が逃げるように手から離れたと思ったら空になった手には剣が戻っている。『落としたわよ』その一言が遠く遠く遠くに聞こえる。


「ありゃりゃ。やり過ぎたかな?」


 にっこりとここ最近のイライラを吐き出した。将希の後始末にグランド、ギムレットが連れていたグランド、ハイエナ貴族、ここ最近サンディは疲れていた。唯一疲れが取れるのは誰かを倒した時だけ、だからこそたまには完全勝利をして見せた。


「えっ?何が起きた?」


 思わず目を擦る。そしてベタに頬を抓る。そしてまた目を擦る。目をパチパチする。


「凄い・・・これが騎士団長の実力」


 そしてもう2人何が起きたか全く把握できていない人物がいる。


 将希は目の前の光景すら見えていたかった。スキルを使う前に決着がついてしまった。


 ナナサは団長が動く瞬間は見えたがその後は影すら見えずその目には背景が見えるほどあった。


 ●


「私の勝ち」


 ギアラが落ち着いた頃、勝ち誇った笑顔でどう?と言っている。


「酷いですな」

「うわー、それがそんなに嬉しかったんだな」


 サンディさんも大変だな。

 ギムレットはいつも間近でサンディの剣術を観ているがそれでも、酷いものがあった。


「挫折を知らないと成長出来ないよ新人」


「新人ですか」

「新人?」

「それってまさか」


 3人が口を揃える。


「ナナサ・ソーラ  ギアラ の両名を今日より陛下直属騎士団への入団を認める


 我々、陛下直属騎士団に求められるのはただ一つ

 陛下への忠誠のみ

 そしてそれを支える実力

 ただそれだけだ。」


 チッ、また俺がか、


「有難きお言葉」


 ギムレットは跪きそう口にすると、ナナサはギムレットの真似をする。


「有難きお言葉」

「俺はそんな胡散臭いこと言わない」


「面白い、いつまで耐えれるか見てやろう。ギムレットあと1人はどうする」


「は、その事ですがそのタイプが将希殿と同じ料理人なんです。どうしましょう」


「では将希殿の下に付けるとしよう。将希殿は宮廷料理人兼陛下直属騎士団の臨時団員と言う扱いだ同じようにしとけばいいだろう。宮廷料理人の方は見習いで。」


「承知しました。」

「え?なんで俺?そもそも俺騎士団員じゃない。入った覚えない。」


 将希の一言にサンディは何故と言う表情をするがすぐに元通り戻る。


「・・・その事でしたら最初、契約書に明記済みです目を通されたのでは?そして部下ができることは別に問題ないでしょ。」


 将希は記憶を探すがそもそも契約書に何が書いてあったか600万マキシアと休日以外覚えてない。


(不思議だね。人間って、いいことしか覚えてない。あはは・・・)


 そして将希が受け取った契約書の複本は既に行方不明。


「そんなこと書いてあった?」


 首をかしげる。少しの間が空きサンディは答える。


「・・・はい」

「何その間?」

「ギムレット、戻るわよ」


 それには答えず立ち去る。


 ●


 翌日 騎士団はナナサとギアラと正式に契約を交わし、晴れて騎士団員となった。


 その契約書には長ったらしくこう書かれている。


 陛下直属騎士団は陛下にのみ忠誠を誓い陛下を守るために全力を注ぐ。


 陛下を止めることが我らの役目でもある。


 我々は影から陛下を見守る。表立って行動することはない。しかし裏だからこそ全力を注がなければ命を落とすこととなりうる。それは陛下であろうと騎士団であろうと同じことである。


 陛下の命令に異議あった場合、それを公にしてはならぬが正当な理由があれば命令を無視することは可能。


 陛下直轄騎士団指揮系統図


 団長 サンディ・オレスト

 副団長兼指揮統括 ギムレット・リクス


 1番隊 隊長サンディ

 2番隊 隊隊長ワジル

 3番隊 隊長ディーズ


 その他略 


 各部隊長に人員30名が付く。


 原則として直属の上司以外の命令に従う必要性はない 団長 副団長を除く。


 尚、緊急性がある場合のみ指示に従う義務がある。


 団長が死亡またはそれに準ずる事態になった時、副団長が臨時指揮権を持つ。


 団長、副団長共に何らかの理由で指揮ができない場合その場にいる最上位者が権限を持つ。


 基本給(年間)400万マキシア、

 新年度には30万マキシア増額を20年続ける。

 各隊長、副隊長はプラス200万マキシア基本給に乗せられる。


 戦場に出た場合は臨時手当として50万マキシア支給。尚、戦場に出るのは団長が必要と判断した時のみ。それ以外で出た場合報奨は無し。


 陛下の護衛に就いた場合20万マキシアを手当として支給。


 怪我をした時は

 腕一本3000万マキシア

 足一本4500万マキシア

 を本人に20年の分割払いとなる。


 死亡時は7000万マキシアを遺族に支払う。その場合分割払いとなる。それプラス3階級の昇格。


 騎士団は支払うと書かれている。


 その他にも勤務形態などか一方的に書かれている。


 騎士団宿舎への入居を義務付ける。


『副隊長、隊長、副団長、団長、既婚者はこれに該当はしない』


 騎士団宿舎の施設使い放題。

 騎士団宿舎併設食堂の使用時間は

 朝6時から7時。

 昼11時から13時。

 夜18時から20時。

 18時以降は自由時間。


 朝の訓練などは各部隊長、団長に一任される。



 以下略

騎士団って結構福利厚生っていいんですね、


なんかもっと。死ぬまで走らせて死ぬまで筋トレさせて死ぬまで食べさせて死ぬまで実戦訓練やらせてって思っていたけど。


腕一本3000万マキシア、安いのか高いのか・・・


だけど陛下直轄騎士団は陛下にのみ忠誠を誓うのかすごいな将希なんて忠誠心のカスもないのに。


それはそうとこないだ連れて行かれた貴族はどこに消えたの。知らない方がいい話もあるみたいだ。


なんか、長くなったので

ナナサ達の紹介は次話以降。

 

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