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将希の異世界日誌  作者: 雄太
パルク編
12/139

燃え上がる炎



 クマリアとのデート兼買い出しに行く前、クマリアが女性特有の悩み、つまり、化粧に時間をかけている間、サンディがいつものようにどこからか、ふらっと歩いてきて、将希を発見した、そして捕まえた。簡単に言えば胡散臭い世間話に付き合わされていた。


「将希殿これからデートですかな?」


 その瞳には笑みが浮かぶ。チッ、サンディが現れた、サンディは交戦状態になった。


「そうですけど、なんか文句ありますか?」


 サンディの、先制パンチが決まった。


「いえ何も、もし将希殿がくまちゃんと結婚した場合私はお姉ちゃん面出来ますね。あれこれ命令なんてね面白そう。」


 ゲスイ、なんでこんな奴が騎士団団長なんて出来るんだ?



「良いかもねそれも」


「思っていた回答と違いましたね、まぁ、良いでしょう、不合格です。」


「何が?」


「あぁ、そうだあとひとつだけよろしいですか」


 聞いてないよー


「ノーって言っても聞かないんでしょ」


 付き合いは浅いがその見せない腹黒さに定評のあるサンディの言うことぐらいわかるみたいだ。その結果予想通りの展開になる。


「よくお分かりで、では将希殿、貴方は熊の獣人にはちみつをプレゼントしますか?」


 サンディは魔法クエスチョンを唱えた。


 何の意図があるだこんな問題。普通に考えれば、くまの◯◯◯があるから問題ないような気がするけど、そもそもあれって熊の獣人か?あれは日本の常識でここは……

 異世界。だから違うって事か?いやでもこの世界にもハチミツはある。なら問題ないのか、


「良いんじゃないか?渡しても」


 悩んで出した結論はまともだがこの世界の常識てば不正解だった。


『将希殿、もし熊の獣人にはちみつをプレゼントしたらお前は熊だと言っている事と同じなので絶対にやめてください、種族間での戦争が起きます。それと自分から蜂蜜を買う事自体はあります、やはり美味しいですからね、

 なので絶対にくまちゃんにはちみつをプレゼントしないように、材料として使うのであるならば問題ありません。』


「そ、そんなにやばいの?熊の獣人にはちみつ贈るって?」


「はい。そうですよ、将希殿の世界ではどうなのかは知りませんがこの世界での常識です、他にも兎の獣人の前でうさぎ肉を食べない、そもそも兎の獣人は兎からの進化ではありません、いまだに解明されてはいませんし、」


「へー、そうなのなんか大変だな、この世界」


 わからないことはないちゃないけどね、ん〜、まぁ、牛の前で牛肉食ってうまいって言われて、どう思うかって話なんだろうな、まぁ。もし自分が牛なら嫌だな、そりゃ、


「他には?何があるのかそんな禁忌的なの?」


 サンディは待ってましたとばかりに目を輝かせる。

 お、うそんな待ってたのか知らなかった。


「まだまだありますよ、他にはドワーフに家を贈らない、彼らは工芸細工が好きなので自分たちの住む家は自分たちが作りたい、そう言う性格なので、もし贈ったら。その家を材料として新たな家をつくります。」


 将希は早口で説明するサンディ少し押されているがどうにか、バレないように努める。


「すげ〜な。そこまでか、そこまで凝ってるんだなドワーフ。壊して作り直すか、何でもありだな。」


 将希が無駄に肯定したせいでサンディの説明したがりに、火がついた、


「その他にはエルフの森には許可された人物以外入らないとか、」


「エルフの森?そんなのあるんだ」


 ヘェ〜何でもあんだな


「過去にエルフの希少性から貴族共からの迫害を受けていました、簡単に言えばペットにされていました。なので今から約1000年前、私たちにとっては長い時ですが、彼らにとってはつい先日の話ですが、なので今でもネチネチ子うるさく言ってきますが。まぁ、その当時エルフを迫害してした世界統一国家マグワリスが内戦で滅び。その後バラバラとなった大国、その中には我が国もありますが、その国々とエルフの国で盟約が交わされ、世界大陸中心部、全国家と面した地域をエルフの国と決め、不干渉地帯とすることと決めました、我々はエルフの国の国境線に人質として王族を派遣。それは今も続いていて、エルフの国は各国に盟約監視団兼交流員として同じく国境線にエルフを派遣そこで相互交流と入国許可などの役所業務もしてます。」


「なんか、想像してたのと違うな、もっと険悪な関係とかって勝手に思ってたけど」


 なんか、よくある話だと。エルフと人間は仲が、悪いとかって思ってたけど違うんだな。


「いえ、そうでもありません、今はそこまでの険悪な関係ではありませんが、盟約が制定された当時はひどいものであったと伝わっています。その内容については守秘義務がありますので無理ですね。」


「そんなやばい話なの?」


 サンディはゆっくりと頷く。


「言えるのはエルフの許可なく国境線を超えないこと、もし越えたら、その後のことは全て自己責任となります、遺体すら残らない可能性も、そもそもの話エルフ達は国境線にエルフ特有の魔法をかけており侵入者対策をしています、警告されて国境線を出ればどうにか命は助かりますが、それでも居座るのならば、直ぐに死にます。」


「やばい、そんな事まで」


「しかし、過去の人類がやっていた事よりか、幾分マシかと、過去の人類はエルフをペットとし首輪をつけ服なども着せずに街を歩いたと言われてます。その他にもエルフ狩りと称して、森の奥で密かに暮らしているエルフの達の木を燃やして。炙り出し、出てきたところを射殺す、射殺したの羽根を毟り、工芸品として闇市場に流していたり、落とし穴などを作りそこに落ちたエルフを捕まえ、生きたまま蝋固めにしてその灼熱と苦痛の悲痛な表情を見ながらお酒を飲み、どのエルフが1番悲痛な顔をしているかで競い合ったそうです。最後はそのまま固めて。工芸品として貴族共の裕福度を図る指標となっていました。今もどこかにエルフの被害者達がいるとされています、そして今現在もそれを現実としてこの目で見ていたエルフは大勢います、そのエルフ達は今でも人間のことを信用しているわけではありません、いつか起こる戦いのために、今も防具や武器の手入れを欠かしていないと言われています、まぁ、朗報は新たな世代が生まれつつある事ですね、エルフの中では新世代と呼ばれて言いますが、」


 サンディは将希が黙り込むのを見て直ぐに謝る。


「おっと暗い話になってしまいました。申し訳ない、」


 サンディは頭を下げる。


「しかし、過去にはこんな事もあったと言う一例であります。それも現実に起こった事です。私たちには遥か昔、彼らにとってはつい先日の話です。」


「……・因果応報、」


 将希はそうポツリと呟くとクマリアの自室のドアが空きクマリアが顔を覗かせる。


「……将希、様?それにサンディ様まで?どうか致しましたか?」


 おっとやばい、まずい、俺は何も悪くない、ただばったり出会ったサンディと話してだけそれも、デート直前のクマリアの自室の前で、死んだな。俺。


 クマリアは将希の脇で親しげに話しているサンディの話をドアの前でギリギリ聞いてた、が声は不鮮明で何を言っているかまでははっきりとは聞こえていなかった、だから出てきた。


「くまちゃん、おはよう!」


 サンディは素早くクマリアの懐に入ると、いきなり、クマリアを抱き上げ回転しスカートが巻き上がる。


「やめて!」


「ごめん、ごめん」


 サンディはゆっくりと回転を止め、クマリアのスカートもそれと同時にゆっくりと靡くをやめる。


「で。2人は何を?してたのですか」

「ジェラシー?私の戦えて可愛い騎士団長に?」


 何それ歌って踊れるじゃないの?普通、

 将希の心の呟きは無視されてた。


「違う、そもそもサンディが私にジェラシーを抱いてるのでは?」

「ふーん言うようになったわね、くまちゃん、いつもなら言い負かされてベットで泣いてるのに」

「泣いてない。」

「そう?私、くまちゃんの部屋の前ら通る時シクシク言ってたの聞こえたよ〜。シクシクシクシ、ってね、」

「まぁ、まぁ、2人ともやめなよ。可愛い2人が怖い顔してるのって良くないよ」


『私たちの何が怖いって?/言ったかな』


 2人の声が重なる、


「ヒィ助けて」


 つい小声でそう呟く。


 ●

燃え上がる炎


恋か嫉妬かわからない

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