110話 怒り
「ありがとう、助けてくれて」
「安っぽいわね」
サンディはグランドの心からの感謝をバッサリ切り捨てる。
御涙頂戴 感動の再会 劇的な再会 奇跡
他にもいろんな再会の言葉があると思うがこれ以上に感動の再会に似合わない言葉はあるだろうか?。少なくともマリアは聞いた事がなかった。
「サンディ、それひどくない?」
「グランドが頭下げてるの見て面白い?私は面白くないわ」
グランドはゆっくりと起き上がり腿周りについた土を叩き落とす。
「昔からそう言う奴だぜ。たまには自分の気持ちに素直になれよサンディ。俺がバカみたいじゃん」
「グランドに借りを作りたくないの」
「作られたのは俺のような気がするが?」
「その時の借りは今返したわ、」
「そうかい。俺はあのニコラウス?だっけあいつの聴取に行ってくるわ、あとはよろしく頼む、」
「そう言えば、ニナちゃんいいの?全く話に入ってないけど」
サンディの視線の先にはみんなすっかり忘れていたが本来の試験参加者ニナが?を浮かべポカンとしてある。展開の速さに理解が追いつかないようだ。
「すっかり忘れてた。お前さんの実力もすごい合格だ。ついでにお前も上に来い。陛下の奴はどうする?」
「陛下も連れて行ってください。私はお茶してます。」
「ケーーキ。」
マリアの悲鳴が聞こえたがサンディは、無視した。
「では陛下、上の方に」
「お前らは応接間だ。たとえ陛下だろうが貴族だろうが俺はそんなことしない。」
●
その後、マリアとニナにはその後グランド名義でギルドカードが発行された。
「なんか安っぽい」
グランドからからギルドカードを手渡され第一声がそれである。
「おいおい。はぁ、もういいや。ほいニナも」
「まずこいつの説明しないとな。
ギルドカードはお前らの身分証となる。陛下には必要ねぇがな、
それを見せればマキシア王国内での各関所での検問の一部免除などできる。他にもギルド本部、支部での買い物の割引だなこれはランクによって割引率が変わる。新人は高く高ランクになると減る。まぁ新人は金がないからな。陛下には金があると思うが。あと、あそうだ提携している武器屋防具店などでの割引もある。あとは表で売ってる新人冒険者への手引きを買ってみてくれ、俺が監修している。値段は2000マキシアだ。まぁ説明はこのぐらいだな」
所々愚痴と嫌味も金儲けいろんな欲が溢れ出ていたがどうにか説明を終えたが・・・
「ねぇ所々酷いんだけど」
「俺はギルド本部長代理だ。俺に逆らうな」
「代理じゃなければ権力あるのにね」
サンディの呟きの真意はわからないがニナとマリアにはギルドカードが発行された。
「ニナ、ウチに来ない?」
サンディはニナをお持ち帰りするようだ。
「どこですか?」
(流石にないも聞かずにホイホイついてこないか、あの三馬鹿がいかに馬鹿だったか)
普通そんな言い方で着いて行こうと思う方がおかしいと思うのだが。
「陛下直轄騎士団へようこそ。私はサンディ・オレスト。陛下直轄騎士団団長。それでそこにいる間の抜けたのがマリア・マキシア。我が騎士団唯一の主人」
すでに内堀まで埋めたようだ。そんな埋め方では逃げられるだけだと思うのだがサンディは気にしない。どんな手を使っても有能な人材は捕獲したいのである。
「いえ、私には私のしたい事があります。なのでお断りします。」
「私、君みたいな子好きよ」
それはサンディの告白であった。がしかし愛のではなかった。
「いつか、興味があったら私のところに来て、君みたいな将来有望な子はいつでも歓迎するから」
「わかりました。その時。お願いします。」
サンディの熱量に押され、承諾してしまったのがニナの運の尽きであったのかもしれない。
その後サンディと陛下は王城に戻ったがその後すぐにタイミングを見計らったように伝書魔法が送られた。それを見た団長はグランドからの書簡を破るほどに力を込め。が破れず皺が付くのみであった。
「グランドッ!!」
サンディの元に送られて来た伝書魔法にはグランド名義でこう書かれていた。
『サンディ。
普通の衛兵じゃニコラウスを拘束するのは厳しいだからお前来い。
もっと早く言うべきだったと思ってる。悪い悪い。あはは』
サンディもストレスがひどそう
そうだ宣伝だ。諸々、短編も更新してます。




